春日部の高齢者施設連続死 虐待疑惑、埋もれた真相 「防止法」の趣旨生かせず 産経新聞 5月26日(日)7時55分配信 高齢者介護施設「フラワーヒル」(埼玉県春日部市)で、入所者を殴ったとして傷害容疑で元職員の介護福祉士、大吉崇紘(おおよし・たかひろ)容疑者(29)が県警に22日逮捕された事件では、同じ時期の4日間に別の入所者3人が相次いで死亡していた。施設や行政は虐待の疑いがあるとみて調査に入ったが、確証が得られず、真相の解明には至らなかった。虐待の疑いがある場合に通報を促す高齢者虐待防止法が平成18年に施行されたが、まだ十分にこの法律を生かし切れていないのが現状だ。 【フォト】 老老介護の限界…絶望、96歳夫は91歳妻の首を絞めた 「申し訳ない」「驚いているというのが正直な気持ち」。23日に記者会見したフラワーヒルの理事長と施設長はこう謝罪した。 大吉容疑者がここに着任したのは22年