世界の核弾頭の数は、アメリカとロシアが保有数を減らしたことで、全体でも去年に比べて少なくなった一方、軍備の増強を進める中国は、NPT=核拡散防止条約に加盟する核保有国の中で唯一、増やしたという分析が明らかにされました。 これは、世界の軍事情勢を分析しているスウェーデンのストックホルム国際平和研究所が3日に発表した年鑑の中で明らかにしたものです。 それによりますと、アメリカやロシアなどNPTに加盟する5つの核保有国に、NPTに加盟していないインドとパキスタン、イスラエルを加えた世界8か国の核弾頭の数は、ことし1月現在、去年よりもおよそ10%少ない17200発余りとなっています。 これは、主にアメリカとロシアが核軍縮条約「新START条約」に基づき、戦略核弾頭を減少させたり、老朽化した核弾頭を処分したためです。 その一方、軍備の増強を進める中国は、NPT加盟の5つの核保有国の中で唯一、核弾頭を
スイスのジュネーブで開かれているNPT=核拡散防止条約の会議で、核兵器は非人道的なものだとして、いかなる状況でも使用すべきではないなどとする共同声明が提出されましたが、唯一の被爆国の日本はこの声明に署名せず、NGOなどから批判の声が上がりました。 この共同声明は、ジュネーブで行われているNPTの再検討会議に向けた準備会合で24日、南アフリカの代表団が提出しました。 声明では「核兵器の使用によって、直接に人が死ぬだけでなく、社会や経済の発展は停止し、環境は破壊され、将来の世代は健康や食糧や水を失うことになる」として、核兵器の非人道性を強調しています。 そのうえで、「いかなる状況でも核兵器を二度と使わないことこそが人類生存の利益につながる」として、核兵器の不使用を訴えています。 共同声明には74か国が名前を連ねましたが、唯一の被爆国である日本は署名しませんでした。 これについて、軍縮会議日本政
アメリカ政府は、核兵器の性能を維持するためだとして、核爆発を伴わない臨界前核実験を1年10か月ぶりに行ったことを明らかにしました。 アメリカ・エネルギー省所属のNNSA=核安全保障局が、6日、発表したところによりますと、臨界前核実験は、前日の5日、西部ネバダ州の核実験場で行われたということです。 実験は、高性能の爆薬を爆発させてプルトニウムに強い衝撃を与え、その反応を調べるもので、保有する核兵器の性能や安全性を維持するために必要だとしています。 アメリカが臨界前核実験を行うのは去年2月以来で、27回目です。アメリカ政府は、1992年に核爆発を伴う核実験の一時停止を宣言していますが、臨界前核実験はCTBT=包括的核実験禁止条約で禁止されていないとして、実施を続けています。 オバマ政権は「核なき世界」を掲げていますが、2010年9月に4年ぶりに臨界前核実験を行ったほか、強力なエックス線を使って
コダックが本社地下に兵器級ウランの原子炉を隠し持っていた!2012.05.15 14:005,766 satomi 年初あえなく倒産したコダックですが、ほんの6年前まではコダックがその気になれば核戦争だって始められたんですね...知らなかった...。 NY州ロチェスターの本社地下に、核爆弾が製造できるグレードの濃縮ウラン3.5ポンド(1.6kg弱)を燃料とする原子炉が密かに存在したことが今頃になって明らかになりました。 いったい何故? 核研究施設ならともかく、民間のフィルムメーカーであるコダックが、そんな危ないもの、どう許可を得たんでしょう? ましてや、あの人口密集地のど真ん中に...! 謎なところだらけですが、本当のところは誰にも分かっていません。 新聞社の人に元社員の人がうっかり口を滑らせて最近明らかになったのですが、取材を受けたコダック側も原子炉のことは敢えて社外には公表してなかった
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く