名建築の武華駅逓、改築検討 北見市、年内にも老朽化調査 (08/23 16:00) 築100年を控えリニューアルが計画されている武華駅逓 【北見】北見市教委は、老朽化の進む市指定文化財「武華駅逓(むかえきてい)」(留辺蘂町滝湯)のリニューアルを検討している。まちの歴史と文化を伝える貴重な建築物でありながら来館者は伸び悩んでおり、6年後の築100年へ向け、あらためて注目を集めたい考えだ。観光面での活用を図ろうと、山の水族館や温泉街のある温根湯地区へ移築する構想も浮上している。 武華駅逓は1920年(大正9年)に官設の駅逓として設置された。木造一部2階建て、延べ床面積は約230平方メートル。36年(昭和11年)の廃止後は住宅として使われた。70年に所有者が留辺蘂町(当時)に寄付し、現在は開拓当時の農機具や生活用品など約600点を備えた開拓資料館として無料公開している。宮大工が手掛けた洋風の建築