もはや社名の「ジャパン」とは何か、の域です。詳細は以下から。 昨年12月に中国の企業やファンドで作るグループから大規模な出資を受け入れ、有機ELパネルなどの新工場を中国国内に建設することなどが報じられたジャパンディスプレイ(JDI)。 同社の頼みの綱であり、顔色をうかがう相手でもある筆頭株主「産業革新投資機構(INCJ、旧:産業革新機構)」は、経産省が関与を強める姿勢を打ち出したことが不信感を呼んで民間取締役9人が一斉退陣するなど、ガタガタの状態です。 そんな中で進むJDIへの出資話。ダイヤモンド誌の報道によると同社に出資するのはシルクロード・インベストメントキャピタル(CSIC)や資産運用会社「嘉実基金管理」、自動車部品メーカー「敏実集団」などの中国勢と台湾のタッチパネルメーカー「宸鴻集団」とのこと。 中台連合は600~800億円をJDIに出資した上、中国政府の補助金を活用して約5000