(CNN) イラン国民のほぼ半数は、女性の服装が政府によって規定されることに反対している――。女性に対して公共の場でイスラム教のベール「ヒジャブ」着用を義務付ける法律に対して反発が広がる中、イラン大統領府がそんな世論調査結果を突如として公表した。 この調査結果は、大統領府の調査機関であるイラン戦略研究センターが4日に発表した。数日前には首都テヘランで、ヒジャブ着用義務付けの法律に対する抗議デモに関与したとして、29人が逮捕されたばかりだった。 イランではこの数週間、生活費の高騰や景気低迷に対する不満の高まりを背景として、女性が公共の場でヒジャブを脱ぐ抗議運動が全土に広がっていた。 意識調査は同法が施行されてから数十年後の2014年、イラン学生世論調査機関が男女を対象に実施。政府による介入の是非を巡り、ヒジャブ着用は個人的問題かどうかを尋ねた。 その結果、回答者1167人のうち49.2%が、
