ブックマーク / shibayan1954.com (130)

  • GHQが焚書処分した田中喜四郎の政治詩集を読む~~その2 『戦争の神々』

    利権大安売 次は「利権大安売」という作品を紹介しよう。 『支那利権大安売!』 支那利権いらぬか 大変安い! 大安売! 大支那大利権いることないか 南京政府の蔵相孔祥熙が 一生懸命哀れ深い表情で 支那乞のように 欧米の国々を 憐れみを乞いながら 悲しい声で歩いているではないか 自国の民衆を 如何に悲境に沈まそうと 自国の領土を 切売りに捨値で売ろうと 彼らにとって それが何であろう 英国の袖にすがり 米国をくどき フランスの袂をつかみ ロシアに泣きを入れ 何という立派な 紳士的態度であろうか かかる蒋介石政府の態度こそ 支那全土を挙げて 白色人種の好餌にかかり 白色人種の為には 支那領土を全部でも提供するが 同色の日人の為には 吠えつくではないか 噛みつくではないか 喰いつくではないか 何という結構な 憐れな態度であろうか この支那犬の主人こそ 主人である英国こそ まこと東洋人種の為には

    GHQが焚書処分した田中喜四郎の政治詩集を読む~~その2 『戦争の神々』
    ot_nail
    ot_nail 2023/08/31
  • 「GHQ焚書 全リスト」その11  しに~しょ

    GHQ焚書の全リストの第十一回目で、今回はタイトルが「しに」から「しょ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。

    「GHQ焚書 全リスト」その11  しに~しょ
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    ot_nail 2023/08/28
  • GHQが焚書処分した田中喜四郎の政治詩集を読む~~その1 『戦争と戦争』

    GHQが焚書処分した詩集や句集には戦意高揚させるような作品が多いのだが、世界情勢や国内の情勢について記された詩集も存在する。今回は田中喜四郎という人物が著した『戦争戦争』の中から、いくつかの作品を紹介させていただくこととしたい。 著者の田中喜四郎についてはネットで検索しても経歴など詳しいことはよくわからないのだが、戦前には多くの詩集や句集を出しており、戦後も『ここは寂しき処』『苦悶の花』などの詩集を出している。戦後の著書の奥付に簡単な略歴が書かれていて、彼は広島市天神町に生まれて、明大英法科、東洋大哲学科、早大英文科に学んだことと、いくつかの作品が列記されているのだが、その中にはGHQに焚書処分された二冊の詩集はなぜかカットされている。 英国の人道主義 あまり長文の作品の紹介は難しいので、簡単に読める作品を案内させていただく。最初に紹介するのは「英国の人道主義」である。 英国の労働党よ

    GHQが焚書処分した田中喜四郎の政治詩集を読む~~その1 『戦争と戦争』
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    ot_nail 2023/08/26
  • 「GHQ焚書 全リスト」その10  し~しな

    GHQ焚書の全リストの第十回目で、今回はタイトルが「し」から「しな」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。

    「GHQ焚書 全リスト」その10  し~しな
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    ot_nail 2023/08/22
  • ジンギスカンについて書かれた絵本がGHQに焚書処分されている

    GHQの焚書リストの中には、小学校低学年向けに書かれたと思われる絵が少なからず存在する。今回紹介させていただくGHQ焚書は昭和十九年に刊行された『ジンギスカン』という絵なのだが、わが国の偉人の伝記でもなく、蒙古帝国を築いた英雄について書かれた絵がなぜ焚書処分されたのだろうかと誰でも考えると思う。文は、当時の尋常小学校の教科書のように、カタカナと平易な漢字で書かれているのだが、読みやすいようにカタカナをひらがなに変え、地名ややさしい表現は漢字に変えて、内容の一部を紹介させていただく。 母の教え 昔から世界にできた国の中で、蒙古帝国ほど土地を広く持っていた国はありません。 ジンギスカンは、その蒙古帝国を創った人です。 ジンギスカンは今から七百八十年ほど前、蒙古のオノン川の近くで生まれました。その時手には血のかたまりを握りしめ、目は火のように輝いていたといいます。はじめ名前をテムジンと付

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    ot_nail 2023/08/21
  • 「GHQ焚書 全リスト」その9  こくま~さ

    GHQ焚書の全リストの第九回目で、今回はタイトルが「こくま」から「さ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。

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    ot_nail 2023/08/18
  • GHQに焚書処分された「雅楽」の本

    GHQは様々なジャンルのを焚書処分して戦後の日人に読めなくさせたのだが、焚書リストの中にはどうしてこのようなをGHQが焚書したのかと不思議に思うようなタイトルのが少なくない。 多忠龍 今回紹介したいのは、昭和十七年に多忠龍(おおの ただたつ)氏が著した『雅楽』(六興商会出版部 昭和十七年刊)というであるが、なぜGHQが焚書処分しようとしたかはタイトルだけでは見当もつかなかった。 雅楽の多くは外国から伝えられた Wikipediaによると著者の多忠龍氏は、古代以来の宮廷雅楽家の家に生まれた雅楽師で、このを出版された二年後に亡くなられたとある。このには、雅楽の歴史について詳しく記されているのだが、雅楽は推古天皇の御代以降奈良時代にかけて朝鮮や支那などの音楽がさかんに渡ってきたということはこのを読んで初めて知った。 私どもがうかがっているところによりますと、推古天皇さまの御代のこ

    GHQに焚書処分された「雅楽」の本
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    ot_nail 2023/08/14
  • 「GHQ焚書 全リスト」その8  こうま~こくほ

    https://shibayan1954.com/degital-library/ghq-funsho/government-office/ https://shibayan1954.com/degital-library/ghq-funsho/kokutai/ https://shibayan1954.com/degital-library/ghq-funsho/korea/ https://shibayan1954.com/degital-library/ghq-funsho/foreign-work/ 下記のリストで、「分類」欄の ・「〇」は、「国立国会図書館デジタルコレクション」でネットで一般公開されているでログインの不要なもの。 ・「△」は「個人向けデジタル化資料送信サービス」の手続きをして、ログインすることによってネットで読める。 ・「×」はデジタル化されているが、国立国会

    「GHQ焚書 全リスト」その8  こうま~こくほ
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    ot_nail 2023/08/11
  • 「GHQ焚書 全リスト」その7  こ~こうほ

    GHQ焚書の全リストの第七回目で、今回はタイトルが「こ」から「こうほ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。

    「GHQ焚書 全リスト」その7  こ~こうほ
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    ot_nail 2023/08/07
  • 「GHQ焚書 全リスト」その6 く~け

    GHQ焚書の全リストの第六回目で、今回はタイトルが「く」から「け」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 前回に引き続き、GHQに焚書処分された永松浅造の著作を紹介したい。今回紹介するは昭和十七年に発刊された『くろがねの父』というで、帝国海軍を育てた勝海舟、伊東祐亨、山権兵衛、東郷平八郎、加藤寛治の海軍人生を詳述したであるが、GHQは時...

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    ot_nail 2023/08/03
  • 「GHQ焚書 全リスト」その5 き

    GHQ焚書の全リストの第五回目で、今回はタイトルが「き」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 骨抜きされた木戸孝允の「版籍奉還論」  教科書などでは明治維新がスムーズに行われたかのように描かれているのだが、幕府が倒れて政権が朝廷に戻ったといっても当初において朝廷は軍隊を持っておらず、戊辰戦争の征東軍は勤王諸藩から兵を借りて、藩の軍費...

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    ot_nail 2023/07/31
  • 「GHQ焚書 全リスト」その4 か

    GHQ焚書の全リストの第四回目で、今回はタイトルが「か」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は火野葦平『海南島記』と、永松浅造『海軍機関学校物語 舞鶴』『海軍航空隊』の3点である。

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    ot_nail 2023/07/29
  • 再び緊急入院したことと、当面のブログ運営について

    7月20日の夜から翌日の朝にかけて数回にわたり下血をし、21日に緊急入院しました。 一昨年の2月に悪性リンパ腫が悪化し、その治療のために大阪市のO病院で入退院を繰り返してきました。昨年の11月に、最新の治療を受けるために兵庫県のH病院に移りましたが寛解に至らず、小腸に病変部を残したままの状態で以前からお世話になっていた大阪市のO病院に戻って経過観察をすることとなりました。7月18日の血液検査では特に異常はなかったのですが、その3日後に緊急入院することとなってしまいました。 22日の胃内視鏡検査で胃の出血がないことが確認され、24日には大腸内視鏡検査を行う予定がありますが、おそらく小腸に残されている悪性リンパ腫の組織崩壊が出血の原因なのでしょう。 入院後の輸血や点滴薬により今のところは消化器の出血状況は落ち着いてきているようですが、今後の出血状況次第では、出血している小腸の部位を切除し、正常

    再び緊急入院したことと、当面のブログ運営について
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    ot_nail 2023/07/26
  • 「GHQ焚書 全リスト」その3 え~お

    GHQ焚書の全リストの第三回目で、今回は・パンフレットのタイトルが「え」~「お」で始まる書籍及びその国立国会図書館のURLをまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は次の三点である。

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    ot_nail 2023/07/21
  • 『映画戦』(GHQ焚書)を読んで、第二次大戦前の宣伝戦、思想戦、情報戦を知る

    戦争は最後は武力によって勝敗が決まるものだが、武力に優位性がある方が戦争に勝利するとはかぎらない。もし他国から思想戦、宣伝戦、情報戦等が仕掛けられて国民が分断されたり国民の戦意が乏しくなっていては、そもそも勝てるはずがないのだ。そのような工作は古くから存在し、特に動画に音声を吹き込まれるようになってからは、映画が国民の啓蒙や、他国に対する工作に積極的に用いられるようになった。今回は津村英夫著『映画戦』(朝日新選書 ; 13)というを紹介したい。 平和な時代に思想戦の武器として映画が用いられるようになった 第一次世界大戦および第二次世界大戦に於いて、思想戦・情報戦がいかに行われたかについて『映画戦』には次のように記されている。 前大戦(第一次世界大戦)では公然の思想戦武器として最も活躍したのは新聞紙および通信事業であり、雑誌による政治評論などであったが、当時の英国は有名なる海底電線網を世界

    『映画戦』(GHQ焚書)を読んで、第二次大戦前の宣伝戦、思想戦、情報戦を知る
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    ot_nail 2023/07/18
  • 「GHQ焚書 全リスト」その2 い~う

    GHQ焚書の全リストの第二回目で、今回は・パンフレットのタイトルが「い」~「う」で始まる書籍及びその国立国会図書館のURLをまとめたものである。 このリストのの中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は次の三点である。

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    ot_nail 2023/07/15
  • 戦後日本人に知らされていないインドの歴史~~『印度』(GHQ焚書)を読む

    以前このブログで武藤貞一のをいくつか紹介した。 この人物は今ではほとんど知れていないが、調べると、戦前の昭和十一年から「大阪朝日新聞」の論説委員となり、「天声人語」欄を執筆。昭和十四年に「報知新聞」の主筆となり、戦中の昭和十七年に読売新聞社編集局顧問となっている。戦後は「自由新聞」を創刊し、動向社を設立して軍事外交評論に筆を奮ったというのだが、注目したいのは、彼が戦前戦中に発刊した三十二点の書籍のうち約四割にあたる十三点がGHQに焚書処分を受けている点である。これほど多くの著書が高い確率で焚書処分されているケースは珍しいのだが、彼の著作に関しては、GHQに焚書処分されたもされなかったも、戦後の著作も含めて彼のすべての著作が、なぜか長い間「国立国会図書館デジタルコレクション」でネット公開されてこなかった。ところが令和4年5月19日から「個人向けデジタル化資料送信サービス」を開始され、同

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    ot_nail 2023/07/13
  • 「GHQ焚書 全リスト」その1 A~あ

    ネット公開されている「GHQ焚書リスト」 第二次大戦終戦後わが国に進駐してきた占領軍が、昭和21年から23年(1946~48年)にかけて、当時流通していた書籍のなかから戦後の日人に読ませたくない書籍やパンフレットのリストを作成し、それらを秘密裏に没収・廃棄することをわが国に命じたのだが、そのリストがのちに50音順に編集されて『連合国軍総司令部から没収を命ぜられた宣伝用刊行物総目録 : 五十音順』というタイトルで、文部省社会教育局から昭和49年に出版されている。ありがたいことに「国立国会図書館デジタルコレクション」で一般公開されているので、誰でもネットでこのリストを閲覧することができる。 このはのちに『連合国軍総司令部指令没収指定図書総目録―連合国軍総司令部覚書』と改題されて今日の話題社から復刊され、中古市場では今では数万円の高値がついているようだが、中身は先ほど紹介させていただいた

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    ot_nail 2023/07/08
  • 明治四年一月に廣澤眞臣を暗殺した黒幕は、政権中枢にいた人物ではなかったか

    明治十七年(1884年)に山崎之人が著した『維新元勲十傑論』というがある。このにおいて著者は明治維新に尽力した志士の十人として、西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通、江藤新平、横井平四郎(小楠)、大村益次郎、小松帯刀、前原一誠、廣澤兵助(眞臣)、岩倉具視を挙げて、それぞれの伝記を記している。これらのメンバーのうち横井、大村、廣澤の三人は明治の初期に相次いで暗殺されており、そのうち大村、廣澤は長州藩の人物である。 廣澤眞臣 (Wikipediaより) 明治二年(1869年)に起きた横井小楠暗殺事件、大村益次郎の暗殺事件についてはすでにこのブログで書いたのだが、この二件については暗殺された事情も一通りわかっていて、その下手人も捕らえられ処刑もされている。しかしながら、明治四年(1871年)の一月に起きた廣澤眞臣(ひろさわ さねおみ)の暗殺事件については、彼が何のために暗殺され、下手人が誰であった

    明治四年一月に廣澤眞臣を暗殺した黒幕は、政権中枢にいた人物ではなかったか
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    ot_nail 2023/07/03
  • GHQに焚書処分された、丸本彰造 著『食糧戦争』(昭和19年刊)を読む

    第一次世界大戦は戦争でもあった 戦争は軍事力がいくら優位にあっても、糧が不足しては戦えないということは当たり前のことなのだが、わが国では、戦後になってからは特に、糧自給の重要性が軽視されるようになり、外国から安く輸入すべきだという主張が長きにわたり幅を利かせてきた。そのために、今や我が国の糧自給率はカロリーベースで4割を下回る水準となってしまっており、穀物自給率については3割を大きく下回り主要先進国のなかで突出して低い状態が続いていて、そのことに警鐘を鳴らすようなマスコミは皆無といって良い。 戦前、戦中においては、糧を自給できるようにすることの重要性について述べた著作が少なからず存在したのだが、戦後になってGHQはこのようなのいくつかを焚書処分している。今回は、当時陸軍主計少将であった丸彰造が著した『戦争』新大衆社 昭和19年刊というの一部を紹介することといたしたい。

    GHQに焚書処分された、丸本彰造 著『食糧戦争』(昭和19年刊)を読む
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    ot_nail 2023/06/24