■文明はなぜ滅ぶのか? 地球5000年の歴史は、文明の興亡の歴史でもある。シュメール、アレクサンドロス王国、ローマ帝国、モンゴル帝国、清帝国・・・その全盛期を思えば「滅亡」など想像もできない。 ところが、現実は・・・みんな滅んでしまった。建国以来、「万世一系(一つの皇統が続く)」を貫いているのは、日本のみ。 つまるところ、 文明は、生まれ、栄え、滅ぶのである。 では、あらためて・・・文明はなぜ滅ぶのか? 異民族の侵入、内乱・革命、自然災害、気候変動、原因はいろいろあるが、行き着くところ、 「問題の複雑さ>人間の問題解決能力」 つまり、問題の複雑さが人智を超えたとき、問題は先送りにされ、積もり積もって、カタストロフィ(大破局)に至るのである。この境目を、社会学者レベッカ・コスタは「認知閾(にんちいき)」とよんだ(※1)。 では、文明は、どのようなプロセスを経て「認知閾」に達するのか? 歴史上
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