先日、Buffaloの無線ルータ WZR-450HP にDisplayLink社のUSBグラフィックスアダプターを接続して、PCモニタにshellを表示することに成功したのでそれまでの道のりを紹介しようと思う。 実験記録みたいな感じなので、単にアダプタを接続するためのHowToではないことに注意。とにかく語りたいだけ(笑) この記事の内容は、先日弊社で開催のFULLER エンジニアミートアップで発表した未完成のスライドおよびkosen10sLT #03で発表したスライド(下記)と同一だが、内容を時間の都合で多少端折っていたので、この記事では発表でしゃべらなかった細かい所も詳細に語りたいと思う。 ルータでルータのプレゼンをした話。 ~# 技術解説 from Takumi Sueda www.slideshare.net 事前におことわりしておくが、私は電波法を侵さないよう細心の注意を払いなが
どんなサービスでも、国内外を問わず多くの人に使われるのは歓迎すべきことです。けれどあまりに多くの人に使われ、頼られた結果、自身のインフラに想像以上の負荷がかかってしまったらどうでしょうか。 今、そんな状況にあるサービスがあります。福岡大学が1993年10月から提供し続けている、日本で最初の公開NTPサービスです。インターネットが研究の対象を超え、社会やビジネス、日常生活を支えるインフラとなるにつれ、同大学の公開NTPサービスの利用者も劇的に増加し、今では1つの大学の手に余る規模のトラフィックがあるといいます。 それなら「あくまでボランティアで商用サービスではないのだから、いっそ停止してしまえばいいのではないか」と思う人もいるでしょう。ところが、そう簡単には停止できない事情があるのです。 黎明期のネット利用者を支えた、研究・ボランティアベースのサービス NTPとは「Network Time
TP-Linkのルーターは、使用者に無断でデータをAviraに送信している模様です。海外メディアのTECH POWER UPが報じました。 近年のルーターは、単にルーティングをするだけでなく、ホームネットワークのセキュリティ機器としての役割も担っている。TrendMicroのアンチウイルス機能を使用するASUS AiProtectionや、BitDefenderの保護機能を使用するNETGEAR Armorといったサードパーティによるセキュリティサービスが急増している。 中国のTP-Linkも同様に、一部のルーターはTrendMicroやAviraと提携して同様のサービスを提供している。しかし、Redditでのユーザー報告によると、TP-LinkがAviraと提携しているHomeShieldサービスは、UI上から無効化していてもAviraにデータを送信しているという。 Aviraの機能は、
お金を掛けずに赤外線通信したい 赤外線を使ってシリアルデータを送る方法としてはIrDA用のモジュールを使う方法がありますが、専用の受光モジュールはちょっと高くて気軽に手を出せない感じ。しかも、IrDAよく分からない。 IrDA赤外線通信トランシーバ・モジュールRPM851A(2個入) 一方、赤外線リモコンの受光モジュールは結構安く売られています。(今回の実験につかったPL-IRM-2161-C438は、秋月電子のカタログから消えてしまいました…) 赤外線リモコン受信モジュール PL-IRM2161-XD1 実験してみる 今回は、この赤外線リモコンの受光モジュールを使って実際にシリアル通信が行えるかどうか、実験してみました。 全体の構成はこんな感じ。送信部、受信部はそれぞれUSBシリアル変換器経由でPCに接続されています。PCからは2つのシリアルポートに見えます。 PC(COM3)→USBシ
大量のスマートフォンを用意して、大量のポイント還元をむしり取るグレービジネス「羊毛党」が下火にならない。それどころか、IT企業は新規顧客獲得のために、ポイント優遇を大型化しているため、ますます羊毛党が暗躍することになっていると電商馬小雲が報じた。 組織立って行われる「ポイント還元」のむしり取り ネットサービスが始まる時やキャンペーン期間などに、大型のポイント還元が行なわれることはもはや珍しくない。この還元ポイントを一生懸命集める人が出てくるのもごく普通のことになっている。 しかし、中国のポイントを集める人たちはレベルが違う。数千台のスマートフォンを用意して、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のようなスクリプトを書き、一晩で数万元から数十万元の利益を上げる。組織立って行われているグレービジネスなのだ。 ▲ある羊毛党のアジト。大量の中古携帯を並べて、PCからスクリプトで自動操作
前回の記事: 技適マークつき BLE パケットスニファを入手する BLE の通信プロトコルは複雑ですが、パケットの内容を適宜精査すれば 座学的な情報の向こう側にある実像を捉えることが可能となるでしょう。 パケットスニファを使って実際に BLE 機器間の応酬を追ってみました。備忘をかねて以下に情報を控えます。題材には低価格で出回っているありふれた Anti-Lost 系 BLE デバイス A を選びました。この小さなデバイスには LED・ブザーと押しボタンスイッチが実装されており、対向スマホアプリとの間で双方向のやりとりが可能なつくりになっています。 操作内容 デバイス A と Android 端末を使って以下の操作を行いスニファで BLE パケットのログを採取しました。 デバイス A の電源を入れる Android 端末上の対向アプリからデバイスを探索しデバイス A との接続を確立 アプリ
Bluetooth Low Energy (BLE) の勉強のために BLE パケットを覗いてみたいと思いました。BLE の通信プロトコルは複雑ですが、パケットの内容を適宜精査すれば座学的な情報の向こう側にある実像を捉えることが可能となるでしょう。 国内では次のような BLE プロトコルアナライザが販売されています。もっともこういった数百万円オーダーの専用機にはなかなか手を出せません。 Ellisys - Bluetooth Explorer 400 - Bluetooth Instant Protocol Analysis System - www.ellisys.com BluetoothR Explorer 400プロトコル解析システム - www.gailogic.co.jp もっと手軽な方法として、BLE チップ・モジュールベンダの提供するパケットスニファを利用する選択があります
ITU-Tが定めたFAX通信規格「T.30」に存在する脆弱性を利用すれば、ターゲットのFAX番号を知っているだけでバッファオーバーフローを引き起こし、デジタル複合機(MFP)を乗っ取ることができる。さらにランサムウェア「WannaCry」でも使われた脆弱性攻撃ツールなどを組み合わせれば、複合機を踏み台にしてオフィスネットワーク内のPCやサーバーにも侵入を拡大し、機密データを盗み出すことなども可能になる――。 2018年8月12日、米国ラスベガスで開催されたハッカーイベント「DEF CON 26」では、こうした攻撃手法を紹介する講演「What the Fax!?」が行われた(講演タイトルはネットスラング「WTF=What the Fuck」のもじりだ)。講演を行ったCheck Point Software Technologiesのセキュリティリサーチャー、ヤニフ・バルマス氏とエイヤル・イト
光ファイバーの盗聴について考えたことはあるでしょうか?「光ファイバーって盗聴できるの?」「そんなの知ってるよ」など答えは様々かも知れません。ただ実際に試したことがある方は少ないのではないでしょうか?本稿では、光ファイバーの盗聴を実験した顛末を紹介します。実験は成功したのでしょうか? 本記事は、光ファイバー(光ケーブル)が盗聴されるリスクがある事を知っていただく事を目的としています。光ファイバーについて場合によっては必ずしも安全というわけではないことを知った上でセキュリティ対策を考えていただきたいと思います。 ご自身の環境以外では試さないようお願いします。 なぜ光ファイバーからの侵入? 技術部の安井です。長年制御システムを開発してきた経験から制御システムセキュリティ向上に取り組んでいます。以前LANケーブル(有線LAN)からの侵入・盗聴の実験を紹介したところ多くの方に参照いただけました。 サ
概要 izmさんから頂いたHaritoraのプロトタイプに対し、メカ・回路視点からブラッシュアップを行ったさいの、検討内容まとめ記事です。 Haritoraとは? 装着型の下半身モーションキャプチャーデバイス。 trackerたくさん付けるの高いやん?ってトコからスタートしてたはず。 初めまして。 Haritoraという下半身トラッキングシステムを作っています。 ベースステーションが結構高いので、フルトラを民主化出来たら嬉しいです('-'*)#vrchat pic.twitter.com/nQstCKjmy7— Haritora (@HaritoraVR) 2020年5月3日 何故作ったの? 1つ目は、最近Kicadで遊びはじめたので、じぶん以外の人が使うデバイス(回路)を作ってみたかった。 2つ目は、izmさんと得意領域が分かれており、かつお互いの領域について知見があるので、やりとりがス
USB Type-CをUSB Standard-Aに変換するアダプターはUSB Type-Cの仕様的にNGです。 はじめに USB Type-Cの変換アダプターを1つぐらい持っている方も多いのではないでしょうか。かくいう私もMicro-BをType-Cに変換するアダプターを緊急用としてカバンに忍ばせてたりします。 このように変換アダプターを持っている方も多いと思いますが、その一方で、仕様で禁止されているUSB Type-Cの変換アダプターが販売されているのはご存知でしょうか。 例えば、このようなアダプターです。 こういった「Type-Cレセプタクル to Standard-Aプラグ」という変換アダプターですが、実は仕様で禁止されています。 しかしながらAmazonなどではこういった仕様違反の変換アダプターが平然と売られているので、この件についてちょっと掘り下げてみます。 用語の説明 早速説
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く