サラリーマンは時間がない。ではどうすべきなのだろうか。先般の『凡人が才能のある人に勝つためにやるべき1%のこと』の中でも述べたが、効率の良い努力を積み重ねることだ。では、何を持ってして「効率が良い」と定義すべきかは、人によってバラバラであろう。 その一つのアプローチとして本書短時間効率的サイクリングトレーニングがある。限られた時間の中で最大の効果を得るには何が必要なのかが記されている。しかも、運動生理学を軸に専門家が書いているのだ。 単位時間あたり、どのような刺激が運動生理学的に効率が良いのかが記されていることは興味深い。 著者はメディカルドクターのジェスパー•ポンド•メデュス氏。ワールドカップ、世界選手権に出場する選手選手たちのパーソナルトレーニングを行っている。本書は、著者が四年に渡り綴ってきたトレーニングブログを書籍化したものになる。そして、出版を機に最新の理論に基づきアップデートが