バイクをこぐときは、ペダルの通る位置によって働く筋肉が変わります。それによって、ペダルを回転させる力や筋力が変わってきます。より速いスピードやペダルの回転数を上げるためには、ペダルの動きによって働く筋肉や力の伝えやすい位置を理解する必要があります。 ここでは、ペダリングで力を入れるポイントについて解説していきます。 2時から4時の間で力を入れる ペダリングでは、クランクが真上にきている点を「上死点(トップ・デッドセンター)」と言います。また、真下を「下死点(ボトム・デッド・センター)」と言います。これらはエンジンのシリンダー内のピストンの位置を表す用語ですが、自転車でも同様に使われます。 時計の針でいうと、上死点は12時、下死点は6時の位置になります。さらに、12時から6時でペダルが下がるのをダウンストローク、下死点から上死点まで、時計の6時から12時まではペダルが上がるので、アップストロ