スタンダードを基準に見比べると、ポートレートは赤系、特にピンク系の発色が鮮やかになる。人物を撮る用なのでこのような被写体で全てが把握できるわけではないが、肌の色が綺麗に出るような傾向になるのだろう。 風景は色のコントラストが高めになり全体的に色の鮮やかさが増している。ニュートラルは発色傾向はスタンダートに近いが色の派手さが抑えられている。忠実設定は更に発色がおとなしめな感じだ。 キヤノンユーザーなら見慣れた項目だが、スタンダードとニュートラル、忠実設定の3つはどれも同じような意味に感じる人もいるだろう。スタンダードはキヤノンが考える絵作りの方向性を示すメインの絵作りで、撮ってレタッチなしでそのまま使える基準になる色。 ニュートラルも同じような方向性だが、撮ってそのまま終わりではなく、レタッチ用の素材としての考え方を残している絵作りになっている。忠実設定はカメラ内で色を作らず、被写体に忠実な