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ブックマーク / movie.maeda-y.com (16)

  • 超映画批評『仏陀再誕』25点(100点満点中)

    『仏陀再誕』25点(100点満点中) 2009年10月17日(土)公開 2009年/日/カラー/114分/配給:東映 原作/大川隆法『仏陀再誕』 監督/石山タカ明 脚/大川宏洋 声の出演:子安武人 小清水亜美 吉野裕行 白石涼子 置鮎龍太郎 悟りにチャレンジ 『仏陀再誕』は、この秋300万人の動員を目標とする、日アニメーション期待の超話題作である。 女子高生、天河小夜子(声:小清水亜美)は、名物記者の金元にあこがれ、ジャーナリストを目指している。ところがその金元が自殺して以来、彼女には霊のようなものが見えるように。一方、ある宗教団体の教祖は奇跡を連発、テレビで大人気となるが……。 子安武人や銀河万丈、三石琴乃といった実力派声優と、業界有数のVFXスタッフをそろえた、まさにジャパンアニメーションの総力を結集した超大作。エル・カンターレことブッダの生まれ変わり、大川隆法(幸福の科学)が製

  • 超映画批評『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』85点(100点満点中)

    『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』85点(100点満点中) THE BUTTERFLY EFFECT 3:REVELATION 2009年10月17日(土)より銀座シネパトスにてロードショー 2009年/アメリカ/カラー/90分/配給:リベロ AMGエンタテイメント 監督:セス・グロスマン 制作:J・C・スピング 脚:ホリー・プリクス 出演:クリス・カーマック レイチェル・マイナー ミア・セラフィノ サラ・ハーベル シリーズ一作目に迫る名脚 愛する女を救うため、何度でも過去に戻る男の物語「バタフライ・エフェクト」(04年)は、当サイトでも最高ランクの評価(98点)としたが、実際に見た人たちの満足度もきわめて高い傑作であった。あの映画の何がよかったかといえば、それは誰に聞いても脚と回答がくる。その脚家エリック・ブレスは、偶然にも今週公開の「ファイナル・デッドサーキット 3D」の

    overtech
    overtech 2009/10/15
    たしか2はイマイチな評判だったっけ。3はなかなか面白いらしい。ふむふむ。1作目をすごく気に入った私は劇場で観るべきなのかもしれない。
  • 超映画批評『ウォッチメン』98点(100点満点中)

    『ウォッチメン』98点(100点満点中) WATCHMEN 2009年3月28日(土)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/163分/配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 監督:ザック・スナイダー 原作:デイヴ・ギボンズ 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン やや難解だが、おそるべき大傑作 『ウォッチメン』と『ダークナイト』は、まるでライバルのような関係だ。原作のグラフィックノベルは同時代に発行され、実写映画もまたしかり。そしてその出来栄えも両者まったく譲らず、である。 いわゆるアメコミ(アメリカンコミックス)の中には、上記二つのように完全に大人向けの、ほとんど文学と呼ぶべきものがある。よく、単純明快な勧善懲悪アクションもの、ノーテンキなエンタテイメントをアメコミ映画に求める人が(とくに

  • 超映画批評『ハッピーフライト』90点(100点満点中)

    『ハッピーフライト』90点(100点満点中) A Happy Flight 2008年11月15日(土)全国東宝系ロードショー 2008年/日/カラー/103分/配給:東宝 監督・脚:矢口史靖 製作:フジテレビジョン、アルタミラピクチャーズ、他 出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、岸部一徳 全日空全面協力の、かつてない飛行機映画 『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)と続けてヒットを飛ばした矢口史靖(やぐちしのぶ)監督は、この最新作では飛行機を飛ばすことになった。取材の過程でマニア級の飛行機好きになった監督としては、前二作とは趣の相当異なる、そして邦画には珍しい「一般ウケするオタク映画」を作り上げた。 ここで来あらすじを紹介するのだが、この映画の場合は必要ない。『ハッピーフライト』は群像劇の形を取っているが、ストーリーを楽しみにいく作品では

  • 超映画批評『ダークナイト』97点(100点満点中)

    『ダークナイト』97点(100点満点中) The Dark Knight 2008年8月9日(土)より丸の内プラゼール他全国ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/152分/配給:ワーナー・ブラザース映画 監督:クリストファー・ノーラン、脚:ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン 出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、マギー・ギレンホール 歴代バットマン映画最高成績にして最高傑作 『ダークナイト』は、米国ではいまや興行新記録の投売り大セール状態である。その勢いたるや、永遠に破れないと言われた「タイタニック」の不沈神話にも迫る勢いだ。世界の映画史上、間違いなく記録に残る作品となったこの特大話題作は、中身のほうも文句なしの大傑作である。 ゴッサムシティに前代未聞の冷酷な犯罪者ジョーカー(ヒース・レジャー)が現れた。バットマン(クリスチャン・ベイル)とその

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    overtech 2008/08/03
    予想通り、大絶賛されてるな
  • 超映画批評『闇の子供たち』85点(100点満点中)

    『闇の子供たち』85点(100点満点中) 2008年8月2日(土)より、シネマライズほか全国順次ロードショー 2008年/日/カラー/138分/配給:ゴー・シネマ 監督・脚:阪順治 原作:梁石日 主題歌:桑田佳祐「現代東京奇譚」 出演:江口洋介、宮崎あおい、夫木聡、佐藤浩市 児童買春、臓器売買を痛烈批判する社会派の日映画 『闇の子供たち』は、「年度日映画界最大の問題作」と宣伝されているが、そのコピーに偽りはない。生半可な気持ちで見ては痛い目にあう、きわめて重い社会派ドラマである。 タイ・バンコクの支局で働く新聞記者、南部浩行(江口洋介)は、タイ闇ルートで行われている子供の生体臓器移植の取材を始める。その過程でフリーカメラマンの与田(夫木聡)、NGO職員の音羽恵子(宮崎あおい)らと出会い、協力して調べを進めていくが、その先には彼らの想像を超えたおぞましい現実と、裏社会からの制

  • 超映画批評『スターシップ・トゥルーパーズ3』65点(100点満点中)

    『スターシップ・トゥルーパーズ3』65点(100点満点中) Starship Troopers3 2008年7月19日(土)より 新宿ジョイシネマほか全国ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/105分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 監督・脚:エド・ニューマイヤー 撮影:ロレンツォ・セナトーレ 出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、ジョリーン・ブラロック、ボリス・コジョー スターシップ・トゥルーパーズ、一作目の正当なる続編 『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズは日では特別な人気がある。国ではDVD販売用だった超低予算のパート2も劇場公開されたし、この3作目も世界に先駆けて一番早く映画館で見ることができる。 なんといってもハインラインの原作『宇宙の戦士』に登場するパワードスーツのアイデアは、ガンダムをはじめとするロボットアニメとして日で花開いたのだ。しかもこの

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    overtech 2008/07/16
    素敵B級映画ぽい?いかねば
  • 超映画批評『JUNO/ジュノ』90点(100点満点中)

    『JUNO/ジュノ』90点(100点満点中) JUNO 2008年6月14日(土)、初夏 日比谷シャンテシネほか全国ロードショー 2007年/アメリカ/カラー/96分/配給:20世紀フォックス映画 監督:ジェイソン・ライトマン、脚:ディアブロ・コディ キャスト:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー 16歳で妊娠した女の子はどんな行動をとるか? 『JUNO/ジュノ』はアメリカ映画業界にとって、間違いなく年度を代表する作品のひとつである。 わずか数館から始まった上映は、口コミや効果的なプロモーションで最終的には2千数百もの劇場へと拡大。製作費10億円足らずの低予算映画ながらその十数倍の興行収入をたたき出す作品なんてのは、さすがの米国においてもめったにあるものではない。 これはプロ野球で言えば、プロテストの補欠で一応取っておいた最低年収の選手が、いきなりホームラン王になるよ

  • 超映画批評『ミスト』90点(100点満点中)

    『ミスト』90点(100点満点中) THE MIST 2008年5月10日(土)より、有楽町スバル座ほか全国ロードショー 2007年/アメリカ/125分/配給:ブロードメディア・スタジオ スティーブン・キングの原作を変更、凌駕した大傑作 フランク・ダラボン監督とスティーヴン・キング原作のコンビには、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」という傑作がある。鬼門とさえ言われるほど難しいキング作品の映画化を、ほとんど唯一成功させているのがこの監督なのだ。だから、ファンに人気の中篇『霧』をフランク・ダラボンが手がけたのはある意味必然。そしてその期待に彼は、三たび完璧にこたえた。映画『ミスト』は、必見の衝撃作である。 メイン州の田舎町。荒れ狂った台風が去った翌朝、物資の買出しに地元のスーパーマーケットに集まった住民らを、今度は視界ゼロの霧が襲う。ちょうど買い物に来ていた主人公デヴィッド(トーマス

  • 超映画批評『黒い家』70点(100点満点中)

    『黒い家』70点(100点満点中) THE BLACK HOUSE 2008年4月5日(土)お台場シネマメディアージュ、シネマート六木他にて全国ロードショー 2007年/日韓国/1時間44分/配給:角川映画 自ら指を切って保険金を請求する人々 後出しじゃんけんの結果はわかりきっているという意見もあるが、韓国版『黒い家』の出来は予想以上に良いものであり、貴志祐介の同名原作のファンには(大竹しのぶ主演の99年公開の日版でなく)こちらをオススメする。 生命保険調査員のチョン(ファン・ジョンミン)は、見知らぬ男パク(カン・シニル)から名指しで指名される。やがてその周辺で死体を発見したチョンは、あまりに不審な一連の出来事から、この事案はパクによる保険金詐欺だと確信する。しかもチョンが調査を続けると伝えると、パクは異常な嫌がらせをはじめるのだった。 原作でも映画でも、私が一番好きなのはこの前半

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    overtech 2008/03/31
    へぇ、韓国で映画化されてたんだ!新刊出たり改めて映画化されたりと、このところ貴志祐介は勢いづいてるのか?
  • 超映画批評『バタフライ・エフェクト2』30点(100点満点中)

    『バタフライ・エフェクト2』30点(100点満点中) THE BUTTERFLY EFFECT 2 2007年10月13日(土)より銀座シネパトス他にて全国ロードショー 2006年/アメリカ/93分/配給:アートポート ひどい劣化コピー ひとつの傑作を作るためには、作り手に多大な才能が求められる。しかし、傑作の続編を成功させるためにも、これは相当な才気が必要だ。前作ファンの期待に応えねばならないプレッシャーや、失敗して無能扱いされるリスクを考えたら、下手をすればよりキツい仕事というべきかもしれない。 それを成し遂げた数少ない人物として、有名どころでは『エイリアン』や『ターミネーター』のパート2を監督したジェームズ・キャメロン、ややマイナーなところでは、『ファイナル・デスティネーション』の続編の脚&原案を考えたエリック・ブレス&J・マッキー・グルーバーの二人があげられる。 そして後者の二人

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    overtech 2007/10/15
    二作目は空回り気味。まぁ、あの一作目を超える作品はそうそう作れまいよ。
  • 超映画批評『エクスマキナ』60点(100点満点中)

    『エクスマキナ』60点(100点満点中) EX MACHINA 2007年10月20日(土)より全国ロードショー 2007年/日/105分/配給:東映 外見はいい、内面があと少し 遠い未来、クローン技術が普及した社会における仮定の話。顔面を含めた体のほとんどが機械になってしまったオリジナル彼氏と、100%生身のクローンが同時に存在したとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。『APPLESEED アップルシード』(04年、日)の続編となる作のヒロインは、そのような三角関係に巻き込まれる。 前作から7年後の西暦2138年、中立都市オリュンポスでは人間、サイボーグ、そしてバイオロイド(クローン)が共存していたが、いまだテロリズムを根絶するにはいたっていなかった。ヒロインのデュナン(声:小林愛)は、最新鋭のサイボーグであり恋人のブリアレオス(声:山寺宏一)と特殊部隊ES.W.A.T.でコンビを

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    overtech 2007/10/15
    案外評価は悪くない。
  • 超映画批評『トランスフォーマー』80点(100点満点中)

    トランスフォーマー』80点(100点満点中) Transformers: The Movie 2007年8月4日(土)全国一斉ロードショー 2007年/2時間25分/翻訳:松崎広幸/配給:UIP映画 父子で楽しめるカッコイイ軍隊&戦闘スペクタクル映像展 『トランスフォーマー』のような、超ド派手ノーテンキ超大作を見に行くということは、年に何度か遊園地に行って頭をリフレッシュするのと目的は同じだ。一見、大人がいくような場所(映画)には見えないかもしれないが、こういうものは現代人にとって定期的に必要なビタミン剤のようなもの。ただ、それを作るのは予想以上に難しいもので、良く効くビタミン剤は意外と少ない。 火星方面からやってきた謎の物体が、世界各地で人類を脅かそうとしていた。中東のカタールでは軍事ヘリが突然二足歩行ロボットに変形、米軍基地を壊滅に追いやった。一方、気弱な男子高校生サム(シャイア・ラ

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    overtech 2007/08/01
    必見ぽいなぁ。
  • 超映画批評『サイレントヒル』75点(100点満点中)

    『サイレントヒル』75点(100点満点中) 今夏最高の格ホラームービー コナミのゲームソフト『サイレントヒル』といえば、カプコンの『バイオハザード』と並ぶ、プレステ時代の傑作ホラータイトルだ。しかし、ゲーム的な、ライトなアクションホラーとして映画化された『バイオハザード』とは、映画化のコンセプトが大きく異なる。 ストーリーは、ゲーム版のパート1を元にしている。ゲーム版では父親だった主人公が、母親に変更されている。これにより、テーマが母子愛という、誰の目にもわかりやすい、普遍的なものとなった。この方が、アメリカでの受けはよいだろうし、なにより、演技力を備えた美人女優で知られるラダ・ミッチェルがヒロイン(しかも妙に体の線丸出しな薄着)なら、世界中の男性客が喜ぶ。商業面でも一石二鳥というわけだ。 主人公ローズ(ラダ・ミッチェル)は、情緒不安定な9歳の娘シャロンが口走る「サイレントヒル」という地

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    overtech 2006/07/10
    ゲームやったこと無いけど、楽しめそうな。ふむふむ、チェック。
  • 超映画批評「マンダレイ」90点(100点満点中)

    『マンダレイ』90点(100点満点中) 前作より単純明快、ぜひ『ドッグヴィル』を見たあとに 『マンダレイ』は、あの斬新な佳作『ドッグヴィル』の続編だ。ちなみに『ドッグヴィル』最大の特徴は、床に白線を引いただけで壁も屋根も無い、だだっ広い体育館のような場所をひとつの村に見立て、そのセット内のみで3時間の映画を作りあげた点。役者たちがパントマイムで玄関のドアを開けると、キィとドアがきしむ効果音が挿入される。じつに斬新な演出の映画であった。 この『マンダレイ』も、まったく同じ手法で、ヒロインも同じ(ただし演じる女優は変更された)。彼女が別の場所(マンダレイという名の農園)で、別のドラマを繰り広げるPART2だ。 ときは1933年のアメリカ。ドッグヴィルを出たグレース(ブライス・ダラス・ハワード)は、ギャングのボスである父らと共に、南部のマンダレイという農園にたどりつく。そこはなんと、いまだに白人

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    overtech 2006/03/13
    『ドッグヴィル』の続編
  • 超映画批評『七人のマッハ!!!!!!!』85点(100点満点中)

    『七人のマッハ!!!!!!!』85点(100点満点中) 世界中のあらゆるアクション映画の中でも、トップクラスに位置する タイのアクション映画は、『マッハ!』の成功により世界中の映画ファンの注目を浴びることになった。そりゃそうだ。あの傑作アクションムービーは、それまでCGやワイヤーを使ったインチキくさい動きに辟易していた人々に、卓越した肉体の動きだけがもつ迫力を思い出させてくれたのだから。 たしかにCGやワイヤーワークを使えば、わずかな訓練期間で、どんなにドンくさいアイドルの女の子を使っても、そこそこのアクション映画を作ることができる。しかし、人々が求めていたのはそんなまがいモノではない。並外れた運動神経を持つ者による、物の動き、物のアクションなのだ。 そして、再びその期待にこたえてくれるのがこの『七人のマッハ!!!!!!!』。とてつもなく安直な邦題はともかく、作は『マッハ!』のアクシ

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