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イランに関するoyoyomのブックマーク (24)

  • ソレイマニ司令官殺害と米イラン関係の行方:朝日新聞GLOBE+

    2020年が始まって3日しか経っていないが、いきなり今年最大級のニュースが飛び込んできた。トランプ大統領の命令の下、バグダッド空港近くにいたイランの革命防衛隊クッズ部隊(Quds Force:コッズ部隊、クドス部隊、ゴドス部隊などとも表記する)司令官のソレイマニと、イラクの親イランシーア派民兵組織であるカタイブ・ヒズボラの指導者であり、イラクのシーア派民兵の連合体である人民動員隊(PMU)の副司令官であるムハンディスが殺害された。バグダッド空港には米軍の施設もあり、カタイブ・ヒズボラがミサイル攻撃を仕掛けている中で、ドローンによる攻撃でソレイマニとムハンディスが殺された。イランウォッチャーはもちろんのこと、欧米の国際政治の専門家たちは一斉にこのニュースに反応し、今後の中東情勢の見通しが立たなくなり、イランとアメリカの対立が急速にエスカレートしていくことの不安に包まれた状態にある。 現時点で

    ソレイマニ司令官殺害と米イラン関係の行方:朝日新聞GLOBE+
  • 社会運動の容認に傾くイラン政府、NGOが活発化 市民社会の発展が政権安定につながるとの期待 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    今から数カ月前、何百人もの動物愛好家がイラン政府の環境政策を担う部署の前に集まり、南部の都市シラーズの自治体職員による野良犬の殺処分に抗議した。殺処分の様子はビデオに撮られ、ソーシャルメディアを介して広まっていた。もっとも、要求を聞いてもらえると思っていた人はほとんどいなかった。 ところが、このデモの参加者は取り締まりを受けるどころか、外に出てきたイラン環境保護庁(IEPO)の幹部職員数人から話しかけられた。 参加者の中には、「すべての動物に生きる価値あり」「私の国の犬を殺さないで」と書いたプラカードを掲げる人もいた。 幹部職員は一通り話を聞くと、早速、都市部の野放しの犬の扱い方に関する通達を出した。 「あれは、飼い主がいない犬を・・・あんな乱暴なやり方で殺すのではなく・・・その数を予防接種などでコントロールしてほしいと当局に要望する平和的な抗議活動だった」。動物の権利を擁護する活動家で、

    社会運動の容認に傾くイラン政府、NGOが活発化 市民社会の発展が政権安定につながるとの期待 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン核合意で割れる米国のユダヤ人社会 賛成派、反対派が熾烈なロビー活動展開 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    写真は今年3月、米ワシントンで開かれた米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)の年次会合で演説するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相〔AFPBB News〕 米国ではイランとの核協議の合意を巡って激しいロビイング合戦が行われており、米国のユダヤ人コミュニティーで深まりつつある亀裂があらわになっている。米国におけるイスラエルの影響力に長期的な変化が生じる恐れもありそうだ。 最近、イランとの合意への賛成や反対を呼びかけるテレビCMが数百万ドル単位のコストをかけて放送されている。 その大部分は、裕福な支援者を得ながら互いに対立する親イスラエル派グループが提供している。 米国政治においてイスラエルとその関心事が独特な役割を担っていることを反映し、ユダヤ系の有権者とユダヤ系の政治家もこの最終合意の賢明さを判断する非公式審判員になっており、彼らの見解や承認が熱心に求められたり、逆に反論にさらされた

    イラン核合意で割れる米国のユダヤ人社会 賛成派、反対派が熾烈なロビー活動展開 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン核合意:この機会を逃すな 戦争や交渉不成立という別の選択肢よりはましな理由 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2015年7月18号) イランとの核協議における合意はその他の選択肢――戦争あるいは交渉不成立――よりはましだ。 まさに歴史的な合意だった。その点では誰もが同意するだろう。だが、現地時間7月14日にウィーンで成立した、イランと主要6カ国に欧州連合(EU)を加えた交渉団との間でなされた合意については、核拡散をい止め、36年にわたるイランと米国の確執を修復するきっかけになる画期的な合意だとする評価がある一方で、例えばイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が述べたように、これはイランの核大国化をお膳立てし、国外での侵略行為に資金源を与える「驚くべき歴史的な過ち」だと確信する向きもある。 この2つの見方のうち、どちらが真実に近いのかを決めるのは、2つの要素だ。すなわち、合意の質と、この合意がイランの行動に与える影響である。 イランに関しては、支持派も批判派(特に、今後60日か

    イラン核合意:この機会を逃すな 戦争や交渉不成立という別の選択肢よりはましな理由 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン核協議 最終的な合意 NHKニュース

    イランの核開発問題を巡って交渉を続けてきた欧米など関係6か国とイランは14日、日時間の14日午後6時すぎ、問題の解決に向けた最終的な合意に達したと発表しました。最終合意に達したことで、軍事衝突の危機もはらみ「中東最大の火種」とされてきたイランの核開発問題は、解決に向けて大きく動き出すことになります。

  • イラン核協議、最終合意が成立 イスラエルなどは反発

    ウィーン(CNN) イランと欧米など6カ国がウィーン開いていた核協議で14日、最終合意が成立した。 当局者らによれば、イランと欧米側は同日、最後の会合を開催。続いてイランと欧州連合(EU)が合意についての正式な声明を発表する。 イランの核開発を制限し、これと引き換えに国連安全保障理事会決議に基づく同国への武器禁輸措置を解除するという内容。14日の時点で詳細な内容などは明らかになっていない。 合意成立の知らせに続き、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、イランの核開発計画をめぐる疑惑の解明に向け、イラン政府との行程表に署名したと発表した。 イランによる核開発問題の解決は、オバマ米大統領が外交政策の焦点として力を入れてきた。イランと欧米の関係を再構築する意味を持ち、中東全体に影響を及ぼす歴史的な合意といえる。 だがこれに対し、米国の野党・共和党やイランの敵対国イスラエルは強く反発する

    イラン核協議、最終合意が成立 イスラエルなどは反発
  • イラン核協議 最終合意と正式発表 NHKニュース

    イランの核開発問題の解決を目指して協議を続けてきた欧米など関係6か国とイランは日時間の14日夜、最終合意に達したことを正式に発表しました。今回の合意でイランの核開発は大幅に制限されることになり、核の拡散を防ぐ大きな一歩となります。 13年前に発覚したイランの核開発問題の解決を目指した関係6か国とイランは先月から3回にわたって交渉期限を延長するという異例の対応を取って協議を続けました。今回の合意でイランの核開発は大幅に制限されることになり、紛争の絶えない中東地域で核の拡散を防ぐ大きな一歩となります。

  • イラン核開発問題 交渉期限迎え最終調整へ NHKニュース

  • 制裁解除にらみ、イラン再進出を目論む西側企業 プジョーやルノー、MTN、アルストムなどが熱い視線 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    今から3年前、経済制裁によってイランへの自動車供給ができなくなった時、フランスの自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)は同社にとって世界第2位の市場に対するアクセスを失った。PSAはそれまでイランで年間50万台近い車を販売していた。 だが、不思議なことに、その後もプジョーブランドの車の販売は好調だった。自動車登録データとPSAに近い関係者によると、イラン国内でのプジョー車の新規登録台数は昨年1年間だけで約30万台に上った。 プジョーの部品キットを使い、現地で自動車を組み立てたパートナー企業群は、よそから部品を調達していたようだ。 PSAに近い複数の関係者によれば、自社ブランドでのこうした販売について同社にできることはほとんどないが、この事例は、制裁が撤廃され始めた時にPSAが再び稼ぐことのできるお金を浮き彫りにしている。 PSAは先月、可能になるや否や自動車を共同生産する折半出資の

    制裁解除にらみ、イラン再進出を目論む西側企業 プジョーやルノー、MTN、アルストムなどが熱い視線 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン核合意で最高指導者ハメネイ師に厳しい試練 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    故ルホラー・ホメイニ師は1988年のイラン・イラク戦争の停戦に同意した時、その悲痛な決断を「毒を飲むより辛い」と表現した。勝利するまで戦うという誓いは8年間の流血と経済的窮乏によって打ち砕かれ、「イスラム共和国の利益のために」折れることを余儀なくされた。 ホメイニ師の後を継いで最高指導者になったアリ・ハメネイ師は今、同じように重大な選択を迫られており、毒杯を仰ぎ、イランを孤立と経済難から救うために自身の核開発計画の大半を放棄しようとしている。 先週のスイス・ローザンヌでの核合意の直後、イラン政府は勝利を宣言したが、どれほどのメディア操作をもってしても、核抑止力の達成を最優先事項としていたイスラム政権の大幅な譲歩を隠すことはできない。 核協議で大幅に譲歩したイラン イランはウランを濃縮する権利を保持し、核施設の完全解体を回避した。だが、この10年間に喧伝された進歩は劇的に覆され、厳格な制限と

    イラン核合意で最高指導者ハメネイ師に厳しい試練 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イランの未来に対するオバマの賭け:JBpress(日本ビジネスプレス)

    バラク・オバマ米大統領は、就任以来最大の外交上の賭けに出ようとしている。国内の反対論と全会一致に近い中東の異議を無視し、今後数日間でイランとの核合意を押し進めそうに見える。 世界で一番強硬な神権国家を説得し、良い方向への転換を促せるというのが、オバマ大氏の見方だ。時間とともに、イランのサイレントマジョリティーがアヤトラに対する影響力を強めていくというわけだ。 最大の敵と対話することの是非 ここで試されるのが、最大の敵と対話することは道理にかなうという考え方だ。外交に対するオバマ氏の賭けは、これ以上ないほどジョージ・W・ブッシュ氏の世界観とかけ離れている。だが、彼らは1つの弱点を共有している。見事な一手がゲームを一変させられるという考えだ。 ブッシュ氏は、中東で最も残虐な独裁政権を倒すことで中東に民主主義を植え付けられると考えた。オバマ氏は、中東で最も危険な政権と関与することで、安定をもたら

    イランの未来に対するオバマの賭け:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン、サイバー攻撃の犠牲者からハッキングの戦士に:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年12月3日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) イランのハッカー集団が数十に上る外国企業・組織に侵入した。その中には、一流の石油・ガス会社6社、6つの国際空港、航空会社7社、米国の優良防衛受託会社1社、名門大学10校、そしてペルシャ湾岸諸国数カ国の政府コンピューターシステムが含まれている。 調査員らによれば、直近の攻撃は2012年に米国海軍の非機密ネットワークに侵入したイランのハッカー集団が行ったもので、一義的に物理的な破壊をもたらす能力を侵入者に与えることを狙った攻撃だという。 3年間で大きく変貌、特定国の主要インフラを攻撃 不正侵入疑惑は、サイバーセキュリティー企業サイランスが12月2日に発表したリポートに詳述されている。その詳細は、イランが過去3年間で、国家的サイバー攻撃の世界随一の犠牲者から、サイバー攻撃の実行にかけては最も有能かつ活発な国の1つへ変貌を遂げた度合いを浮き

    イラン、サイバー攻撃の犠牲者からハッキングの戦士に:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン:革命はもう終わった:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年11月1日号) イランに起きている変化は、核開発協議における交渉の可能性を高めている。11月の期限内に交渉がまとまらないとしても、いずれ合意に至る道が見えてきた。 イランの核開発プログラムの抑止を目指す交渉は、期限まで1カ月を切った。 これまで足掛け12年にわたり断続的に協議が行われてきたが、今日に至るまでイランは、求めているのは民生用の原子力であり、原子爆弾ではないと言い張っている。しかし、この主張を心から信じる者はいない。 交渉が決裂した場合、中東に核兵器が拡散する恐れがある。あるいは、イランを押しとどめようと、米国かイスラエルのいずれかがイランの施設に軍事攻撃を開始する可能性もある。どちらの道も、最悪の事態と言えるだろう。 イランと、国連常任理事国にドイツを加えた交渉団(P5+1の略称で知られる)の主張には、いまだに大きな隔たりがある。ここで焦点となって

    イラン:革命はもう終わった:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 安倍首相とロウハニ大統領が注目を集めたダボス会議:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年1月25/26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 世界経済フォーラム(WEF)の役割の1つは、ミニ国連総会として機能するところにある。世界各国の首脳が集まって講演や会談をしたり、メディアとも懇談したりできるようにしているという意味だ。 今年のダボス会議で最も関心を集めた指導者は、イランのハサン・ロウハニ大統領と日の安倍晋三首相だった。これは目新しさのためでもある。ロウハニ氏は昨年8月に就任したばかりで、安倍氏も政権を手にしてから1年と少ししか経っていない。 またダボス会議の参加者たちは、この2人がそれぞれの国を変える可能性を秘めた存在であることもしっかり認識していた。一方のロウハニ氏は、米国との関係を改善することと核開発プログラムを巡る危険な緊張に終止符を打つことを目指すイランの取り組みを代表する人物になっている。 もう一方の安倍氏の経済改革プログラムは、世界第3位の経済大

    安倍首相とロウハニ大統領が注目を集めたダボス会議:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • イラン核協議:中東の行き詰まりを打破:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2013年11月30日号) イラン核協議での合意は、現状で最善の案というだけでなく、世界でもひときわ問題の多い地域を変える可能性を秘めている。 イランと米国は30年以上にわたり、宿敵同士だった。両国間の嫌悪感は、パレスチナ人とイスラエル人の間の憎しみと同じように、中東諸国の同盟関係の骨組みとなり、テロと戦争を煽ってきた。イランの核開発を巡る今回の暫定合意が、それを解消したわけではない――それにはほど遠い。 だが、暫定合意が穿った鍵穴からは、今とは異なる、今よりも好ましい中東の姿が垣間見える。それは実現に向けて努力するに値する展望だ。 米国を中心とする世界の主要6カ国とイランは、11月24日未明、イランの核開発に関する6カ月間の暫定合意を成立させた。この合意により、イランは核開発計画をほぼ現在の能力水準にとどめ、世界はイランに対する制裁措置を若干緩和することになる。 しか

  • イラン核協議、歴史的合意から数時間で早くも亀裂:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2013年11月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 核開発に関するイランとの歴史的合意が24日に達成された直後、ジョン・ケリー米国務長官はツイッター上で「世界をより安全にする第一歩」を発表した。イランのハサン・ロウハニ大統領は数週間前には考えられなかった態度を示し、直ちにケリー長官のコメントをリツイートした。 だが、それから数時間のうちに、2人はジュネーブでの協議を巡り大きな意見の相違があることも明らかにした。これにより今回の初期合意と今後6カ月でまとめられるイランの核開発プログラムを巡る最終合意との間に依然存在する非常に大きな溝が露わになった。 米国とイランの指導者たちは、彼らの外交を大いに警戒している国内の批判派から政治的な反発を受けるリスクを冒しているだけではない。協議は今後、核爆弾製造がほぼ不可能になるレベルまでイランが核開発プログラムを大幅に縮小するかどうかという、これま

  • イランとの核協議を形作る4つの大きな真実:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2013年11月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 11月初めの週末のジュネーブでの協議に関する「誰が何を言ったのか」という憶測ゲームは、肝心な点から注意をそらしてしまった。 イランの核開発プログラムを抑制するための6カ国とイラン政府の交渉は、成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。だが、容認できる取り決めの条件を巡る米国とフランスの論争のせいで、木を見て森が見えないようになってはならない。交渉を形作る体系的な事実は変わっていない。 核軍拡競争の恐れ 1つ目の事実は、イランの核爆弾取得は、中東と国際安全保障にとって危険なだけでは済まないということだ。 十中八九は核軍拡競争を引き起こし、サウジアラビアとトルコ、エジプトが核クラブに入ろうとするだろう。核不拡散条約は崩壊する。将来の地域紛争では、イスラエルが核先制攻撃の実施に踏み切るかもしれない。中東は、抑止という冷戦の規律に目立

  • イランとの核協議で上手に立ち回ったフランス:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2013年11月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) イランの核開発プログラムを巡る協議で合意に待ったをかけることにより、フランスは米国政府とイラン政府を同時に困らせるというめったに見られない離れ業をやってのけた。 もしフランスが合意の可能性を当につぶしてしまった――そして戦争になる可能性をぐんと高めた――のであれば、非難されても仕方がない。だが、フランスはオバマ政権の「良い警官」に呼応した「悪い警官」役を演じることで、実際には、最終的な合意がイランによる核爆弾の製造阻止という目標を達成する可能性を高めた。 またフランスが交渉で見せた厳しい姿勢は、数日後に再開される協議で浮上する合意に対し、極めて懐疑的な米連邦議会が賛意を示す可能性も高めた。これは非常に重要なことだ。バラク・オバマ大統領から見れば、西側諸国による経済制裁の緩和という約束を実行できないのであれば、イランと話をまとめて

  • イランとの核交渉:最善の取引vs悪くない取引:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2013年10月19日号) 厳しい制限付きでイランにウラン濃縮を認める取引は、全く取引がないよりマシだ。 10月16日、スイス・ジュネーブで2日間の日程で行われたイランの核開発問題を巡る協議終了後の記者会見を終え、車椅子で記者会見場を後にするイランのモハマド・ジャバド・ザリフ外相〔AFPBB News〕 イランの核開発計画を巡る10月半ばの交渉に対する順当な反応は、軽い楽観主義だ。突破口は開かれなかったが、協議の雰囲気は、来年何らかの取引が成立するとの期待を抱かせるくらいに良好だった。 特に、信頼醸成措置から始まり、包括的な取り決めで終わる「ロードマップ」を作成するというイランのモハマド・ジャバド・ザリフ外相の提案は、予想以上に詳細に渡っていた。 交渉チーム――一方にイラン、他方に国連安保理常任理事国5カ国とドイツがいる――は今、他方が何を望み、超えてはならない一線がど

  • イランの核開発の時計 針をリセットできるのは対話だけ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    先の国連総会での珍しい興奮の後には、腹立たしいほどの不確実性が残った。イランのハサン・ロウハニ大統領による米国への提案は、世界の世論を再形成する方法を見事に披露した。 ロウハニ大統領の巧みな外交は、イラン政府と西側諸国の苦々しい関係に重大な変化が訪れる前兆となるかもしれない。その一方で、大統領の心地よい言葉は、敵国に武装を解かせるためのフェイントである可能性もある。 これに対して取るべき対応は、関与し、試すことだ。米国、イラン両国の大統領が握手しなかったのは残念だが、バラク・オバマ大統領が示した反応――現実主義の抑えが利いた熱意――は適切だった。 オバマ大統領は国選総会で、自身の1期目のアジアへのピボット(旋回)は、2期目に入り中東への再ピボットに転じたと言っているようだった。中東地域で燃えさかるいくつもの火の手を考えると、選択肢はあまりなかった。 オバマ大統領が、イランとの関係のリセット