(2013年1月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) P・チダムバラム氏は過去にも2度財務相を務めている〔AFPBB News〕 インドは来年選挙を控えており、国民会議派率いる連立政権は経済成長率のてこ入れを求める圧力にさらされている。 この2つの大きな課題にもかかわらず、インド財務相のパラニアッパン・チダムバラム氏は今春の予算案で、中央政府の財政赤字削減に対するコミットメントを守り通すつもりだ。 世界の経済界にインドを売り込むために各地を回っているチダムバラム氏はロンドンで本紙(英フィナンシャル・タイムズ)のインタビューに応じた際、予算措置がどんなものになるか詳しく説明することは拒んだ。 だが、自身がインドに課す規律が急増する財政赤字を減らすということは明確にした。 今年度5.3%、来年度4.8%以内という一線は死守 「私は越えてはならない一線を決めた」。現在67歳で元顧問弁護士のチ