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政治と中南米に関するoyoyomのブックマーク (10)

  • 批判派の弾圧強めるベネズエラ政府:JBpress(日本ビジネスプレス)

    2月19日にカラカス市長のアントニオ・レデスマ氏が逮捕されたことを受け、カラカスの情報当局前で抗議する支持者ら〔AFPBB News〕 迷彩服に身を包み、突撃銃で武装したベネズエラの警察が先週、カラカス市長のアントニオ・レデスマ氏を市長室から連行した時、政府を批判する著名人がまた1人収監されることになった。 石油価格の下落で悪化する経済危機のさなかで大統領の人気が落ち込んでおり、多くの人は、今年争われる中間選挙を前に、ベネズエラの社会主義政権がどんな手段を使っても政権の座にしがみつこうとすると心配している。 与党のベネズエラ統一社会党(PSUV)が敗北すれば、リコール投票への扉が開く可能性もある。 支持率低下に苦しむ大統領、中間選挙を前に野党有力者を相次ぎ逮捕 世論調査によれば、貧しい生活を送っている、政府の権力基盤の大部分は、まだ忠誠を尽くす可能性が高い。しかし、故ウゴ・チャベス氏の後を

    批判派の弾圧強めるベネズエラ政府:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 米国との歴史的な雪解けに期待寄せるキューバ人:JBpress(日本ビジネスプレス)

    雪解けを告げる収監者交換で米政府からキューバ人スパイ3人が解放されたことを祝い、キューバ国旗を掲げる人々〔AFPBB News〕 キューバのマリエルは、苦境にあえぐ地方都市だ。荒れ果てた発電所と錆びたコンクリート工場がある町は、水深の深い湾に面している。湾の向こう90マイル北にあるのが米国。キューバの宿敵だが、最大の貿易相手国になる可能性を秘めた国だ。 1980年には、マリエルは米国への難民大量脱出の舞台となった。今では昨年開業した総工費8億ドルの自由貿易地区とコンテナ港の方がよく知られている。 その間、米国政府はキューバ政府と秘密裏に協議を進めていた。その交渉が、キューバに対する長年の貿易制裁を緩和するという12月17日の米国の歴史的発表に結びついたのだ。 行き詰ったキューバ経済、市民の間に広がる期待感と高揚感 「この辺りの状況は大きく変わるでしょうね」。地元の機械工ペドロ・コルデロさん

    米国との歴史的な雪解けに期待寄せるキューバ人:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 社説:「マランドロ」国家と化したベネズエラ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    ウゴ・チャベスは1年前に死んだ。そして今、ベネズエラは同氏の嘆かわしい遺産に苦しんでいる。 ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇るが、同国経済はまるでスローモーションの列車事故のような有様だ。インフレ率は年間56%に達しており、生活必需品が慢性的に不足している。過去3週間の暴力的な抗議行動で見られたように、ベネズエラは政治的に分裂している。 ウクライナ情勢がなかったら、ベネズエラの混乱は世界各地のニュースサイトのホームページで報じられていただろう。ベネズエラの問題はその代わり、見過ごされてしまう恐れがある。これは潜在的に危険な看過だ。 ウクライナとの類似点と相違 ウクライナとベネズエラには多くの類似点がある。チャベスの後継者であるニコラス・マドゥロは、やはり民主的な選挙で選ばれたが、その後、民主的権利を踏みにじる政府を率いたビクトル・ヤヌコビッチとほとんど同じくらい魅力のない人物であること

    社説:「マランドロ」国家と化したベネズエラ:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 黄金時代が終わり、岐路に立つ南米諸国:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2013年10月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 南米の黄金時代は終わった。コモディティー(商品)ブームはピークを越え、地域はもう、かつてのような豊富な資金に恵まれていない。経済は急減速している。もたつくブラジル経済を見ればいい。 国際通貨基金(IMF)は先月、地域の2013年の成長予想を2.7%に引き下げた。2008年にリーマン・ブラザーズが破綻して以来、最悪の経済パフォーマンスだ。一方、民主主義の進歩が脅かされている。国の指導者が果てしない支配を夢見たベネズエラやアルゼンチンの超大統領制を見るといい。 これが、少なくとも破滅論者たちが南米地域に対して抱く悲観的な見方だ。若かりし栄光の日々よ、さようなら、サングラス姿の独裁者よ、こんにちは――というわけだ。だが、これは正しい診断なのだろうか? アルゼンチン、チリ、ベネズエラで近く行われる選挙と、ブラジル大統領選挙の早期の選挙戦開

  • 社説:チャベス大統領が去る日

    (2012年12月11日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 12月7日金曜日、ベネズエラ大統領のウゴ・チャベス氏は活力に満ちた様子だった。ハバナでのがん治療からカラカスに戻ったチャベス氏は陽気に「パーティーはどこだ?」と聞いた。 ところが翌日、チャベス氏は驚くべき豹変ぶりを見せた。厳しい表情の閣僚たちに囲まれ、テレビ演説でがんが悪化したことを明かし、手術のために10日にキューバに戻らねばならないと述べたのだ。 遠からず死ぬ2人のカリスマ フィデル・カストロ氏(左)とウゴ・チャベス氏(右)が去ると、中南米の政治は大きく変わる可能性がある〔AFPBB News〕 2013年の中南米は多分に生物学がイデオロギーに勝る年になるだろう。生命表法に従うと、チャベス氏とフィデル・カストロ氏がともに近く死ぬ確率が高まっている。 中南米の左派の父であるカストロ氏は86歳で、衰弱している。同氏の庇護を受けてい

  • 社説:再選果たしたチャベス大統領の課題

    ベネズエラを率いる社会主義者のウゴ・チャベス大統領が、より良い指導者、より効果的な指導者になることを約束し、3度目の負託を勝ち取った。 大統領の誓いは、蔓延する汚職と縁故主義にうんざりしている有権者の一部を納得させたかもしれない。だが、投票は自由で平和裏に実施されたとはいえ、公正とはほど遠いものだった。 チャベス氏の勝利に疑問の余地はないが、同氏は対立候補より優位に立つために、莫大な国家資源を使った。 ベネズエラ経済と自身の支持率を浮揚させるために、一連の政府支出を実施した。公務員はバスで集会に運ばれ、国営メディアの番組やコラムは、闘士としてのチャベス氏を描く報道で溢れかえった。 無謀な政策が招く危険 それでも、チャベス氏の勝利は不完全だった。勝ったとはいえ、得票数は過去の大統領選より少なく、有権者の半数近くが対立候補に投票した。有権者はチャベス氏の社会政策を評価しつつも、無謀な政策が招く

  • カストロ兄弟とキューバと米国:資本主義への道

    (英エコノミスト誌 2012年3月24日号) キューバにようやく変化が訪れている。米国には、それを後押しするためにもっとできることがあるはずだ。 1998年、時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世がキューバを訪問した。世界は、法王の故国ポーランドで共産主義を打倒したような政治的開放がキューバにも訪れることを期待した。 残念ながら、ベルリンの壁崩壊から20年が過ぎても、キューバは共産主義が生き延びている世界の一握りの国々の一角を占めている。 2006年、フィデル・カストロ氏は病に襲われ、権力の座を降りることを余儀なくされたが、年の近い弟のラウル・カストロ氏が高齢のスターリン主義者の一団に周囲を固められて国を率いている。 3月下旬にローマ法王ベネディクト16世がキューバを訪問する際、期待は以前よりも小さいだろう。 遅々とした歩みでも、今回は違う? だが、その間にも、キューバでは重大な変化が始まってい

  • 社説:中南米諸国が学ぶべき教訓  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年5月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 中南米は変わった。あるいは、変わったと言われている。楽観論者はその証拠として、この大陸の新たな繁栄と中間層の出現、この地域を拠地とする多国籍企業が闊歩する様子、「世界経済の1つの原動力」という役割を担っていることなどを列挙する。 懐疑論者はこれに対し、あきれたものだとため息をついている。中南米の近年の成功は幸運なコモディティー(商品)ブームのおかげであり、ブームはいずれ終わるのが常だ、というのである。さて、どちらが正しいのだろうか。 中南米の成功は一時的なものか? 伝わってくるニュースは、悲観論に分があることを示唆している。中南米は相変わらず金遣いが荒い。コモディティー価格の上昇で棚ぼた式の利益を得ているにもかかわらず、主要国の大半は財政赤字を計上しており、景気過熱のリスクを冒している。これでは、せっかく実現した安定が消えてしまい

  • 急激に衰えるチャベス大統領の影響力 国際舞台で拍手を浴びたこともあったっけ・・・ JBpress(日本ビジネスプレス)

    コロンビアの歌姫として知られるシャキーラはベネズエラで先日コンサートツアーを行った際に、同国のウゴ・チャベス大統領にサイン入りの赤いギターをプレゼントしていた――。 そんな報道が流れた時、当のシャキーラがこれを強く否定したことで、何かと物議を醸してきた指導者のイメージがいかに悪くなっているかを示す証拠がまた1つ増えた。 米国が今週、イランに精製済みの石油を供給したとの理由でベネズエラの国営石油会社PDVSAを制裁対象にすると発表した後も、チャベス氏の率いるベネズエラ政府は予想通り、邪悪な帝国主義だと反発した。 しかし、同氏はこのところ、最も親しい友人たちからも避けられるようになりつつある。 親しい友人も背を向け始めた 諸外国の左翼の闘士たちは、ベネズエラの社会主義指導者であるチャベス氏に次第に批判的になっている。チャベス氏がリビアのムアマル・カダフィ大佐を非難するのを拒んだことや、左翼系反

  • チリ救出劇、幸運に乗じたいピニェラ大統領  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年10月14日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 南米には迷信深い人が多い。チリで進められた落盤事故の作業員救出作業についても、盛んに論じられたことがあった。 金と銅を産出するサンホセ鉱山の地下に閉じ込められた作業員は33人。彼らを救い出す縦穴の掘削には33日間を要し、ドリルの刃先は33回交換されたと見られる。また、作業員たちが地上にたどり着いたのは2010年10月13日で、これを「10-10-13」と表記すれば、足して33になる――。 マジックナンバーは33、チリを外国に売り込めるか 事故現場に出向いて自分の感情や深い信仰心を露にしたセバスティアン・ピニェラ大統領は、この救出作業が作業員たちやその家族にとって幸運となったように、自身にとっても幸先の良い出来事になるよう祈ることだろう。 折しも、大統領は1人目の作業員が救出された3日後に欧州3カ国を訪問することになっていた。マジッ

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