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政治とEUROに関するoyoyomのブックマーク (8)

  • 対ロ関係、リセットをリセットせよ ビザ発給禁止ではプーチン大統領を阻止できない:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年3月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 欧州の権力の回廊では、興奮したごまかしの叫び声が響き渡っている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は確かに、神聖な国際規範を破り、欧州大陸の安全保障を危険にさらしている。そう、欧州の指導者たちは、ウクライナの領土を強奪したことでプーチン大統領を厳しく非難しなければならない。 そして、そう、国際法を信じている人たちは、指を立てて非難する以上のことをすべきだ。これらはすべて十分理解されている。だが我々は、調子に乗ってはならない。 英国では、閣僚たちが、経済制裁はロンドンの金融街シティーのマネーロンダリング(資金洗浄)業務を危険にさらしてしまうのではないかと心配している。数十億ドルの不正な資金を確実に供給してくれるロシアは、活況に沸くロンドン不動産市場で非常に大事な顧客だ。 ドイツでは、実業界のリーダーたちが、実入りのいい輸出を脅かしたり

  • 欧米コンビが演じる「自ら招いた危機」  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年7月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 金融危機のない時期が2年以上続いては観客が飽きてしまうと思ったのか、欧州と米国というベテラン漫才コンビはバラエティーショーを1演じることにした。 欧州では、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に向かいつつあることを遅まきながら理解したユーロ圏が2度目の救済措置を発表した。米国では、支払い能力のある政府をギリシャのように見せようとして連邦議会が奮闘している。 ちゃんと機能している政治はどれも同じようなものなのかもしれないが、機能していない政府は、それぞれ違った形の機能不全に陥っている。今回の双子の危機からは、欧米の2つの政治システムがどのような過程を経て役に立たなくなってきたかがうかがえる。 欧州の「ポルダー(干拓地)政治」 欧州の問題は、いくぶん成功した政策決定モデルが、このモデルがますます適さなくなっている環境で利用されているとこ

  • 反EU政党「真のフィンランド人」が大躍進 ユーロ圏の救済計画を狂わせる恐れも JBpress(日本ビジネスプレス)

    17日のフィンランド議会選挙で躍進した反欧州連合(EU)のポピュリスト政党がEUによるポルトガル救済案の大幅な変更を求めたことで、ユーロ圏の債務危機への対応を巡る不透明感が増している。 「真のフィンランド人」党は得票率が19%となり、フィンランド議会(定数200)における議席数を前回選挙のわずか5議席から39議席へと伸ばした。 危機に見舞われたユーロ圏諸国が相次ぎ納税者負担で救済されることに対し、国民の怒りが高まる中で躍進を遂げた格好だ。 ポルトガル救済案に暗雲 今回の選挙結果は、フィンランドがポルトガル救済を阻止しかねないとの懸念を呼び覚ました。というのも、フィンランドは他のユーロ圏諸国と異なり、救済に参加するためには議会の承認を得ねばならず、その救済は全会一致によるEUの支持がないと実行に移せないからだ。 真のフィンランド人の党首ティモ・ソイニ氏は、高まった党の影響力を駆使してポルトガ

  • 欧州の同盟関係に異変 英独仏が織り成す奇妙な三角形 JBpress(日本ビジネスプレス)

    ドイツのメルケル首相(左)とフランスのサルコジ大統領(右)は欧州経済政府に向けて歩調を合わせてきたが、リビア問題では真っ向から対立する〔AFPBB News〕 欧州はややこしい場所になることがある。ドイツとフランスはこれまで歩調を合わせ、欧州経済政府のようなものに向かって前進してきた。ところが、こと、ムアマル・カダフィ大佐の話になると、両国は激しく対立する。 英国はフランスと一緒になって、リビアの飛行禁止区域を実行する欧州多国籍軍の先頭に立った。だが、デビッド・キャメロン英首相は、話が欧州の単一通貨に及んだ時は部屋を出ていくと主張している。 この奇妙な三角の形状は、先日ブリュッセルで開催された欧州連合(EU)サミットで明らかになった。 三者三様の思惑から経済問題やリビア空爆で異なる組み合わせ 経済問題では、ドイツが極めて重要な国となる。ユーロを支えるための金融安定メカニズムの条件は、アンゲ

  • 中東と欧州:悪しき隣人と付き合う  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年3月5日号) 欧州は中東で数十年間続けてきた恥ずべき現実政治(realpolitik)を忘れようとしている。 通りの向かいに厄介な隣人が住んでいると想像してみてほしい。あなたは彼らと親しくなり、地元の自警団にも入ってもらい、さらにはちょっとした物をあげたりもらったりする間柄になった。 ある日突然、彼らは犯罪者だったり、地下室に女性を監禁している卑劣漢だったりすることが白日の下にさらされた。あなたはそんな隣人と友人になったことに罪悪感を覚えるだろうか? 犯罪の兆候を見逃したことに良心の呵責を感じるだろうか?  それとも映画「カサブランカ」のルノー署長のように、「ショックだ、ここで賭博をやっていたなんて!」と、白々しく怒ったふりをするのだろうか? 実益を優先した外交 地中海の対岸の友人たちが、長い間圧政に堪え忍んできた国民によって倒されるのを目にして、欧州の首脳た

  • 新たな国家主義に陥る欧州 統一から後ずさりする指導者たち JBpress(日本ビジネスプレス)

    ユーロの危機は欧州の危機だ。大陸欧州は、新たな国家主義に陥りつつある。これは、古い拡張主義的な愛国主義(つまり、20世紀前半に痛ましい傷跡を残した、国境を超えた軍隊の進軍)の再来ではない。 我々が今目にしているのは、将来への自信を失くした欧州の切羽詰った国家主義だ。 世界の勢力が西から東へとシフトしたことを受け、欧州連合(EU)は内向きになった。同じように、EU加盟国もまた、内向きになっている。 全土で叫ばれる国家主権、廃れる欧州の連帯 かつて欧州が国際舞台の役者になると予想したフランス、ドイツ、イタリアの指導者たちは、狭い国益を必死に定義しようとする器の小さい政治家に道を譲った。 国家主権は、以前は主に、英国の欧州懐疑派が高らかに掲げる規範だった。今は、大陸欧州全体で主権が叫ばれている。EUの創設者たちが欧州の将来の礎として定めた「連帯」は、荒れ果てた理念と化している。 このような状況で

  • 独メルケル政権の現実主義とEU・ユーロの未来:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン James G. Neuger(Bloomberg News記者) 米国時間2010年9月30日更新「The Perils of Pragmatism」 ドイツ初の女性首相、アンゲラ・メルケル氏は今春、ほんの束の間だが、欧州の財政危機に伴い「欧州の理想」の信奉者になったかのように見えた。同首相は「ギリシャの財政危機から欧州の単一通貨『ユーロ』を守るため、ドイツは総額7500億ユーロ(約86兆円)に上る救済策への最大の出資国となる」ことを表明。この発表から3日後、メルケル首相は、第2次世界大戦直後に注目を集めてた欧州統合の理想を具体化したような、欧州統合への熱意を口にした。 メルケル首相は5月13日の演説で、欧州の統合を「最も魅力的かつ崇高で、

    独メルケル政権の現実主義とEU・ユーロの未来:日経ビジネスオンライン
  • 存在意義の薄い日本のようになる欧州  JBpress(日本ビジネスプレス)

    筆者は先日、ベルギー・ブリュッセルにいた。ちょうど欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長が一般教書演説を行ったところだった。 委員長は世界的なリーダーとしての欧州について語り、これは現世代の政治家にとって重大な大望だと言った。だが、筆者が抱く印象は、スモールパワー(弱小勢力)の未来に向かっている大陸だ。 恐らく、ゲストとして招かれた会議に影響されていたのだろう。世界的な存在感を築こうとする米国のシンクタンク、カーネギー国際平和財団が、中国について話し合うために世界一流の学者を集めた会議だ。 この集まりは、誰もが熱心に、中国が米国を脇へ押しやって世界一の強国になる日はいつか予想しようとするありふれた会議ではなかった。ここでの議論は、力というものは、見る人の意識の中に存在することを思い出させるものだった。外部の人間の目に映る中国の台頭は、経済の変化による社会的なストレスや緊張と奮闘する北

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