(2013年2月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 280億ドルのハインツ買収は、食品業界では史上最大規模になる〔AFPBB News〕 ウォーレン・バフェット氏と3Gキャピタルによるハインツの買収(買収金額280億ドル)は、1869年にペンシルベニア州の農業の町でセイヨウワサビを売り始めた会社の歩みにおける画期的な瞬間だ。 同社は創業からわずか数年後に破綻したが、その後、世界で最も有名なブランドの1つに成長した。 2月14日に発表された買収は、ハインツを私企業としての原点に立ち返らせるとともに、折しも米国の食品業界が急激な変化を遂げている時に一段とグローバル化するチャンスを同社に与える。 再び私企業になり、事業売却とグローバル化に弾み 「買収の目的は、会社を非上場化し、より大規模でより優れた事業を築く世界的な基盤として活用することだ」。ハインツの最高経営責任者(CEO)、ウィリアム