動物の皮を薄い紙にしていく工程から、中世の写字生が駆使したテクニックの数々、西欧以外の文化圏での活用法まで、羊皮紙にまつわる基礎知識を一冊に。羊皮紙の表も裏も毛穴までも知り尽くした第一人者が贈る入門書。〔カラー64頁〕 はじめに プロローグ 羊皮紙発祥の地――ペルガモン 第一章 羊皮紙作りの世界 1 牧場生まれの紙――羊皮紙 2 原料――羊皮紙って「ひつじ」なの? 3 羊皮紙ができるまで――前半工程 4 木枠に張って、削って乾かす――後半工程 5 やっと完成――サイズと値段は? 6 ペラペラ? ゴワゴワ?――羊皮紙の厚さ 7 羊皮紙特有の大問題――穴空きとその対策 8 羽ペンだけなの?――使える筆記具と画材 コラム 作ってみよう! おうちでヴェラム(牛皮紙) 第二章 羊皮紙写本の世界 1 手書きの芸術――「写本」って何? 2 皮への「焼き印」――虫こぶインク 3 どうやって直すの?――羊皮