(CNN) 上海からロサンゼルスまで約5時間、東京からサンフランシスコなら5時間半――。アジアと米国を従来の飛行時間の半分で結ぶ超音速旅客機の開発に、新たな期待が集まっている。 超音速機としては、かつて英仏が共同開発したコンコルドが商業飛行を実現したものの、コストや騒音の問題に墜落事故が重なり、2003年を最後に全機が退役していた。しかし最近になって複数の新興企業などが新たなモデルの開発を進め、改めて関心が高まり始めた。 その1つが米ブーム・テクノロジーだ。投資家や戦略パートナーからすでに8500万ドル(約92.6億円)の資金を調達し、23年の就航を目指す。 提携先としては英ヴァージン・アトランティック航空に続き、アジアでも日本航空が昨年12月、1000万ドルを出資して20機の優先発注権を得た。 中国ではオンライン旅行会社アジア最大手のCトリップが最初の戦略パートナーとなった。 Cトリップ