世界各国の個人(家計)金融資産の内訳比率 日本の家計の金融資産(不動産は含まない)は総額約1400兆円ですが、その半数以上が預貯金・現金で保有されています。世界の先進国では、預貯金は大体2~3割程度ですから、日本だけ飛び抜けて高い比率です。 ここでは、アメリカやヨーロッパ各国と日本との、個人金融資産の内訳をグラフにしてみました。一目見て、日本だけ比率が異常であることが分かりますね。 グラフを見ると、金融先進国のアメリカだけでなく、保守的といわれるドイツ・フランスなどでも株式や投信で2~30%は運用されています。日本の預貯金信仰が、世界の中でもいびつな存在であるかが分かります。 なおイギリスやカナダで「保険・年金準備金」の比率が非常に高くなっていますが、これは日本でいう生命保険などに単純に加入しているという訳ではありません。例えば諸外国では「変額年金保険」や「確定拠出年金」など、自分で運用方