5回戦は松江ではなく、茨城のカシマスタジアムへ。クラブW杯のことはすっかり忘れていた 【 photo by 宇都宮徹壱 】 ■「世界とつながっていない」今年の天皇杯 うかつであった。 天皇杯5回戦、私は松江で行われるHonda FC対名古屋グランパスエイトの「自動車対決」を見る気満々だった。ところがカレンダーをよく見ると、5回戦は「TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2007」(以下、クラブW杯)の開幕戦と第2戦の間にあるではないか。さすがに飛行機の日帰り往復はしんどい。しかも翌9日のエトワール・サヘル対パチューカのキックオフは14時45分(国立競技場)。どんなに頑張って原稿を書いても、徹夜コースは必至だろう。大会が長丁場であることも考えて、結局、最も近場(それでも電車とバスで3時間)のカシマスタジアムで行われる、鹿島アントラーズ対ヴァンフォーレ甲府を取