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2019年8月27日のブックマーク (7件)

  • 戦争、革命、疫病……数十万人単位で人が死なないと“経済格差”解消しない問題 | 文春オンライン

    『暴力と不平等の人類史』(ウォルター・シャイデル 著/鬼澤忍・塩原通緒 訳) 書の主張は簡単明快。経済格差が縮まるには、常に流血の大惨事が必要だった、ということだ。戦争。革命。文明崩壊。疫病。数十万人単位で人が死ぬくらい社会が激変しないと、金持ちが既得権益や財産を手放したりはしない! 経済格差の拡大は現代社会の大きな課題とされる。書は多くのデータや既往研究をもとに、石器時代以来の各種社会における経済格差の状況と、その背景にある力学を描き出す。社会が安定して豊かになると、どこでも必ず格差は開く。そして、それが縮まったわずかな事例は、必ず死と暴力に彩られる! それを嫌と言うほど描き出した挙げ句、「何かを願う時には、よくよく注意する必要がある」という一文で書は終わる。つまり極端に言えば、血みどろの騒乱と殺戮を引き起こす度胸もないくせに格差縮小とか口走るな、と著者は嘲笑しているのだ。 開発援

    戦争、革命、疫病……数十万人単位で人が死なないと“経済格差”解消しない問題 | 文春オンライン
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2019/08/27
    本当に買うのかな?
  • リクルートが、日本人の人生すべてを握る「恐怖の企業」と化す可能性(鏑木 邁) @moneygendai

    就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、サイトに登録した就活生の内定辞退率を企業に販売していたことが物議を醸している。学生の同意なしに人工知能AI)で情報を分析して、具体的な個人に紐付いた情報を提供していたことが個人情報保護法に抵触するという点が問題となった。 ただ、関係者の間では「リクルートの潜在力からすれば、内定辞退率どころではなく、結婚転職などの過去のデータから『ある会社で過去に実績をあげた人』や『採用すべきでない人』などいくらでも『企業に有利』な情報を提供できる」との声が上がっている。その驚愕の実態とは――。 約8000人に無断で個人情報を使用 リクルートキャリアは2019年3月から7月末まで、リクナビに登録した就活生の閲覧履歴などから各企業ごとの「内定辞退率」を算定。学生の氏名を特定した状態で、企業側に他の支援サービスと合わせて年400万から500万円で提供

    リクルートが、日本人の人生すべてを握る「恐怖の企業」と化す可能性(鏑木 邁) @moneygendai
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2019/08/27
    いわく、「ビッグデータは社会の効率化を生み出す反面、生産性の低い人間、協調性のない人間などを排除することもできる「諸刃の剣」となることを意識せねばならない。」
  • [書評] なぜ、男子は突然、草食化したのか――統計データが解き明かす日本の変化: 極東ブログ

    書のタイトル『なぜ、男子は突然、草化したのか』というのは、気になる問いかけだ。草化というのは、恋愛に淡白ということである。異性と付き合うために一生懸命活動するということの反対。つまり、異性の肉体を求めているという比喩での肉の対比である、はずだ……。 たしかに、私のような昭和の人間からすると、近年、男子が女子を口説き落とそうと必死になるというのはなくなったものだなと思う。この問いは、私の実感としてある。そこで、なぜだろうと思う。私の印象で言うなら、いやいや、今日はその話は控えておくとしてだ、それをタイトルにもってくる書はどう答えているのか。しかも、その答えは、印象といったものではなく、副題にあるように「統計データが解き明かす日の変化」である。統計、つまり、ファクトは何を語っているのか? 著者は、自身を「統計探偵」とする。統計から、各種の謎解きをする探偵になるというのだ。実際、著者

  • 意外と古いぞ冒険者ギルド

    Dランク冒険者でも解れ簡単なまとめ ・このまとめは「冒険者ギルド」という名前の起源探しである ・冒険者ギルド概念はなろう発ではない ・それどころか名前だけでも前世紀にまで遡ることができる ・フォーチュンクエストは「支援グループ」でありおそらく直接的先祖ではない ・当話題で見つかった日最古のその名での言及は1987年のロードス(当まとめ作成初日の32年前) ※もっと古いものをご存知の方、情報提供お待ちしております。 ・ちなみに小説家になろうの成立は2004年で異世界転生主流になったのは2009年頃から

    意外と古いぞ冒険者ギルド
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2019/08/27
    TRPGに遡るのかなと思ったら予想通り遡っていて安心した。
  • 沖縄女性の入れ墨「ハジチ」禁止令から今年で120年 法令で「憧れ」が「恥」に変わった歴史【WEB限定】 | 沖縄タイムス+プラス

    1982年那覇市生まれ。ギャル記者。Yahoo個人オーサー。千葉大、2019年3月首都大学東京大学院卒業。2007年沖縄タイムス社入社、社会部を経てDX戦略局。2015年、GIS沖縄研究室研究室、首都大学東京渡邉英徳研究室と共同制作した「沖縄戦デジタルアーカイブ」が文化庁メディア芸術祭入選など。 大学在学中から、若者文化を研究。Twitterは@sssss_sssss_10 沖縄にはかつて、女性が手に入れ墨を彫る「ハジチ」の文化があった。1899年、日政府が入れ墨を禁止したことで、ハジチは「憧れ」から「排除」の対象に変わった歴史がある。禁止されてから今年で120年。専門家は「ハジチを通して、歴史や差別の問題を知ってほしい」と話す。(デジタル部・與那覇里子)

    沖縄女性の入れ墨「ハジチ」禁止令から今年で120年 法令で「憧れ」が「恥」に変わった歴史【WEB限定】 | 沖縄タイムス+プラス
  • 自信をアウトソースできた団塊世代と、それが出来ない氷河期世代

    十年ほど前、仕事を引退した何名かの団塊世代男性に「過去のあなたの経験を教えてください」とお願いしてみたことがある。 こうしたお願いに対し、たいてい彼らは苦労話を交えながら“武勇伝”や“成功体験”を語ってくれた。 ドラマチックで臨場感溢れる昔話を語る時の彼らの表情は、誇りにみちていた。 個人の経験談を語る時だけではなく、“昭和”“高度成長”といった時代を回想する時も、やはり自信が溢れていた。 ところが、ついさっきまで自信に満ち溢れていた団塊世代男性が、一転、自信のない姿をみせて驚くこともあった。 たとえば海外旅行の際、日人と一緒にいる時には自信に溢れた態度をとり、奥さんや添乗員には居丈高だった男性が、自由時間になったとたん萎縮し、奥さんに頼ってしまうケースなどだ。 当に自信が内面に蓄積しているなら、場面や状況によってそこまで態度が変化するとは思えないのだが。 氷河期世代などに比べると、団

    自信をアウトソースできた団塊世代と、それが出来ない氷河期世代
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2019/08/27
    この、アウトソースできる/できないの端境期にぶち当たったがゆえに、氷河期世代は対応が遅れてしまったのだと思う。周囲の対応も遅れてしまった。
  • 『天気の子』とミレニアル世代のオタクの文化史・補論:現代日本批評の裏面史 - 白樺日誌

    柄谷行人と渡部直己の対談によれば、現在、日において《批評》というものは消えかかっており、一方で東浩紀が《ゲンロン》で、一方で山城むつみが『すばる』で、その傾向に抵抗しているらしい。 渡部:でも、海外はともかく、僕が学生の頃に日で一番輝いていたのは、批評家でしたよ。そこは小林秀雄の功績を認めざるを得ない。小林のあとに、吉・江藤、蓮實・柄谷とつづく。僕がおくてだったせいかもしれませんが、七〇年代は、人文系で一番冴えてるのが批評家だと思っていました。最先端の哲学・思想を語ることから、小説の批評や新人の発掘、あるいは、社会批評や文明批評まで、映画音楽・美術もふくめいろんなことができるのが批評家である、と。もっとも幅が広くて、しかも、それぞれの専門家よりも鋭くないと、その幅を維持できない。そう思ってました。それが、僕自身をふくめ、段々そうじゃなくなってきて、ついには、今や批評自体が消えかけて

    『天気の子』とミレニアル世代のオタクの文化史・補論:現代日本批評の裏面史 - 白樺日誌