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ブックマーク / www5.big.or.jp/~seraph (18)

  • 経済学が人をいらだたせる理由 - socioarc

    経済学が人をいらだたせる理由 News ダイヤモンド・オンラインで、「なぜ、「経済学者」は嫌われるのか?」という記事が出ていました。 はてなブックマーク - なぜ、「経済学者」は嫌われるのか? ――実は「利他的」な経済学者が伝えたい、 経済学の「2つの醍醐味」 第1回 大阪大学教授 大竹文雄【前編】|おかねは「論」より「感情」で動く! 説明の仕方の問題(偉そう)とか、モデル化する際にこぼれ落ちるものが大きいといった指摘があり、これらも理由としてあるのだろうと思いますが、socioarcは、経済学あるいは経済理論に基づく言説が、人々をいらだたせる最も大きい理由が、もう少し別のところにあると考えます。それはつまり、経済学は、「どのような社会が望ましいのか」という来、価値観に基づくべきものを、価値中立であるはずの科学的な理論の中にしばしば無自覚的に内包しているから、というものです。 端的な例を

  • オタ二病とその処方箋 - socioarc

    オタ二病とその処方箋 Subculture アニメやゲームアイドル、声優などのオタク文化にある程度触れた人の中で、「オタ二病」(*1)とでも呼ぶべき症状が見られる場合があります。典型的な症状として、 人気作品、あるいは人気作品のファンに対してむやみに批判的、攻撃的になる。オタクコンテンツ、オタク文化、あるいはファンを対象として、文芸評論ではなく社会評論を始める。といった行動が見られ、基的にオタク文化に対して常に斜に構えているのが特徴と言えるでしょう。比較的学歴が高く、理性的あるいは理性的であると少なくとも自分では考えている人がかかりやすいように見受けられます。 オタ二病の行動原理は、一見、「同族嫌悪」であるかに見えますが、嫌悪というよりもむしろ、嫉妬というのが正しいのかもしれません。学があり、理性的であるがゆえに、社会的に階層の低い文化であると自分で認識しているオタクコンテンツを素直に

  • 通過儀礼 - socioarc

    通過儀礼 Subculture 特定の誰かを想定している訳ではないとして。 [subculture] はてなブックマーク - あるオタク精神科医の歴史 - シロクマの屑籠 アニメ・漫画ゲームを中心とした趣味は、通常、中二病という言葉に代表されるように、中高生のうちにハマって卒業しておくべき、はしかみたいなものなのでしょう。ここでの「卒業」とは、全く触れなくなる場合もあるかもしれませんが、むしろ、家族・恋愛友人関係などとのバランスを取りつつ、他の趣味を含めて相対化して娯楽の1つとして楽しむことができるようになる、ということを意味します。 しかし、教育熱心であるとか、規範意識の強い家庭で抑圧され、アニメやゲーム的なものへのアクセスが限定されたまま中高生の多感な時代を過ごすと、いざ大学や社会人になって解放され、時間やカネの余裕ができ、場合によっては大学に馴染めず孤独感を感じているところに触れ

  • コミュニケーション能力のスキルツリー - socioarc

    コミュニケーション能力のスキルツリー Communication | Society 新卒採用(2010年3月卒業者)に関するアンケート調査結果の概要をはじめとして、企業が新卒採用に求める能力として毎年「コミュニケーション能力」が1位になっている訳ですが、そもそも企業が求めている「コミュニケーション能力」とは何なのか、という定義についての疑問がしばしば議論になります。 [communication] 「コミュニケーション能力」って、具体的に何だよ | ライフハックちゃんねる弐式 こうした疑問に対して、「妄想:会社がコミュニケーション能力を求める理由 - 発声練習」(A)では 企業が求めているコミュニケーション能力とは、人当たりが良いとか、友達が多くいるとか、そういう能力ではない。企業が求めているのは、他人に未知の事柄を説明するという能力である とされ、「「コミュニケーション能力」への誤解が

  • 「草食系」と「恋愛に積極的でない」の差分 - socioarc

    「草系」と「恋愛に積極的でない」の差分 Partner Style | Society あちこちで「草系男子」が取り上げられているが、だんだん来の定義が分からなくなってくる(これが手垢がついてくる、ということかもしれないが)ので、整理しておきたい。 流行りのモテ系、「草系男子」って、何? - DIME - X BRAND この記事でも見られるように、「草系男子」の特徴としてはしばしば恋愛やセックスにガツガツしない、積極的でない、とされることが多いようだが、恋愛に積極的でない、とか、恋愛の優先度が低い、というのは、恐らく、恋愛欲が低いということとイコールではない。恋愛に対する投資のリターンの期待値が低い、いわゆる非モテの場合も、やはり、恋愛に積極的でない、ということはありえる。 例えば、萌え系のオタクは、恋愛に積極的ではない(行動を起こさない)かもしれないが、興味自体は相当高い訳だ

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/01/16
    「弱い肉食獣は草食系とは別個である」ということを、この表で再確認しよう。
  • socioarc | スクールカースト指数テスト

    統計モードを追加しました。また、厳しく出過ぎるので、キャラ判定ロジックを修正しました。キャラ判定、カースト指数とも、初期からかなり変わっていますのでご了承ください。

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/01/06
    非常によく出来ているようにみえる。現役生さんの感想が聞きたいところ。
  • ロストジェネレーションと麻枝准の時代 - socioarc

    ロストジェネレーションと麻枝准の時代 Subculture 昨年、「永遠の現在」(2008/08/17)に寄稿させていただいた原稿です。1年以上前なので、今となっては古いというかどうかというところもあるでしょうが、そのまま転載します。ご笑覧ください。 --- ロストジェネレーションと麻枝准の時代 (初稿: 2008/06/29) 【社会現象としてのロストジェネレーション】 「ロストジェネレーション」は、今年(2007年)始めに朝日新聞によって、バブル崩壊後の「失われた10年」に就職を迎え、正社員になることが難しかった超就職氷河期世代(1972年頃~1982年頃生まれ、2007年現在25-35歳)を指す言葉として使われている。香山リカが「貧乏クジ世代」(*1)と呼んでいるのと同じであり、1900万人が該当するという。原義とニュアンスが違う(*2)とか高給取りである新聞記者からの上から目線がイ

  • 承認フレームワークの拡張 - socioarc

    承認フレームワークの拡張 Society 1ヶ月ほど前に「国民総幸福量の増大には価値観の真の多様化が必要」というエントリを書きかけて放置していたところ、例の秋葉原の事件が起きてぎょっとした。「価値観の多様化」という言葉はモノやサービスが大量に売れなくなった原因として挙げられる訳だが、それはあくまでも商品の好みが多様化しているだけであり、こと生き方や幸福観としてみた場合には余り多様化していないどころか、むしろ画一化しているようにすら感じられる(例えば、「「見た目」依存の時代―「美」という抑圧が階層化社会に拍車を掛ける」とか「容姿の時代」)。 先の事件が承認の問題が遠因あるのではというのは、先日のニュースメモでも書いたが、socioarcでは以前から「ベーシックアクノリッジメント(基的承認)」などで取り上げて来たように、承認を得られないこと、承認格差が社会の不安定化に繋がるという問題意識があ

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/06/30
    結局、この手の議論でも、ここでもコミュニケーションの諸実行機能がボトルネックになってしまう。/このボトルネックさ加減が出やすいコミュニティ・出にくいコミュニティ、はあるにせよ。
  • サイレントテロに「対策」はあるか - socioarc

    サイレントテロに「対策」はあるか Society 若者を中心に、現代日の社会現象として広がる、ニートひきこもり、非婚、自殺など、社会の生産活動からの撤退により、長期的なスパンでの社会の自壊を意図する(非)行為を総称するのが「サイレントテロ」であるが、(来的な)テロが、国を超えて対応に取り組まれているのと同様に、果たして「サイレントテロ対策」なるものは存在するのだろうか。 [society] 考えるための書評集 若者たちのサイレント・テロ [society] 「どうして日の若者は反乱しないのか」?それは無抵抗こそが最高の復讐だからだ。 - こころ世代のテンノーゲーム 暴力による破壊的テロには、直接的には、テロ対策特殊部隊による鎮圧や、長期的には(必ずしも成功しているとは言いがたいが)、資金源を断つ経済的な封じ込めがある。もっと小規模な、無関係な他人を巻き込むマイクロテロと呼ばれる犯罪

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/02/06
    兵糧攻め、という言葉も。/マクロでみれば確かに有効かもしれない。
  • お笑いコミュニケーション化社会 - socioarc

    お笑いコミュニケーション化社会 Communication | Society 正月番組におけるバラエティ番組の多さには毎年うんざりさせられるが、ドラマも音楽もスポーツもそれぞれ興味関心が異なる中、老若男女の家族が集まる団欒の場において、概ね共通して観られるジャンルがお笑いであるというのは確かである。「広告β:お笑いというイデオロギー?」でも、お笑い芸人の一機能は「マスコミュニケーションの最後の砦」であると指摘されている。 2007年は「KY」という言葉が流行語の1つにも挙げられたが、昨年終わりにちょっとした思いつきで作った「空気読み力テスト」を何故かあちこちで取り上げて頂き、「何故空気を読むことがこれまでよりも重視されるようになったのか」という質問を頂く機会が何度かあった。そのときに答えたことにも通じるが、近年のお笑いの流行と、空気を読むことの重要性に対する再認識はどこかで繋がっているよ

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/01/07
    そう。もう異文化コミュニケーションしないわけにはいかないんだけど。
  • 想像力の源泉 - socioarc

    想像力の源泉 Communication | Society 先の首相もそうであったが、政治家や学者先生の中には、市井の生活者に対する想像力が欠けているのではないかと思わざるを得ない発言が見受けられる場合が少なくない。自分の周りにいる人の話だけを聞いているのでは、というヤツだ。こうした自分と異なる境遇の他者に対する想像力は、どこから生まれて来るのだろうか。 言うまでもなく、自分の経験、あるいは「自分が経験していない」という経験は、もっとも主要な想像力の源泉である。自分と同じような境遇の人に対する想像力は、比較的働かせやすい。しかし、これだけだと自分が経験していない事、もしくは「自分が経験していない」という経験をしていない事(…ややこしい)に対しては、想像することができないのか、という話になる。そんなことはないはずだ。これでは「自分が経験していないことは語るな」という一種の経験至上主義に陥っ

  • 「空気読み力」の構成要素 - socioarc

    「空気読み力」の構成要素 Communication | Society これまで、「空気の読める社会(1)」「空気の読める社会(2)」で、外国に比してハイコンテクストなコミュニケーション環境であるとされてきた日においても、次第に価値観やライフスタイルが多様化する中で、言語ベースのロジカルなコミュニケーションがより重視されるのではという一見妥当そうに見える予想に反し、むしろ現代はますます「空気を読む」ことが求められるようにすらなっているということの理由について検討した。先の参議院選挙では、安部首相が一般生活者の生活感からかけ離れた発言を繰り返し、「空気読めない」「KY」と揶揄されたのも記憶に新しい。 ここでは、改めて空気を読むというのはどういうスキルから構成されているのかを考える。結論から入るが、暫定的に「文脈理解力」「人間洞察力」「会話柔軟力」「TPO力」「空気支配力」の5要素に分けて

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/09/11
    Aクラスだった。まぁそりゃそうだわな。/空気を操作するタイプの人間が正直に答えると、多少結果が下がりやすくなる傾向がありそうなので注意。
  • 恋愛ゲームZERO

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/07/13
    その後の展開をみる限り、エロ漫画や直球エロゲー以外の分野では、この手の身も蓋も無さは嫌悪される傾向に。それにしても解説文がとても楽しそう。
  • 非コミュ指数とコミュニケーション環境 - socioarc

    非コミュ指数とコミュニケーション環境 Communication Ameba NewsやGIGAZINEに取り上げられてアクセス数が跳ね上がった非コミュ指数テストだが、率直に言って1ヶ月そこらで10万回以上試されるほどの反響があるものとは思ってもみなかった。 非コミュ指数テストはそもそもコミュニケーション能力(特に感情系コミュニケーション)がある特定の範囲(図1)にある人を想定して、自らの「生きづらさ」のようなものを相対化し、悩んでいる or ストレスを感じているのは決して自分だけではないことを知ることで、ある種の安心感を持つことができるのではないかという仮説で作成しているものであり、設問の「あるある感」を狙いこそすれ、もちろん何の科学的根拠があるものでもない。半分以上の「普通の人」にはそもそも関係ない話だし、当に社会的能力に問題を感じている方は専門家に診てもらうべきである、と考えていた

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/05/20
    「思ったのと違う非コミュ指数になった」という声の大きさに対する秋風さんの考察。
  • ビジネスの慣性 - socioarc

    ビジネスの慣性 Business [business] テレビとネットはそもそも融合しないのではないか? 「自作ポエム交換ソフト」であるWinnyやShareはともかく、MySpaceやYouTube、Second Lifeなどの新しい生活者参加型メディアの活用が海外を中心に進む中で、Webを著作権ビジネス、特にテレビ業界がどう取り組んで行くか、という点について、日は現状かなり遅れを取っていると言わざるを得ない状況である(*1)。 (*1)同じメディア業界でもより先行してビジネス的に曲がり角を迎えている新聞社や雑誌社は比較的Webの取り組みにも真剣さが感じられる。 昨年後半には海賊版コンテンツのダウンロードしただけで違法ということにしようと議論されていると報道されたことも話題になった。技術的な現実性に対する疑問もある(「「ダウンロード、海賊版は禁止」は実施可能か?」など)が、その点はブラ

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/04/04
    マスコミに限らず、後手後手感が強い。でも後手後手になることは民主主義の原則からいけば、ある種、正しいことなのかもしれない(この辺り、あとで書く、と思う)
  • 「良い格差・悪い格差」を超えて - socioarc

    「良い格差・悪い格差」を超えて Society 近年、格差の拡大や格差社会化が語られる中で、「格差には良い格差と悪い格差がある」といった話がしばしば議論になることがある。つまり、格差が固定化している社会、既得権が強く、健全な競争が行われない、機会不平等な社会が悪い格差(社会)であり、挑戦の機会が誰にも開かれており、努力した人が報われる社会が良い格差(社会)である、という訳である。 しかし、こうした議論は、課題設定が間違っており、結論を誤った方向に導く可能性があるのではないだろうか。というのも、既得権が強く格差が固定化したピュアな「悪い格差」社会であればありえるが、逆にピュアな「良い格差」社会、というのは非常に考えにくいからである。2世議員が闊歩している政治家からしてもそうだが、都市部を中心に私立学校志向が強くなっており、学校教育にカネがかかるために、教育を通じた格差の再生産(=固定化)が進

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/03/14
    間違いの少なそうなテキストだと思った/後半にこの文章なりのソリューションにも触れている。
  • 「生きやすさ」のトランプ的非対称構造 - socioarc

    「生きやすさ」のトランプ的非対称構造 Partner Style | Society 前回のニュースエントリで、社会で進んでいる少子化の一要因になっている非婚化の現象に対して、男性の責任(コミュニケーション能力の低下or要求水準への未達、家事・育児への非協力、収入の低下など)が問われたり、よりしばしば聞かれるものとして、女性の意識変化や社会進出による非婚化・晩婚化が語られたりするということがあったが、そこではトランプのような非対称性な構造が発生しているのではないだろうか。 「トランプ的非対称構造」とは、トランプ(playing cards)ではスーツの強さの関係は通常スペード>ハート>ダイヤ>クラブとなっている訳だが、「生きやすさ」ということにおいて、(何をもって勝ち負けを決めるかは別として)勝ち組男性>勝ち組女性>負け組女性>負け組男性のような非対称な序列が発生しているのではないかという

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2006/06/23
    サンドバック状態に泣いた。しかし、社会的構造としてだけじゃなく、この非対称構造の大元には、有性生殖生物の雄と雌の非対称を想起せずにはいられない。
  • 話題力パターン - socioarc

    話題力パターン Communication 先日、雑談力についてニュースエントリで触れたが、今回は、コミュニケーションにおける話題力について考える。雑談の場合、ノリや共感力(相手に関心を持てること)、非言語ソーシャルスキルの要素が大きいと考えられるが、コンテンツ面から見ると、興味・関心の多様化により、共通の話題が見つかりにくいこともまた、雑談に苦手意識を持ちがちな理由の1つであると考えられる。特定の話題についてはいくらでも話せるが、世間の話題には全くついていけないということだと、自分が得意とする話題にヒットしてくる確率は小さい。しかもその得意とする話題が自分から大っぴらにしにくいものだと更に厳しい。これは言って見れば幅が狭く奥が深い「I字型話題力」ということができる。 逆に、どんな話題でも対応できる反面、どれも詳しくはない人は、「一字型話題力」ということになる。これは情報源が、TV、新聞、

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2006/05/01
    図によるモデリングがわかりやすくていい感じ。多様化した文化ニッチのなかで、広さと深さをどう獲得するか。広さだけでは立ち行かない事に再注目。
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