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ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (196)

  • 角田大河騎手、川口ゆりさん、フワちゃん、相変わらずSNSは不穏だ。 - いつか電池がきれるまで

    www.sponichi.co.jp smart-flash.jp www.yomiuri.co.jp 角田大河騎手、川口ゆりさん、フワちゃん、相変わらずSNSは不穏だ。 角田騎手は、残念な結末になってしまったが、僕自身も角田騎手を批判するポストをしていたので、なんだかモヤモヤしてはいる。 日経平均株価は2000円以上も下がり、騎手が競馬場の芝コースを車で爆走。コロナ激増で疲労困憊している状況でこのカオスな世界線に絶望している。暑さで僕の認知機能が低下しているのか、これは悪い夢なのか?— FUJIPON (@fujipon2) 2024年8月2日 角田大河騎手に関しては、なんであんなことをしたのか、今でも意味不明だ。 最初は「競馬関係者なのに、競馬場のコース保全の大変さとレースや調教への影響もわからないのかよ!」と憤っていたのだが、普通に考えれば、僕よりもずっと競馬の世界にどっぷり浸かって

    角田大河騎手、川口ゆりさん、フワちゃん、相変わらずSNSは不穏だ。 - いつか電池がきれるまで
  • 東京都知事選挙と「他人を攻撃せずにはいられない人」 - いつか電池がきれるまで

    東京都知事選とその後のネットでのさまざまな反応をみて、この話を思い出しました。 fujipon.hatenadiary.com このエントリに書かれている野球選手に関するエピソードにはその後疑念が呈されてもいるし、僕自身も自分で見聞きした話ではありません。 ただ、研修医の話は僕自身が目の当たりにしたことでした。 これが14年前に書いたのですが、世の中には14年くらいでは変わらないものと、14年のあいだに、だいぶ変わったな(おそらく良いほうに)と感じるところがあります。 一昔前の偉人、たとえば、スティーブ・ジョブズがあと10年遅く生まれていたら、さまざまなハラスメント疑惑で名声が地に落ちていたかもしれません。 都知事選とその後の石丸伸二さんのインタビュー対応などへの「パワハラ上司みたい」という反応をみていると、話題になった市議会での答弁もこんな感じだったのに、とは思うのです。 そして、「能力

    東京都知事選挙と「他人を攻撃せずにはいられない人」 - いつか電池がきれるまで
  • Re:中年以後の人生を考える5冊の本(私選) - いつか電池がきれるまで

    pha.hateblo.jp 中年以後の人生を考える、か…… 50歳を越えて、ミッドライフ・クライシス(中年の危機)の波に乗ったり飲まれたりしている僕も、このphaさんの文章を読んで、自分なりに、いま、思いついたを5冊あげてみよう、と思ったのです。 僕にとっての50過ぎというのは(実際は、30代後半くらいから、自分のキャリアの「天井」みたいなものは見えていたのですが)、いろんなことができなくなり、好奇心も持続力も減退していくことに落胆していく一方で、「もう、この年になったら、向上心や野心のためにいろいろ犠牲にするよりも、「今を楽しむ」スタンスでもいいよね、最低限の稼ぎがあれば、と開き直れている面もあるのです。 とはいえ、こんなふうにブログを書いている時点で、悟れている、とも言い難いけれど、まあそんなものなのかな、とも思う。 ずっと、「もうこんなキツイことをやり続けるのは無理だ」というの

    Re:中年以後の人生を考える5冊の本(私選) - いつか電池がきれるまで
  • 2024年の「インターネットと人間の限界」と「面白いこと」について - いつか電池がきれるまで

    あけましておめでとうございます。 年もよろしくおねがいいたします。 このブログでは、毎年、新年最初のエントリは、「現在のブログ情勢と今年の展望」みたいなことを書いているのです。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com しかしながら、現実問題として、「ブログ界隈」に関しては、「みんなにアピールするメディアとしてはもうオワコンです。好きな人たちが細々と続けていく趣味になりましたね」という言葉で言い尽くされてしまうかな、と思うんですよね。 それは別に悪いことではなくて、自然なことなんだろうな、と。 これだけネットやSNSが地雷原みたいになってしまうと、中途半端に関わらない方が楽に生きられる、とも思います。 僕などは、若い頃に、まだ発展途上だったネットで「知らない人とゆるくつながっていく面白さ」を知

    2024年の「インターネットと人間の限界」と「面白いこと」について - いつか電池がきれるまで
  • 「昔のインターネットは面白かった」と思っている世代からみた「今のインターネット」

    anond.hatelabo.jp gothedistance.hatenadiary.jp p-shirokuma.hatenadiary.com 「昔のインターネット」の話になると、つい、いっちょ噛みしてしまいたくなる(今では「擦る(こする)とか言うんですかね)。 僕自身の記憶を辿ってみると、2000年代、まだISDN全盛の頃から、ホームページビルダーで個人サイトを作っていた頃、そして、眞鍋かをりさんが「ブログの女王」と呼ばれ、雨後の筍のようにブログサービスが立ち上がっていった時期の頃は、「楽しかった」というか、「とにかく時間を惜しんで更新していた」のだ。仕事は今よりずっと忙しくて時間に追われていたのだが、夜遅くに帰ってから睡眠時間を削って毎日更新していた。 いやむしろ、忙しくて仕事にもあまり夢中になれず、生き甲斐をブログにアウトソーシング(外注)していたのではないか、とさえ思う。 1

    「昔のインターネットは面白かった」と思っている世代からみた「今のインターネット」
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/12/26
    この文章が多くの人に読まれて欲しいなと願いました。
  • 『ゲームセンターCX 有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭』に参加して、生き返った気がする。 - いつか電池がきれるまで

    yoikoarinoshinya.hateblo.jp 眠れなかった夜に、地上波で深夜に放送されていた『プリンス・オブ・ペルシャ』の回を観て以来、僕はこの番組と有野課長の大ファンなのです。 「有野課長」こと、よゐこの有野晋哉さんが、レトロゲームのエンディング画面に到達することを目指して、何時間、ときには何十時間もプレイし続けるこの番組、いまやYouTubeでは定番となっている「ゲーム実況」の祖とも言われています。20年前と言っても、最初は有名ゲームクリエイターへのインタビューがメインの番組で、番組内の1コーナーだった「有野の挑戦」が主役になるのは、番組がはじまってしばらく経ってからのことでした。 それにしても、20年か……僕と有野課長は、ほぼ同級生であり、課長やスタッフ、ADさんたちが自分と一緒に歳を重ねていく姿には感慨深いものがあるのです。番組の3代目AD、浦川さんに有野さんが「がんばれ

    『ゲームセンターCX 有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭』に参加して、生き返った気がする。 - いつか電池がきれるまで
  • 「ケンタッキーのセルフオーダーシステムの前で立ち尽くす老人」を笑うな - いつか電池がきれるまで

    ケンタッキーのセルフオーダーシステムの前で立ち尽くす老人をみると、この20年、薄情がはびこる中で強制的にでも困ってるひとがいたら助けるという当たり前のことを伝えてこなかった国民教育の不足の末路を感じ… https://t.co/JEbLI46Ux7— 米光一成:ゲーム作家 (@yonemitsu) 2023年10月23日 僕自身は、パソコンを40年くらい使ってきていて、セルフ○○みたいなタッチパネル操作で困ったことはほとんどありません。 これまでなんとか細々と仕事を続けてこられたのは、コンピュータのキーボードに触るのが苦にならない(むしろ楽しい)のと、書類仕事が面倒だけど比較的得意、というのが大きかったのではないかと思うくらいです。 この時代に生まれてきたおかげで、なんとか生きられている。 憂ないろんな予約も今は電話せずにネットでできるものが多くなったし、買いたいものはネット通販で買える

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  • 「あなたには弱者の気持ちがわからない」という呪縛 - いつか電池がきれるまで

    ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ kawango.hatenablog.com これを読んで思ったことなど。 僕は川上さんのことがずっと気になっていて、著書も読んできたし、けっこうファンでもあるのです。 fujipon.hatenablog.com 冒頭のエントリも、川上さんは川上さんの目で見てきた世界のことを書かれていて、その率直さには頭が下がります。 「あなたには弱者の気持ちがわからない」っていう言葉は、僕もネットでよく浴びせられて、考え込んでしまっていました。 「なんだ医者か、勝ち組じゃん」 「親ガチャ勝ってるだろ」 「お前みたいな恵まれた立場にいるやつに、俺たちの気持ちはわからないよ」 もう10年近く前、ほとんど一睡もできずに働いていた当直の夜に、急性アルコール中毒で救急搬送されてきた若者がいました。 ぐったりしながらも必要な処置をしていたら、その若者は少し酔いが醒

    「あなたには弱者の気持ちがわからない」という呪縛 - いつか電池がきれるまで
  • 舞台『宝飾時計』感想(2023年2月11日・鳥栖市民文化会館)と、「自分のために生きる」ことに疲れてきた話 - いつか電池がきれるまで

    建国記念日に、舞台『宝飾時計』を観てきました。 キャストは、高畑充希さん、成田凌さん、小池栄子さん、伊藤万理華さん、池津祥子さん、後藤剛範さん、小日向星一さん、八十田勇一さんの8名。 大掛かりな場面転換やCGを使った演出などもなく(楽器の生演奏は印象的でしたが)、8人の役者さんの息遣いで魅せる、そんな舞台だったと思います。 作・演出の根宗子さんは舞台では有名な方なのですが、僕は根さんの舞台を観るのははじめてでした。 コロナ禍で3年間くらい、舞台やコンサートは中止、延期、入場制限などが続いていますし、僕も仕事上、わざわざ人混みのなかに出かけていって、感染してしまった、というのは申し訳ないな、というのもあったのです。 それでも、昨年の後半くらいから、なんだかもう無性に「何かを観たい、ナマのアートに触れたい!」という気持ちになってしまって、演劇や落語などのチケットをネットで取りまくってしまい

    舞台『宝飾時計』感想(2023年2月11日・鳥栖市民文化会館)と、「自分のために生きる」ことに疲れてきた話 - いつか電池がきれるまで
  • 「クリアまで10時間程度の面白い(おススメの)ゲーム」を教えていただけますか? - いつか電池がきれるまで

    ものすごく唐突ですが、フォロワーの皆様に質問です。 難易度控えめ、クリアまで10時間程度の面白い(おススメの)ゲームを教えていただけますでしょうか? レトロハードかNintendo Switchで。— 佐々木英州 Hidekuni Sasaki (@hide_pixel) 2022年11月29日 しばらく前にこのツイートとたくさんのレスポンスを見てから、僕だったら何をおすすめするだろう、と考えていたんですよね。 アクションゲームはプレイヤーの技量でクリア時間に大きな差がついてしまうし、RPGはフルプライス(7000~8000円くらい)の作品は、短くても20時間くらい、長いものは100時間を超えるものもあります。これも、やり込み派はもっと長くなるでしょうし、最速クリアを目指す人たちは、とんでもない高速クリアになるしなあ。 最近は、Steamでそんなにプレイ時間が長くないインディゲームを買って

    「クリアまで10時間程度の面白い(おススメの)ゲーム」を教えていただけますか? - いつか電池がきれるまで
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/12/21
    ポーションクラフトとかどうでしょう。クリアはさておき、飽きるまで遊んでみるにはいいかもしれません。
  • 書くのが「怖い」とか「めんどくさい」という気分になることが多くなってきた - いつか電池がきれるまで

    pha.hateblo.jp 僕も最近文章が書けなくなっていて、phaさんのこのエントリを「そうだよなあ」と思いながら読みました。 思い返してみると、10年前くらいって、読書感想ブログのほうは毎日更新していて、この『いつか電池がきれるまで』も、週平均3回くらいは書いていた記憶があるのです。 当時はヒマだった、ということは全然なくて、仕事はずっと忙しくて、半ば義務的な飲み会が仕事終わりに週2~3日はあり、睡眠時間を削ってブログを書いていました。 よくそんなに書くことがあったな、そして、書くモチベーションがあったな、と思うのですが、コラムニストの小田嶋隆さんがこんなことを仰っています。 アイディアの場合は、もっと極端だ。 ネタは、出し続けることで生まれる。 ウソだと思うかもしれないが、これは当だ。 三ヵ月何も書かずにいると、さぞや書くことがたまっているはずだ、と、そう思う人もあるだろうが、そ

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  • 『緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法』その後の話 - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com このエントリを公開したのが2022年9月27日。あれから20日くらい経って、季節はすっかり秋になってしまいました。 僕自身はどんな感じかというと、なんだかあまりスッキリしないというか、好調とは言い難いけれど(しかし、これまで50年生きてきて、「今日は調子がいい!」と思ったことは一度もないような気がする)、なんとか生きて、働いている。自分の年齢を考えると、時間を大切にしなければ、と焦りながらも、次の給料日まで、なんとか俺の身体と心よ頑張ってくれ!と昔テレビで観た『キャプテン翼』の三杉くんのような心境にもなっています。あらためて考えると、小学生の三杉くんにあんなに無理させるなよまわりの大人。 さて、冒頭のエントリには、僕が書いたものとしては珍しく、少なからぬ反応をいただいたので、ご紹介しておきたいと思います。 なんのかんの言っても、こういう「中年の

    『緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法』その後の話 - いつか電池がきれるまで
  • 緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法 - いつか電池がきれるまで

    ちょっと弱っている。というか、なんだか煮詰まっている。 新型コロナウイルスの流行から2年半、ようやく収束も見えてきたのではないか、と思いたい状況ではある。 僕自身は、50年間インドア系として生きてきて、外に出るのはギャンブルかゲームセンターか書店に行くときだけで十分……なつもりだった。いやそもそも、これらのことさえ、今の世の中では家に居ながらにしてほとんど可能になっている。昔は「やっぱり馬券が手元にないと盛り上がらない」と思って場外馬券売り場になんとか時間をつくって通っていたものだが、最近はネット投票全盛となり、発売締切直前でオッズが大きく変動するので、僕のような薄利命党でなるべく当てて気分良く過ごしたい人間にとっては、発走直前のオッズまで確認して買わないと「当たったけどマイナス」みたいなことが頻繁に起こるのだ。ネットはどこからでも、リアルタイムで参加できるという大きなメリットがある一方

    緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法 - いつか電池がきれるまで
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/09/27
    何か書きたい
  • インターネットは終わらない、ただ循環していくだけ。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕も最近「インターネット疲れ」みたいなものを切実に感じていて、「がんばってTwitterなどのSNSに触らないようにする」時間をつくっていますし、YouTuberが配信する動画を観る頻度も減ってきています。 SNSでは、自分にはどうしようもないのに、心が揺さぶられるのがなんだかとてもつらくなってきており(これが「中年の危機」というやつなのでしょうか)、YouTuberの動画には「マンネリ化」を強く感じます。 素人が動画を投稿し、人気者になる仕組みができて、10年あまり。 「素人ならではのしがらみのなさ」や「スポンサーがついていては難しい自由度、だらだら感」みたいなものが好きだったのですが、最近Amazonプライムビデオの『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』を観ていて、ふと思ったのです。同じ1時間を使うのであれば、YouTubeの同じようなことを焼き増

    インターネットは終わらない、ただ循環していくだけ。 - いつか電池がきれるまで
  • 『いつも「ここにいちゃいけない」気がする』人間として、50年間生きてみました。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 『はてな匿名ダイアリー』をみていると、ときどき、「これは僕が書いたのではないか」と思う記事があります。 この『いつも「ここにいちゃいけない」気がする』は、まさにそのなかのひとつです。 僕自身、親の仕事の都合で子供の頃は何度も転向しましたし、高校も大学も昔からの知り合いとは切り離される場所に行くことになりました。 仕事をはじめてからも、医局人事で数年ごとの転勤を繰り返したり、研究生として臨床を離れたり、仕事を休んでいた時期があったりして、思えば、2~3年周期でリセットし続けているんですよね。 実際にそういう生活をしていると「居場所がない」「地元や長年の友人・知人がほとんどいない」ことへの寂しさはあります。 この年齢になっても、転校先の小学校で「地元のお祭り」で盛り上がっている同級生たちに「のれなかった」ときのことを思い出します。 その一方で、僕にはリセット

    『いつも「ここにいちゃいけない」気がする』人間として、50年間生きてみました。 - いつか電池がきれるまで
  • もう読んでくれる人がいなくなって、話題にも、お金にもならない『ブログ』というもの - いつか電池がきれるまで

    yutoma233.hatenablog.com 『おのにち』さんは「はてなブログ」を長い間書いておられる方で、僕とは直接の絡みはほとんどないものの、固定読者も大勢いて、マイペースで更新されているのだろうな、と思っていました。 別にブログをやめるとかそういう話じゃなくて、『はてなブログ』有料版の期限が切れたのを延長せずに無料版でやります、というだけの話ではあるのだけれど、最後のほうに、こんな文章があったのです。 最近は、昔感じていたブログへの熱意みたいなものが残念ながら薄れてきつつあるんですけど、それでもやっぱり書くことは楽しいし、同じブログ仲間だ!と親近感を抱いている人達もたくさんいるので、これからも細々と続けていけたらいいなぁと。 ああ、ブログへの熱意みたいなものが薄れてきているのは、僕だけじゃないんだな、と。 それは別に今にはじまったことではなくて、もう5年前くらいから、僕が書いてい

    もう読んでくれる人がいなくなって、話題にも、お金にもならない『ブログ』というもの - いつか電池がきれるまで
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/08/09
    常連読者さんと言える人が数人以上いて、自分自身も読み返す限りにおいて、ブログの続け甲斐はまだあるような気はする
  • あの事件以来、インターネットが、とくにSNSで他者の言葉に触れるのがつらい。 - いつか電池がきれるまで

    あの元首相の暗殺事件以来、僕のインターネット熱は急速に冷めているというか、とにかく誰かをうまく責めた者勝ち、みたいなSNSの雰囲気がすごく気になってしまうのだ。それは別に今にはじまったことではないし、僕自身もその雰囲気づくりの一端を担ってきたのはわかっている。だからこそ、うんざりしてもいるのだ。 一度何かで話題になった人が、自分が舞台に立っているときの灼熱感、みたいなものが刷り込まれてしまい、もう炎上なんて嫌だ、と言いつつ、また新たに燃料を投下せずにはいられなくなっているのを見るのも、僕自身がそうだっただけに、傍観しているのもつらくなる。 燃えて燃えて燃えて。 もっとやれやれ、という人と、もういいかげんにやめろ、という人と。 忘れられたくないから、一度浴びた注目は、すぐに過ぎ去ってしまうから、これまで支持してくれた人たちの期待に応えたいから。 なんのことはない、ある日、ある瞬間に、「面白い

    あの事件以来、インターネットが、とくにSNSで他者の言葉に触れるのがつらい。 - いつか電池がきれるまで
  • TVアニメ『平家物語』感想 - いつか電池がきれるまで

    heike-anime.asmik-ace.co.jp 平家物語 Blu-ray box(特典なし) 悠木碧Amazon 《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》 平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。 亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、 「お前たちはじき滅びる」と予言される。 貴族社会から武家社会へ―― 日歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。 Netflixの「おすすめ」に出てきたので、とりあえず第1話を観てみたのです。 「未来が見える琵琶法師の少女」って、『平家物語』をどうするつもりなんだ?平家の「滅びの未来」を変えるために、サイキック少女が活躍する話なのか?と少しだけ思ったのですが、思った以上に、僕が今まで読んできた『平家物語』でした。 そも

    TVアニメ『平家物語』感想 - いつか電池がきれるまで
  • 『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで

    bizspa.jp news.yahoo.co.jp ひと月くらい前、久しぶりにTSUTAYAのリアル店舗に行ったのです。 職場での仕事のあと、別の場所での会議の予定があって、それまで2時間くらい時間が空いてしまったので。 けっこう長い間通っているTSUTAYAなのですが、内装がだいぶ様変わりしていたことに驚きました。 TSUTAYAといえば、レンタルDVD、CDがメインで、最近はレンタルコミックのスぺースが広くなり、ゲームソフトやDVD、CD、文具の販売コーナー、あとは「ショッピングモールの紀伊国屋などの大型書店には及ばないものの、地方都市の郊外では唯一無二くらいの品ぞろえの」というのが、僕のイメージだったのです。 レンタルDVDコーナーは、いつもけっこう家族連れで賑わっていて、人気作品はほとんど「貸し出し中」、棚を見ていくと「ああ、こんなマイナーな作品でも、ちゃんと貸りて観る人がいる

    『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで
  • 僕の「ひとりテレビゲーム総選挙ベスト10」 - いつか電池がきれるまで

    www.tv-asahi.co.jp www.famitsu.com 僕にとっては生まれてからちょうど半世紀の日に、「テレビゲーム総選挙」が放送されたということに、なんだか不思議な因縁を感じました。思えば、小学生時代に「テレビゲーム」にはじめて触れ、カセットビジョンのカクカクキャラから、「ゲームセンターのゲームが家でできる!」と、ファミコンの登場に歓喜し(なかなか買えなかったけれど)、その一方で、「マイコンのゲームに比べたら、ファミコンのゲームなんて子供だまし!」とか、耳年魔『ログイン』読者でもあった子供時代でした。 実際、憧れの『ウィザードリィ』とか『ウルティマ』をプレイしてみると、「うーん、自分には『ドラクエ』のほうが面白いみたいなんだが……」だったのですけど。 「ゲームセンターは不良のたまり場」で、補導員におびえながら薄暗いゲーセンを彷徨っていた時代のことを考えると、「ゲーム大好き!

    僕の「ひとりテレビゲーム総選挙ベスト10」 - いつか電池がきれるまで
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/12/30
    なんか年末にふさわしいブログエントリという印象を持った。