タグ

ブックマーク / note.com/sasakitoshinao (6)

  • かつて光り輝いていた「反権力」は、なぜカッコ悪くなったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.695|佐々木俊尚

    特集  かつて光り輝いていた「反権力」は、なぜカッコ悪くなったのか 〜〜「20世紀の神話」は今こそ終わらせるとき(第10回) 陰謀論というと、どちらかといえば「右派」の人がはまりやすいとマスメディアでは報じられてきました。たしかに右派陰謀論はたくさんあります。最近だと、ディープステートという世界的な秘密組織があり、ドナルド・トランプはそれと戦う英雄であるという謎の陰謀論をうち出しているQアノンが典型的でしょう。Qアノンの流れは日にもあり、以下の記事が(読んでいると頭がクラクラしますが)詳しい。 とはいえ、陰謀論は右派の専売特許というわけではありません。マスメディアではあまり指摘されませんが、左派を中心に盛り上がっている陰謀論も多数あります。 左派系陰謀論で最も多いのが、や環境にまつわるものでしょう。「品添加物は危険」「コンビニのパンは添加物まみれ」といった軽い話から、除草剤のラウンド

    かつて光り輝いていた「反権力」は、なぜカッコ悪くなったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.695|佐々木俊尚
  • どこの国でも「宗教離れ」が進み、自己啓発に乗っ取られていく 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.689|佐々木俊尚

    上記の記事によるとフランスではカトリック信者と答えたのは23パーセントしかおらず、64パーセントが無宗教。イギリスでは国教会への帰属を表明する人はたったの7パーセントで、70パーセントが無宗教。最も信仰心が薄いのはチェコで、無宗教の人は91パーセントもいるそうです。 アメリカは「宗教国家」と呼ばれるぐらいにキリスト教の強い国ですが、それでもこの数字。ピュー研究所によると、2011年には「自分はキリスト教信者である」と自認している人が75パーセントだったのが、昨年は63パーセント。いっぽうで無宗教の人は18パーセントから29パーセントに増えています。つまりアメリカ人の10人にひとりぐらいが、キリスト教から無宗教にくら替えしたということです。 どこの国でも宗教離れは若者世代に顕著で、もはや次の世代には宗教的価値観は受け継がれることはないだろうと言われています。いっぽうでヨーロッパに流入する移民

    どこの国でも「宗教離れ」が進み、自己啓発に乗っ取られていく 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.689|佐々木俊尚
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/02/02
    宗教といえば戒律が必須というか、戒律なき宗教は宗教でない気がするのだけど、確かに、自己啓発などは戒律がないようにみえて、あるな。
  • なぜ「多様性を」と言いながら多様性を否定する人たちがいるのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.684|佐々木俊尚

    特集 なぜ「多様性を」と言いながら多様性を否定する人たちがいるのか 〜〜「専業主婦論争」の歴史を振り返りつつ多様性問題を考える 「多様性が大事」といいながら、価値観の多様性を認めず、みずからの価値観の優位性でマウントしようとする動きが近年、あちこちに広がっているように感じます。 少し前に、わたしが出演しているネットの報道番組「アベマプライム」で、少子高齢化の議論をしました。ジェンダーギャップをなくして、男性も育児や家事を積極的に行うようになれば少子化問題は防げるのではないかという論点でした。 これはわたしもまったく同意です。わが家は子どもはいないので育児経験はないのですが、家事について言えばと同居して以来20年、ずっとわたしが毎日の料理とゴミ出し、日用品の管理補充などを担当しています。は洗濯と掃除の担当です。だからわが家では「夫が家事を手伝う」というような言い回しが使われることはいっさ

    なぜ「多様性を」と言いながら多様性を否定する人たちがいるのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.684|佐々木俊尚
  • 日本に必要なのは空虚な「反権力」ではなく、本当の敵「反空気」である 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.674|佐々木俊尚

    に必要なのは空虚な「反権力」ではなく、当の敵「反空気」である 〜〜「20世紀の神話」は今こそ終わらせるとき(第5回) 前世紀感覚の人はすぐに「権力が暴走する」「権力の乱用に歯止めをかけなければ」といったスローガンを言いたがります。しかしこの「権力の暴走」って、いったい何を指して言っているのでしょうか? 「権力の暴走」を言う人の根っ子にあるのは、たいていの場合は太平洋戦争でしょう。「軍部が暴走して無意味な戦争を引き起こした」みたいなステレオタイプな説明は、そこらじゅうに溢れてますからね。 しかしこの「軍部の暴走」って当でしょうか? ひとつわかりやすい例を。伊丹十三さんのお父さんで、同じく映画監督だった伊丹万作が終戦の翌年に書いた有名な文章を引用しましょう。 「みんな、今度の戦争でだまされたと言ってる。みんなが口をそろえてる。でも私の知ってる限り、『おれがだました』って言ってる人はひと

    日本に必要なのは空虚な「反権力」ではなく、本当の敵「反空気」である 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.674|佐々木俊尚
  • ポスト近代には恋愛も結婚も職業選択の自由も、すべて抑圧になった 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.654|佐々木俊尚

    ポスト近代には恋愛結婚も職業選択の自由も、すべて抑圧になった 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.654 特集 ポスト近代には恋愛結婚も職業選択の自由も、すべて抑圧になった 〜〜現代社会における「実力主義」の困難さを考える(第2回) いま日に求められているのは、新しい社会観です。2000年代には過度な実力主義ばかりがはびこり、「このジャングルで生き抜け」人生哲学が流行しました。これはあまりにも、厳しい社会です。かといって時間を逆回転させて、サザエさんやクレヨンしんちゃんのような昭和の古いライフスタイルに戻っていくのも無理でしょう。今さら専業主婦の存在を前提とした核家族に戻れるわけもありません。昭和への回帰ではない、新しい社会観。それは実力主義に過度に進みすぎずに、しかし同時にみんなが「居場所」を見つけられるような方向だとわたしは考えています。 さて、メルマガではその結論にすぐには

    ポスト近代には恋愛も結婚も職業選択の自由も、すべて抑圧になった 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.654|佐々木俊尚
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/05/24
    「諦める」ということがとても難しい社会になった、とも関連するお話。
  • 「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.651|佐々木俊尚

    特集 「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 〜〜平凡だから自由に憧れた昭和から、平凡に憧れ自由を恐れる令和へ アウトサイダーという存在の意味が20世紀と今とでは、大きく変化しているということを解きほぐしていきましょう。精神科医のシロクマ先生が、以下のような記事を書かれていました。 高校生が煙草を吸ったり万引きをしたりというヤンキー的な振る舞いは、社会から逸脱したアウトサイダーのように思われていたけれども、それは逸脱ではなく、また別の規範にしたがっているだけだったのではないかというお話です。そして借金玉さんの以下のツイートを紹介されています。 「『ヤンキー的なもの』あれ、全然逸脱じゃなくて単なるロールモデルですよ。逸脱ってのは、公園で一人足元のアリ眺めながら「こうしているときは当に幸せだな」って感じてるキッズのことです」 シロクマ先生の記事を読んで、わたし

    「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.651|佐々木俊尚
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/05/04
    反抗とは。アウトサイダーとは。文中で紹介されている色々から、アウトサイダーの(個人にとっての)アイデンティティという側面も垣間見える。
  • 1