セ・リーグの本塁打ランキングを眺めていると、あらためて山田哲人(ヤクルト)のすごさに気づかされる。180センチ、76キロという“大砲”と呼ぶには心許ないサイズながら、本塁打王争いを牽引しているのである。その山田とタイトルを争っている外国人選手たちに“小さな日本人スラッガー”はどう映っているのだろうか。 ■「分類不能の強打者」山田哲人の恐ろしさを、ライバルたちが証言 ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)は、2014年にシーズン60本塁打の日本プロ野球記録を樹立したスラッガーで、現在、チームメイトの山田より1本少ない15本塁打を放っている。4番を打つバレンティンは、いつもウエイティングサークルから山田のバッティングを見ている。 ※今季の成績はすべて5月31日現在 「ボールを遠くに飛ばすのに重要なことは、体のサイズではなく、ボールの下を叩くことなんです。ボールにバックスピンをかければ、