世界中でサッカーの仕方はこんなにも違う 2010年6月13日(日)10:00 (フィナンシャル・タイムズ 2010年5月14日初出 翻訳gooニュース) サイモン・クーパー 僕は水曜夜になると、パリの仲間と中年同士で下手なサッカーをする。試合をしながらずっと、へたくそなフランス語でチームメートに指示を出しまくるのだが、連中は聞く耳を持たない。なぜかというと、サッカー文化の衝突が起きているからだ。僕が育ったオランダでは、サッカーというのは一種の弁論部のようなものだ。しかしフランスではどうも、サッカーをしながら話をするなど礼儀知らずだということらしい。 ワールドカップでは、こうした国ごとの違いが目につくはずだ。いかにグローバル化の時代といえども、サッカー文化の違いを完全に消し去ることはできない。どんなに超一流の選手といえども、どこかで生まれ育ったには違いないのだし。一流選手のほとんどは少なくと