4月12日、ストロスカーン専務理事は、ギリシャが債務問題に効果的に対応するにはデフレしかないとの認識を示した。3月撮影(2010年 ロイター/Sebastien Pirlet) [ウィーン 12日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は、ギリシャが債務問題に効果的に対応するにはデフレしかないとの認識を示した。 専務理事は、オーストリアのプロフィル誌のインタビューで「(ギリシャにとって)残されている唯一の効果的な救済策はデフレだ」と述べ、「まさに欧州委員会が勧めてきたことだ」と語った。 また、拡大ユーロ圏が政府債務の拡大に対処する一方で社会保障プログラムを保持する方法について、年金給付の削減を提案。 「大半の国では、年金改革あるいは医療保険制度改革が債務問題からの脱却を主導している」と述べ、年金の受給開始年齢の引き上げが歳出削減策の一つとなりうると語った。