ラーメンチェーンを展開する幸楽苑ホールディングスは1月28日、幸楽苑の全517店舗で「楽天ポイントカード」を利用できるようにすると発表した。楽天が開発するAI(人工知能)技術も店舗に導入し、連携を深めていく。 幸楽苑には年間およそ6000万人が来店する。しかし、「顧客の属性や嗜好などのデータを十分把握できていなかった」(新井田昇社長)。楽天ポイントカードを導入することで、顧客の属性と購買行動をひもづけ、どの層にどんな商品のニーズが高いのかを分析し、商品開発の精度を高める。 2019年度には実店舗で、楽天技術研究所が開発したAI搭載のデジタルサイネージ「幸楽苑 UmaAI(うまあい)くじ」の試験導入を目指す。画像認識技術で来店客の年齢や性別を判断し、おすすめメニューを表示する。写真撮影すれば、来店客の顔写真入りの割引クーポンがその場でプリントされる。友人に渡すなど、口コミを広げるツールにもな
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