米プロバスケットボール選手のジェフ・ハーパー(Jeff Harper)氏は昨年、過失致死の疑いで中国当局に8カ月間にわたり軟禁された。「指定住居居住監視」という措置を受けた同氏は外部と隔離され、自身がどこにいるか分からなかったという。米紙ウォール ・ストリート・ジャーナル(WSJ)は22日、同氏の事例を取り上げ、「居住監視」の実態を明かした。 昨年1月、中国のファーストフード店に行ったハーパー氏は、あるカップルが激しく争う場面に遭遇し、男性を押しのけたところ、死なせてしまった。中国当局はハーパー氏を正式には逮捕しなかったが、悪臭を放つマットレスとプラスチック製の椅子しかない部屋に軟禁し、「居住監視」に処した。 中国では正式逮捕の前に、容疑者を尋問するために「居住監視」と呼ばれる勾留措置がある。 ハーパー氏はその間、自身の居場所を知らされず、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の大流行も知らな