遠赤外線加熱に関しては一部の業者による嘘の宣伝により間違った認識を持っている人が多数おられます。一部の悪徳業者が嘘の情報を商売に利用し、それに一部の大手メーカーまで嘘とわかった上で便乗していた感がありますが、最近は多くの大手企業では改善されています。ここでは一部の悪質業者の嘘をご紹介し、科学的に妥当な(初歩的,基本的な法則で疑いの余地の無い理論に基づいた)解説を加えています。 悪質業者の嘘事例-1. 遠赤外線は物体の内部にまで浸透し加熱する →しません 遠赤外線は内部まで浸透して加熱する事はほとんどありません。ごく表面のみ( 0.1~0.2㎜程度)の加熱になります。なぜなら遠赤外線は金属以外の多くの物体にきわめて吸収されやすい(吸収率が高い)からです。可視光~近赤外線では透明な材料、例えば水やガラス,透明プラスチックなども遠赤外線領域(3~5μm以上)では不透明になり、透過することなく表面