菅首相は25日夜、都内ホテルの日本料理店で、国民新党の亀井代表と会談した。同党の下地幹事長のほか、仙谷官房長官、民主党の枝野幹事長も同席した。会談は、首相が呼びかけた。 出席者によると、亀井氏は米軍普天間飛行場移設問題について、「11月の沖縄知事選までおとなしくした方がいい」と述べ、日米両政府が8月末に予定する代替施設工法などの決定の先送りを求めたという。首相は明言を避けた。 亀井氏は経済対策の必要性も訴え、財源として、利子が付かない代わりに相続税がかからない「無利子非課税国債」の導入を首相に進言。首相は「勉強する」と答えたという。 首相と亀井氏は、今後の政権運営に関し、社民党との関係再構築を模索する考えで一致した。