関連トピックス原子力発電所福島瑞穂 滋賀県は、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI〈スピーディ〉)による放射性物質の拡散予測を文部科学省に要望したが、2カ月以上経っても提供されていない、として再度提供を要請した。 文科省は2月、国の原子力安全委員会の作業部会が原発事故の防災対策重点区域を半径8〜10キロ圏から30キロ圏に拡大することを決めたのを受け、新たに滋賀など5県に拡散予測を提供すると発表。滋賀県は3月初め、大飯、敦賀、美浜、高浜4原発での拡散予測計8パターンの提供を要望した。 ただ、その後も情報は提供されなかった。社民党の福島瑞穂党首は今月7日の質問主意書で「滋賀県からの要望に基づき、(スピーディでの)試算が行われたのか」と質問。政府は15日の答弁書で「要望に基づく試算はまだ行っておらず、試算結果の提供も行っていない」と回答した。この回答を受け、滋賀県は16日、再度提