自動車メーカーの「スズキ」は、円安で海外事業の収益が押し上げられることなどから、今年度は本業のもうけを示す営業利益が過去最高の1500億円に達するという見通しを示しました。 「スズキ」の発表によりますと、ことし3月期(昨年度)のグループ全体の売り上げは、前の年度より2%増えて2兆5783億円、本業でのもうけを示す営業利益は21%増えて1445億円でした。 これは、国内で軽自動車の販売が好調だったほか、インドや東南アジアでも販売が伸びたためです。 来年3月期(今年度)の業績予想は、円安で海外事業の収益が押し上げられることなどから、売り上げは8%増えて2兆8000億円に、営業利益は3%増えて過去最高の1500億円に達する見通しだとしています。 会見で、鈴木修会長は、「今の為替水準は、『本当に大丈夫か』と聞きたくなるほどの円安で、今後も続くかは分からない。長期的に見れば海外での現地生産を進め、コ