【ベイルート】イラクでのイスラム過激派「イスラム国」阻止の動きに世界中の注目が集まるなか、隣国シリアにある彼らの活動拠点はほとんど揺らいでいない。「イスラム国」はさらに勢力を伸ばし、新たな志願兵たちを引き付けている。 イラク北部での米軍による空爆にもかかわらず、シリア北部ラッカにある「イスラム国」の本部や居住区では今も同組織の黒旗が誇らしげに翻っているという。中東や欧州全域からの新たな志願兵たちはトルコを経由してひっきりなしにバスやタクシーでラッカを目指し、家族とともにこの都市の最も高級な住居で暮らしている。 「イスラム国」はイラクのような弱い軍隊を相手に従来型の戦争を戦える上、国際テロ組織アルカイダの部隊が好むようなゲリラ戦術も使用できる軍隊をつくっている。米当局者らは「イスラム国」の指導者アブ・バクル・アル・バグダディ容疑者はシリアを本拠にしていると指摘しているが、米軍による空爆は
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