28カ国、約5億人の巨大な共同体を運営する職員らは、英語で官僚を意味する「ビューロクラット」をもじって「ユーロクラット」と呼ばれる。欧州委員会の資料などによると短期契約も含め約3万人にのぼる。 ユーロ危機以降、欧州各国で緊縮財政が続く中、庶民生活とかけ離れたEU職員の厚遇ぶりが度々、非難を浴びてきた。 年金などを差し引いた平均月給は約6500ユーロ(約75万円)で、最高級の局長クラスになれば約1万6500ユーロ(約190万円)に達する。さらに、子ども1人につき月額約376ユーロ(約4万3千円)など様々な手当が上乗せされ、所得税も免除される。退職後は、最高で最終給与の7割の年金をもらえる。 厚遇に理由がないわけではない… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。