医療保険制度改革(通称・オバマケア)の存続を求める人たち=2月25日、米ワシントンで(写真:Ted Eytan) 米国内の4万5千余りの教会が加盟する福音派の連合組織、米国福音同盟(NAE)が、医療保険制度改革(通称・オバマケア)の廃止を目指す共和党の政策に反発している。 米ニュースサイト「シンク・プログレス」(英語)によると、キリスト教の飢餓撲滅団体「ブレッド・フォー・ザ・ワールド(世界にパンを)」が9月25日に配布した一連の声明により、これまで沈黙を守っていたNAEが、オバマケアを廃止し、新たな制度への置き換えを目指す共和党の政策に反対していることが分かった。 NAEは声明で、「わが国の健康管理システムは見事な成果を上げてはいるものの、国民の多くに対して、手頃な価格での生命維持を提供できない場合が多い」と指摘。「改革が必要だが慎重な研究がなされるべきで、専門家の分析や改革に伴う取捨選択