「ただの意見」。リーナが「アラブの春」の以前から続けてきたブログ「A Tunisian Girl」は、1月26日のこんなタイトルの長文が最後の投稿となった。ブログはフランス語でつづられることもあったが、この投稿はアラビア語でチュニジアのいまの政治や社会を激しい言葉で批判し、「革命が起きたことを否定する」人たちへの怒りをはっきりと示すものだった。 私たち(チュニジア人)は過去から学ばず、歴史の教訓を覚えていない。あたかも、物忘れが激しいか記憶力がない国民であるかのように。国会で繰り広げられる茶番に人々は拍手を送り、(政治家たちを)先進的で世直しをする人たちとみなし、彼らの不条理や腐敗、弾圧、暴力さえも忘れる。私は暴力と暴力の行使に反対する。議員の中には、暴力に反対しているといっているのに、違うことをやっている人(女性)がいる。暴力や脅しを経験した人が、どうして自ら暴力を使うことができるのだろ