中国発新型コロナウイルスが世界を席巻し、多くの犠牲を出している時、ウイルスの動向をフォローするウイルス学者は休む暇なく監視を続けている。特に、新型コロナウイルスの変異株が欧州を襲撃している時だけに、欧州のウイルス学者、疫学専門家は文字通り、ウイルスとの戦いの最前線に立たされているわけだ。 ドイツのスター・ウイルス学者、クリスティアン・ドロステン教授(シャリテ・ベルリン医科大学ウイルス研究所所長)らの活躍をみると、教授のウイルス分析がドイツを含む欧州で大きな影響を与えていることが分かる。それだけに、同教授の肩には大きな責任がかかっている。SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群)が2002年から04年にかけ中国南部の広東省を起源に感染拡大した時もいち早くウイルスを検証した実績がある。 今回もウイルス学者としてはやりがいがある時だが、時には疲労感を覚えるだけではなく、身の危険も出てくるのではない
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