政治と経済 ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史 | 長周新聞
京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。 □ □ 今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。 ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。 そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ド
元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。 大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。 <記事原文 寺島先生推薦> The ghosts of apartheid triggered South Africa’s case against Israel in The Hague この行為に関する南アフリカ国内の反応は、多くの議論や問題があるにもかかわらず、驚くほど足並みがそろったものだった。 筆者:クベンドラン・チェティ(Kubendran Chetty) 出典:RT 2024年2月20日 <記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月23日 2024年1月11日、ハーグで、南アフリカが提訴したイスラエルに対するジェノサイド裁判の審理を前に、国際司法裁判所(ICJ)に出席するロナルド・ラモラ法務大臣とブシムジ・マドンセラ駐オランダ南アフ
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年になるのを前に、NHKがSNSで拡散されたウクライナに関する日本語での投稿を分析したところ、G7広島サミットが開かれた去年5月ごろからロシアを支持する内容のまとめサイトなどの記事が拡散する割合が増えていることが分かりました。中には偽情報もあり、専門家は当初より関心が低下する中で、ウクライナ支援への負担が注目されるようになっていることが背景にあるとしています。 NHKはこの2年間、旧ツイッターのXやフェイスブックで拡散されたウクライナに関する日本語での投稿を分析ツール「BuzzSumo」を使って分析し、拡散が多かった記事や情報の20位までを3か月ごとに比較しました。 その結果、当初は、支援団体の情報や欧米や日本などの大手メディアの記事が19を占め、去年春まで傾向は変わりませんでしたが、G7広島サミットが開催された去年5月ごろからロシアを支持する投稿を
ロシアのプーチン政権がウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で2年。前線ではロシアが攻勢に出る中、ウクライナは米国の軍事支援が滞るなど、苦しい状況にある。近い将来、この戦争は収束できるのか。 「ロシアの狂気は敗北しなければならない。そのために私たちはあらゆることをする」。ウクライナのゼレンスキー大統領は22日のビデオ演説で改めて国民に結束を訴えた。ただ、反転攻勢に失敗し、戦争による疲弊が深まる中、ゼレンスキー政権は国内での支持率低下に直面している。 キーウ国際社会学研究所によると、ゼレンスキー氏の支持率は2022年12月の84%から62%(23年12月)まで下落した。政府への信頼度に至っては52%から26%へと大きく落ち込んでいる。
前回触れたコロンビア大学のジェフリー・サックス教授は、ウクライナ戦争の報道について「ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、MSNBC、CNNといった主要メディアは、バイデン米大統領の嘘を繰り返し、国民から歴史を隠す、政府の単なる代弁者になっている」と厳しく批判する。これら米メディアの報道を右から左に垂れ流す日本のマスコミも、「国民から歴史を隠す、政府の単なる代弁者」だといわざるをえない。 A WAR OF LIES The war in Ukraine is based on lies — lies about how it started, how it’s going, and how it will end. We are told that Ukraine is winning when in fact it is losing. We are
3 加藤鮎子こども政策担当大臣は、少子化対策の支援金の徴収額について月1000円を超える可能性があると答弁しました。当初500円弱とされた一人あたりの負担が半月あまりで倍増しています。 ■国会で言及 子育て支援金「1000円超も」 加藤鮎子こども政策担当大臣 「1000円以上の負担があり得るかに関しましては、その被用者の方ですとか、加入者の方々の支払い能力ですとか、所得に応じて変わってきますので可能性としてはあり得ると思います」
東京大先端科学技術研究センターの小泉悠准教授(鴨志田拓海撮影)ロシアによるウクライナ侵略から2年がたち、世界各地で「支援疲れ」が顕在化してきている。なぜ日本を含めた各国はコストを払ってまでウクライナ支援を続けるべきなのか。なぜ停戦が難しいのか。ロシアの軍事情勢に詳しい東京大先端科学技術研究センターの小泉悠准教授に話を聞いた。(聞き手 本間英士) ――ウクライナの現在の戦況をどう見るか 極めて厳しい状況に置かれている。昨年の反攻作戦が失敗し、当面は攻勢に出るのが難しい。今年いっぱいは守りに入らないといけないのではないか。ロシアは東部ドンバス地域で攻勢に出ており、ウクライナが全ての前線を守り切るのは厳しい。いくつかの都市は放棄せざるを得なくなるだろう。
はじめに 地政学という言葉は世間にあふれている。本屋の国際情勢コーナーを眺めてみれば、そのように銘打った本がいくらでも見つかるだろう。 しかも、氾濫する「地政学」の意味するところは多様である。国際的リスクという程度でこの言葉が使われる場合もあるし、シーパワーとランドパワーの対決という古典的論理で世の中の動向を読み解こうとするものもある。そうした地政学理解を鋭く批判した「批判地政学」の書もあれば、接続性こそが今後の鍵だと説く「接続性の地政学」論を提起するものもある。 こうした中で、本稿が用いる「地政学」は、古典地政学のそれに近い。国家を(特に大国を)主語として、その勢力範囲がどこまで及ぶのかを巡って繰り広げられる角逐(かくちく)がその焦点だ。2022年2月24日にロシアが始めたウクライナへの侵略は、もはや過去のものと思われた古典的地政学の復活と言ってよいだろう。前述した「接続性の地政学」と対
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ロシアの野党活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が、獄中で急死した。これに対し米欧政府は、死因もまだ定かでないのに、プーチン露大統領に責任があると非難した。日本の主要紙はその尻馬に乗るかのように、一斉にナワリヌイ氏をほめたたえてその死を悼み、ロシアを叩いている。 (社説)ナワリヌイ氏 弾圧国家が恐れた勇気 https://t.co/faaR5hpupm 違法な侵略戦争を進めながら、市民からの正当な批判を恐れ、封殺する。プーチン体制の危険性だけでなく、その本質的な弱さも浮き彫りにされたとみるべきだ。 — 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) February 18, 2024 朝日新聞は2月19日の社説で「直接の死因は不明だが」と断りつつ、「過酷な環境で自由を奪われていたことを考えれば、プーチン政権による弾圧が引き起こした悲劇であることに間違いはない」と決めつける。苦しい屁理屈
ウクライナで拘束中の米国人ブロガーはなぜ死んだのか?ロシア侵攻正当化の疑いで治安当局逮捕 イーロン・マスク氏らも調査要求、米国政府は論評避ける ウクライナ在住の米国人ブロガーがロシア侵攻を正当化する虚偽情報を流布したとして、ウクライナ治安機関に逮捕され、拘束中に死亡した事件が波紋を広げている。遺族らは逮捕は不当で、重病にもかかわらず、十分な医療も受けられなかったと批判。米企業家イーロン・マスク氏らも調査を要求したが、ウクライナ当局は逮捕は適法だと退けた。米国務省はコメントを避けている。(共同通信=太田清) ▽何の支援もない 死亡したのは米国とチリの二つの国籍を持つゴンサロ・リラ氏で、昨年5月、東部ハリコフの自宅を捜索され、逮捕された。その後、保釈されて自宅軟禁となったが、ハンガリーに向け国外逃亡を図った(リラ氏は政治亡命のためと主張)ことで再度拘束された。 昨年12月に予定された初公判で有
An UPDATE — Western Hypocrisy and the Rules Based International Order When It Comes to Political Prisoners ラリー・ジョンソン著:21/02/2024 ウラジーミル・プーチンとロシアは、ロシアの政治的反体制者アレクセイ・ナルヴァーニの死と、ロシアとアメリカの二重国籍者でバレリーナのクセニア・カレリンの逮捕を受けて、西側諸国の厳しい批判と脅迫に直面している。愚かなプーチン。彼はどうやら、これらの人々をMAGA支持者と宣言すれば、あとは好きなようにすれば西側諸国が彼を応援してくれるということを理解できていないようだ。 なるほど。皮肉はもういい。現実を見よう。アレクセイ・ナルヴァーニは、西側の識者や政治家からはロシアを代表する政治的反体制派とみなされていたが、国内では無名だった。マリアンヌ・
2024年02月24日02:31 ポーランド農民によるウクライナ国境封鎖続く ゼレンスキー呼びかけにも聞く耳持たず カテゴリウクライナ情勢 ロシア・ウクライナのメディア情報地域コミュニティー hara047 23日のYouTube動画の補足資料として、リバールがありがたい記事をアップしてくれたので、掲載します。 ゼレンスキーが、ポーランドとEUの当局者に国境へ出向いて話し合ってくれと懸命に呼びかけていますが、ポーランド側は農民たちはもちろん聞く耳は持ちませんし、政権も真剣に対応しないようです。 記事の中で、立ち往生する人道支援物資トラックのカバーを剥いでみたら、積んでいたのはウクライナ軍向けの装備だったという話は面白いです。ロシア軍に狙われないように、人道支援を装って輸送していることが確認されました。 ポーランドとウクライナの国境の状況は、引き続きその安定性を楽しませている:ポーランド人は
見解日本人は本当にトッド氏が好きです。フランスでは、人口問題では学者として遇されますが、彼が話すのが好きな国際政治では、特に相手にされていません。日本でも畑違いの学者が自分の好きに国際政治を話して、主張がかなり偏って見える動画やサイトがありますが、それと似ています。仏語版wikiの彼のページは、編集の争いがあったために編集不可になっています。話すのは本人の自由ですが、それを「世界の知性」と持ち上げて拝聴するのは、日本人だけではないでしょうか ここではさすがに仏メディア相手だからか、日本人相手ほど自由に話しておらず、無理やりな感じで人口問題(乳児死亡率)の話を入れています。そしてアナール学派とか著名な歴史学者ラデュリの名前を出すなどしていますが、別に歴史学者でもありません。 人口問題以外では論者ではないが、こういう事を言っている人もいる位の感じで読むのが適切だと思うのですが、いかがでしょう。
ロシア軍に向けて榴弾(りゅうだん)砲を準備するウクライナ兵=1月14日、ウクライナ・ザポリージャ州前線近郊/Reuters via CNN Newsource キーウ(CNN) 再びロシア軍によるミサイル攻撃の脅威に直面するウクライナの首都キーウで、少人数の女性グループが抗議活動を行っている。その中の1人、アントニーナさんは、3歳の息子のサーシャちゃんを連れている。 「お父さんが家に帰ってこない。戻ってくるのを待っている」と、サーシャちゃんは話す。 「動員に公平な期限を」と書いた紙を掲げたアントニーナさんは、現在従軍中の夫について、ウクライナ東部バフムート近郊で戦う迫撃砲部隊に加わっていると明かした。5カ月会っていない夫の不在を、サーシャちゃんにはこう説明している。 「お父さんは働いている。軍隊にいて、お金を稼いでいる」 ウクライナ軍による動員は現在無期限で行われており、中断を命じる法令は
しかし、陥落されたことはなかった。 今回注目されているアウディウカの戦いは、ウクライナ軍による2023年6月からの反転攻勢が停止し膠着した10月の初めから、ロシア軍が全力に近い戦力を投入して、大攻勢を始めたものである。 ロシア軍は連日、多くの犠牲者を出しても、次から次へと兵士を送り込み、アウディウカ守備部隊への攻撃を停止することなく、4か月以上も続けた。 そして、弾薬不足もあり、ウクライナ軍アウディウカ守備部隊は2月中旬、約130日の戦いの後、ついに撤退した。 アウディウカの戦いについて今回は、両軍のアウディウカでの4か月を超える戦いを見て(米国戦争研究所資料参照)、ロシア軍とウクライナ軍の戦いそのものについて考察する。 具体的には、両軍の戦術的行動、その狙い、戦術行動の変更とその理由、作戦目標の達成度、撤退作戦と航空支援作戦などについてだ。 1.選挙前にやっと占拠できたロシア軍 アウディ
オレクサンドル・シルスキー大将(右)を新しい総司令官に任命したゼレンスキー大統領(2月10日、ウクライナ大統領府のサイトより) アウディウカは、ロシアが2022年2月24日にウクライナに侵攻して以来、何度も攻撃されてきた。 【図解】両軍の占拠範囲とアウディウカの位置 しかし、陥落されたことはなかった。 今回注目されているアウディウカの戦いは、ウクライナ軍による2023年6月からの反転攻勢が停止し膠着した10月の初めから、ロシア軍が全力に近い戦力を投入して、大攻勢を始めたものである。 ロシア軍は連日、多くの犠牲者を出しても、次から次へと兵士を送り込み、アウディウカ守備部隊への攻撃を停止することなく、4か月以上も続けた。 そして、弾薬不足もあり、ウクライナ軍アウディウカ守備部隊は2月中旬、約130日の戦いの後、ついに撤退した。 アウディウカの戦いについて今回は、両軍のアウディウカでの4か月を超
ロシア軍はアウディーイウカ陥落直後にロボーティネ方面で攻勢を開始したが、DEEP STATEとRYBARの評価は大きく食い違っており、RYBARが主張するロシア軍の前進範囲も視覚的証拠が伴っていないため現地の状況は謎に包まている。 参考:Ореховский участок: переброска подкреплений ВСУ обстановка к исходу 21 февраля 2024 года 参考:Ореховский участок: бои в центре Работино обстановка по состоянию на 13:00 22 февраля 2024 года 参考:Втрати росіян уп’ятеро більші, ніж втрати ЗСУ, – Зеленський RYBARの主張は視覚的証拠が伴わないままどんどん先に進んで
侵攻から2年…戦時下のウクライナからボグダンさん来日「生きて戻って来られるとは思わなかった」支援者に現状伝える 2024年02月22日 この記事の画像(8枚) ウクライナ侵攻から2年。 関西が「もう一つのふるさと」であるウクライナ人・ボグダンさんがウクライナから来日しました。 関西テレビ「newsランナー」では、これまで何度も中継でボグダンさんのお話を聞いてきましたが、侵攻後初めてウクライナを出て、日本を訪れたのです。 戦争が日常になったウクライナから、平和な日本へ。なじみのある大阪の神社を訪れた時、思わずあふれたものとは…。 ■“もう一つのふるさと” 5年ぶりの大阪 ウクライナからポーランドを経由して、5年ぶりに大阪にやってきたボグダン・パルホメンコさん(38歳)。 【記者】「ようやく会えました」 【ボグダン・パルホメンコさん】「2年ぶり、というか初めてですね」 【記者】「疲れてないです
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