■寄稿・星野智幸さん 作家 このエッセーは、朝日新聞の編集委員から、安倍晋三元首相が亡くなって2年というテーマでインタビューの依頼を受けたことから始まった。2013年に私がこの欄に寄稿した「『宗教国家…

【ハリス対トランプ:ガザにとって悪いのはどっち❓】 - アメリカ大統領選挙は、 イスラエルの大量虐殺に武器を提供したボスを持つ「パレスチナに甘い」民主党員と、 戦争を好まない露骨な親イスラエル派共和党員の 争いとなっている。- by Stasa Salacanin 2024.08.21 (Photo Credit: The Cradle) 過去の #アメリカ選挙 では、外交問題が決定的な要因になることはほとんどなかったが、#ガザ での戦争は、特に一票一票が重要な拮抗したレースにおいて、一方の候補に有利にバランスを変えるかもしれない。 自称 #シオニスト のジョー・バイデン大統領のイスラエルに対する揺るぎない支持は、彼の人気低下の一因となり、民主党の進歩派と中道派の間の溝を広げている。 このため、若い有権者、アラブ系およびイスラム系コミュニティ、多くの進歩派など、重要な支持基盤を失うことにな
この記事の写真をすべて見る 「キャンセル・カルチャー」という言葉を知っているだろうか? 著名人の発言を問題にして、不買運動を起こしたり、番組から降板させたり、講演会を中止させようとするなどの動きを指す言葉で、近年の欧米で頻繁に使われるようになったものだ。 『歴史なき時代に』(朝日新書)などを刊行し、世論に忖度しない発言で注目を集める歴史学者・與那覇潤氏が、自身がキャンセルされた近日の体験を踏まえて、流行の背景にあるネット社会の病理を分析する。 * * * ■「社会的制裁」との違いとは ひょんなことから話題のキャンセル・カルチャーなるものを、私も体験することになった。 「話題の」といっても、日本の一般の読者にとってはまだ耳馴染(なじ)みの薄い用語かもしれない。主に英米圏で燃え盛っている、「政治的に正しくない」と認定された言論や表現(たとえば人種差別的だとされたものなど)を追放して、人々の
今月はTVなど人目を惹く業界でも、SNSでの失言で仕事をなくす例が続き、「キャンセルカルチャーの猛威」がようやく国民の肌感覚になったようだ。3年前から議論を提起していたこの問題の第一人者としては、実に感慨をもよおす夏であった。 そうはいっても因果なもので、もともと歴史学者をしていると、オンラインでの近日の流行に見えるキャンカルにもまた、過去から続く人類史の暗い伏流が流れていることに気づいてしまう。 立花隆『日本共産党の研究』(連載1976〜77年。ヘッダーも同書より)といえば、連載当時の政治情勢まで動かした戦後ジャーナリズムの名著である。別の理由で読んでいた折に、まさにいまの日本を捉える上でぴったりの叙述を見つけた。 戦前の一次史料の引用は、カナをひらがなに改めて、以下に写すと―― 「以上の手厳しい査問の結果〔、〕小畑は自分が政治的水準が低いのと能力がない為め〔、〕客観的には自分が従来やつ
立花隆の『信長と弥助』書評経済学者による的外れな「総括」では、ロックリーを擁護するために立花隆を「権威」として持ち出している。 【新着記事です♪】 アサクリ・弥助炎上事件――正義とキャンセルカルチャー/田中辰雄 - SYNODOS - https://t.co/vebq0zQKKe — SYNODOS & シノドス英会話 (@synodos) August 20, 2024 ちなみに炎上以前、この本は立花隆氏が「歴史の見方が変わる」として絶賛したとされる。史実と推測をわからないように混ぜて書いて日本に黒人奴隷制があったと主張する本を、あの立花隆氏が絶賛することはありえないだろう。ロックリー氏の本のイメージは炎上時にネットが作り出したものと考えたほうが良い。 👇が立花隆が絶賛したとされる書評だが、「絶賛」というのは大袈裟で、しかもロックリーのWikipedia編集に引っ掛かっていたことも見
ライブハウスのフロアに油をまいて火を付けたバンドがいたと、共演した別のバンドがX上で投稿して、引火の危険があったと訴えている。 この当事者とされるバンドは、火を付けたことについては、SNS上でまだ説明していない模様だ。ライブハウスは、警察から電話が来たことは認めたものの、「詳しいことは分からない」と取材に話した。 共演バンド「引火のおそれも多大にある状況でした」 投稿したのは、4人組のバンド「LYL」で、2024年8月25日の夜に東京・三軒茶屋にあるライブハウス「ヘヴンスドア」であったことだと同日中にX上で投稿した。 そこでは、「予告や警告なく、フロアに油を撒いて火をつけた演者さんがいらっしゃいました」と切り出した。LYLでは、ドラム機材(150万円相当)をセミハードケースに入れてフロアに置いていたが、防火のカバーなども用意がないまま、「引火のおそれも多大にある状況でした」と報告した。 こ
都内にあるライブハウスで開催されたライブで、演者の1人がフロアに油を撒いて火をつけるという事態が発生。これを受け、イベントに出演していたガールズバンド「LYL」の公式Xが、今後同ライブハウスにバンドとして機材を持ち込んでの演奏は見合わせると発表しました。 ガールズバンド「LYL」(画像はLYL公式Instagramから) 「普段はおしりを振り回したり二プレスを流行らせたり女装したり踊りを踊ったりしているだけの愉快なバンド」だというLYLは、8月26日に【お詫びとお知らせ】と題した文書画像をXに投稿し、東京・三軒茶屋のライブハウス「HEAVEN'S DOOR」で8月25日に開催されたライブイベントについて言及しました。 アンチフェミニズム、ゲンドウミサイルら4バンドとともにイベントに出演したLYLの説明によると、共演した他バンドの演者が「予告や警告なく、フロアに油を撒いて火をつけた」とのこと
残虐な人体実験を繰り返したことで知られる、日本軍の関東軍防疫給水部本部。「731部隊」として有名なこの部隊は、国際法に違反する「細菌兵器」の研究開発を目的としていた。その一部は日中戦争の戦場で実際に使用されたが、実は敵軍だけでなく日本兵にも被害が及んだという…。知られざる中国大陸の実情を、新刊『後期日中戦争』から一部編集のうえ紹介する。 兵士を苦しめたコレラ菌 酷暑に苦しめられていた第三師団通信隊では、新たな事態が起きていた。 (休息中――引用者注)歌の上手な近藤君が、陽気に「誰か故郷を想わざる」を美声で唱う。(引用者略) 突然、近藤君の顔色が変わり、皆が心配して聞くと「下痢また下痢でズボンを履く暇もない」という。早速、軍医に診せるとコレラと診断、直ぐ入院させることになった。私たちは、近藤君がそんな恐ろしい病気に罹っているとも知らず、一緒に食事をしていたのだ。私が近くの民家へ馬糧を探しに行
2024/08/19 WHOは2024年8月14日、コンゴを初めアフリカで発生が増加しているエムポックスに対して「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言した。2022年に西アフリカに常在するエムポックスの感染拡大の際に出された緊急事態宣言に次ぐ二回目になる。( 本連載150,152) エムポックスウイルスは2つのクレード(系統群)に分けられている。2022年の発生は西アフリカに常在するクレードIIで、致死率はクレードIより低く1%以下である。クレードIは中央アフリカに常在するウイルスで、1970年に最初の患者がコンゴで見つかっていた。致死率は13%に達したことがある。現在のコンゴの発生では、成人で約5%、小児で10%の致死率が報告されている。 今回発生しているウイルスは、クレードIの変異株でクレードIbと名付けられている。クレードIbは2023年9月、コンゴで見つかっ
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