夏の参院選の前哨戦となる衆院大阪12区、沖縄3区の両補欠選挙(21日投開票)は20日、最終盤を迎えた。 学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(66)と妻諄子氏(62)が安倍晋三首相(64)の大阪12区の自民党新人候補の街頭での応援演説に姿を見せ、“籠池砲”をさく裂させた。 安倍首相の同選挙区内での3カ所目となった京阪電鉄寝屋川市駅前での街頭演説。街宣車の上に立った安倍首相からバス停を挟んで約20メートルの距離で、籠池夫妻は演説を聞いた。 安倍首相がアベノミクスの成果を強調すると、諄子氏は「ウソや~」と何度も大声を張り上げた。 「あと10日ほどで新しい時代、令和が始まる」と安倍首相が聴衆に訴えると、籠池氏は大きく首を振り、厳しい表情を見せた。籠池氏の周辺には「森友問題」を追及する旗を持った人も集まった。 演説が終了後、籠池氏は報道陣の取材に応じて「令和? あれはやっぱり『命令』の『令』なん