裁判官 寝坊で審判開けず…書記官「別の裁判が長引いて」とウソ 名古屋家裁岡崎支部(愛知県岡崎市)の男性裁判官が23日の家事審判に寝坊して現れず、期日が取り消されていたことが25日、分かった。担当の男性書記官も、審判に集まった当事者や代理人弁護士に「別の裁判が長引いている」とうその理由を説明した。家裁は事実関係を調査した上で処分するかどうかを検討する。 家裁総務課によると、岡崎支部の佐川真也裁判官(31)が23日午前10時から開かれるはずだった親族間のトラブルに関する審判に寝坊した。裁判官が来ない間、書記官は、裁判官と連絡が取れていないにもかかわらず、双方の弁護士と当事者の男性計3人に「別の裁判が長引いて遅れているので、もう少し待って」と説明。書記官は約30分後には「裁判官が来られなくなった」として、その日の期日を取り消し、次回の日程などを調整した。 不審に思った弁護士が事務所へ戻った