アメリカとNATOアングロサクソン互助クラブが、銀行間取引システム「SWIFT」からロシアを排除したことでBRICSを中心としたグローバルサウスが「脱ドル化」を始めた。 前回記事で示したMMT派マイケル・ハドソン教授の主張通り、米欧はこの対露制裁によって自らの首を絞める結果に陥っている。 本記事は「MMT派ハドソン教授 -ドル覇権の終焉」シリーズの第二回目となる。 4月、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、地方行政に外国の決済システムの使用を段階的に中止するよう要請した。 ウクライナ紛争を巡る米国、EU、およびその同盟国によるロシアの金融セクターを対象とした制裁を引き合いに出し、インドネシアは地政学的混乱から身を守る必要があるためとのことだった。 https://geopoliticaleconomy.com/2023/04/06/dedollarization-china-russi