[10日 ロイター] - 米マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏が率いる特許使用許諾会社インターバル・ライセンシングが、AOL、アップル、グーグル、ヤフーの米IT大手4社を相手取って起こしていた特許侵害訴訟で、連邦高裁は10日、争われた特許のうち1件について地裁が誤って侵害がないと認定したとして、審理を差し戻した。 この特許はネットサーフィンやネットショッピングでたびたび表示されるポップアップ画面に関係したもの。高裁は2013年の地裁判決でペックマン判事がこの特許に関し「誤った」解釈をしたと指摘した。一方で、高裁のチェン判事はペックマン判事と同様、この特許ともう1件についての原告の一部の主張に関しては曖昧過ぎるとして認めなかった。 インターバル・ライセンシングは、アレン氏が出資したシリコンバレーの研究機関インターバル・リサーチ・コーポレーション(00年に閉鎖)の特許使用許諾部門。10