3. Oracle RACアーキテクチャ Oracle RACは、共有ディスク有りのActive-Active型クラスタリング構成となります。共有ディスク有りとは、複数のサーバで1つのディスクを共有しデータベースファイルを配置する構成です。Active-Activeは、Webサーバを複数台並べて、ロードバランサで負荷分散を行うのと同じ構成です。複数サーバを並べることにより「パフォーマンス」と「障害復旧性」の向上を図ります。 Webサーバは基本的にステートレスで、状態(データ)を保持しないので、複数台並べやすいのですが、データベースの場合はそう簡単にはいきません。データを管理しますので、「データの同期化」を行う必要があります。 この「データの同期化」が重要なポイントとなります。複雑なアーキテクチャとなりますが、データベース3大原則「パフォーマンス」「データの一貫性」「障害復旧性」を考えれば、