このスライドはSlidevで作られており、以下のレポジトリで公開しています https://github.com/riya-amemiya/amemiya_riya_slide_data/tree/main/frontend_conf_tokyo_2025

ミラティブでソフトウェアエンジニアをしている @8beeeaaat です。 去る2025/9/6に札幌で開催されたフロントエンドカンファレンス北海道2025 にて発表した内容を再構成して公開します! Dateに代わる新たな日時表現・操作APIとしてECMAScript標準化を目指し、2017年にプロポーザルが投稿された Temporal。ついに仕様策定も大詰めとなり、Firefox 139での正式実装リリースを始め、各ブラウザ・JSエンジンへの実装も進められています。 ミラティブでは2022年よりPolyfillを導入して社内業務管理機能を中心に導入を進めてきました。本記事では3年間の業務利用の中で培った業務で利用できるノウハウを共有します! 採用決定の現場 Date型の課題 次世代時刻標準 Temporal 主な特徴 Polyfillによる利用 今日から始めるTemporal移行 Dat
2025-09-04 / Cloudflare Workers Tech Talks in Hokkaido #1
OffscreenCanvas(オフスクリーンキャンバス)はWeb Workers(ウェブワーカー)を使用してWorkerスレッドで描画処理を行える機能です。負荷の高い描画処理をWorkerスレッドに移動することで、メインスレッドの負担が軽くなり、余裕ができます。これによりメインスレッドでスムーズなユーザー操作を実現できるようになり、ユーザー体験の向上が期待できます。本記事ではOffscreenCanvasについて機能と使い方を解説します。 ▲ OffscreenCanvasを使用したデモ。OffscreenCanvasを使用すると、Canvasへの描画負荷が高い場合でもスムーズなユーザー操作とCSSアニメーションの再生を実現できる JavaScriptでマルチスレッドに処理を実行できるWeb Workers OffscreenCanvasの説明の前に、まずはWeb Workersについて
は?なんだこれバグか? ということで、配列に対してできるだけ正確な足し算ができるメソッドMath.sumPreciseが提案されています。 現在の進捗状況は、ステージは3であり仕様は確定しています。 Firefoxは2025/04/01リリースのFirefox 137で対応済です。 Safariはドキュメントでは2025/03/31リリースの18.4で対応したって言ってるんだけどCan I useやMDNでは未対応ってなっていてよくわかりません。 なんにしろmergeはされているのでそのうち動くと思います。 Chromeは実装すらもまだです。 やっぱ金にならんことには遅いなChrome。 ということで以下は該当のProposal、Math.sumPreciseの紹介です。 Math.sumPrecise 複数の値を合計するメソッドを追加する提案。 Status このproposalはTC3
ESLint v9.26.0 から MCP サーバーとして実行できるようになりました。この機能により LLM(大規模言語モデル)は ESLint のルールを使用してコードを修正することができるようになります。 ESLint v9.26.0 から、ESLint を[MCP(Model Context Protocol](feat: Add MCP server by nzakas · Pull Request #19592 · eslint/eslint) サーバーとして実行できるようになりました。この機能により LLM(大規模言語モデル)は ESLint のルールを使用してコードを修正できるようになります。 ESLint を MCP サーバーとして実行する MCP サーバーとして ESLint を実行するには、--mcp オプションを使用します。 npx eslint --mcp このコマ
Most of the comments in this semicolons in JS exchange make me sad. The code in question: clearMenus() !isActive && $parent.toggleClass('open') relies on Automatic Semicolon Insertion (ASI) and so cannot be minified except by parsing fully (including ASI), observing the significance of the newline after clearMenus(), and inserting a semicolon when stripping that newline. Some argue that JSMin has
こんにちは、booost technologiesバックエンドエンジニアのma_meです。 直近の業務でフロントエンドのタイムゾーンで苦しめられていた中、JSの日付処理を劇的に改善するTemporalの明るい進捗ニュースが飛び込んできて、大変喜んでいます。 今回はそんなTemporalの明るいニュースをお伝えしたいと思います。 記事の概要まとめ Temporalの包括的なドキュメントがMDNに追加された Firefox Nightlyにも実装されはじめた 嬉しいニュース JavaScript Temporal is coming | MDN Blog Temporal って何? そもそもTemporalについての説明です。 JSの日付APIは選択肢が殆ど無いうえ、あまり機能が充実しておらず、フロントエンドで日付を扱う際にはライブラリが必須な状況でした。 ライブラリも一筋縄ではなかなかいかず
目次 はじめに 想定読者 TL;DR Honoとは Trends Honoを使ってみた Next.jsとの比較 ユースケース 所感 まとめ はじめに こんにちは、「拳で」 と申します! NRI OpenStandia Advent Calendar 2024の9日目は 【時代はHono🔥!?】今さらながらNext.js App RouterユーザがHonoを調べてみた というタイトルでお送りいたします! 最近Honoについての記事や情報をよく見かけるようになり、全く調べたり触ったりしたことがなかったのでこの機会に調べてみました。 Next.js App Routerを使って、3案件ほどこなしたことがあるのでNext.jsユーザ目線で調べて思ったことなども書きました。 想定読者 この記事は以下のような方を想定して書いています。 Honoのこと、全然知らないけど概要を知りたい Honoの20
Temporal についておさらい Temporal は新しく JavaScript の仕様として提案されている「日時を操作するための新しいグローバルオブジェクト」です。現在は Stage3 のプロポーザルとして細かい API などの形が協議されています。 Temporal は既存の Date オブジェクトにある次のような課題を解決するべく提案されました。 ユーザーの現地時間と UTC 以外のタイムゾーンはサポートされない パーサーの動作の信頼性が低い 日付オブジェクトが何を指しているのかわかりづらい サマータイム動作が不安定 日時計算の API が扱いにくい 非グレゴリオ暦がサポートされていない Temporal ではこれらの問題に対して以下のような機能を追加することで解決しようとしています。 Wall-Clock Time と Exact Time の明確な分離 タイムゾーンとカレンダ
Kyoto.なんか #6 で発表しました. speakerdeck.com 以下はその補足情報など. 仕様書中の出現頻度 null と undefined がそれぞれの仕様でどの程度使われているのかは, 仕様書中の出現頻度を見るだけでもある程度わかりりそうです. ということで ECMAScript 2024 と WHATWG の標準 (2024-09-07 時点) のうちいくつかの仕様書の中での出現頻度を見てみましょう. Spec #null #undefined ES2024 300 939 DOM 368 120 Fetch 276 10 HTML 1778 275 URL 98 9 見ての通り, 顕著に登場頻度に差があることがわかりますね. なお上記の null の出現数には WebIDL の nullable (T?) を含めていないため, Web 標準における実際の null の
主要なJavaScriptエンジンのTest262を毎日実行して結果を載せているtest262.fyiというサイトがあります。 (Test262とは最新のECMAScriptを実装できているかどうかのテストです。) このサイトの、2024/6/5現在の実装率ランキングはこちらです。 test262.fyiの画面キャプチャ(2024/6/5) V8(ChromeやNode.js、Deno等)、JavaScriptCore(SafariやBun等)、SpiderMonkey(Firefox等)という、大手エンジンとほぼ横並びで4位に食い込んでいるBoaとは何者でしょうか。 Boaは公式曰く『Rustで書かれた実験的なJavascriptのレキサー、パーサー、コンパイラー』です。これだけ揃えば、JavaScriptエンジンと言って差し支えないと思います。RustアプリケーションにJavaScri
2024.03.15 福岡フロントエンド勉強会 #1
AWS、高速起動にこだわった軽量なJavaScriptランタイム「LLRT」(Low Latency Runtime)をオープンソースで公開。AWS Lambdaでの利用にフォーカス Amazon Web Services(AWS)は、実験的な実装としてサーバレス環境のAWS Lambdaで使うことにフォーカスした軽量なJavaScriptランタイム「LLRT」(Low Latency Runtime)をオープンソースで公開しました。 LLRTはRustで開発され、JavaScriptエンジンにはQuickJSを採用しています。 LLRTの最大の特徴は、現在のJavaScriptランタイムにおいて性能向上のために搭載されているJITコンパイラをあえて搭載せず、よりシンプルで軽量なランタイムとして実装することで高速に起動することにこだわっている点です。 これにより(Node.jsやDenoや
ASTをみてみよう この不思議な現象を調査するために、AST(Abstract Syntax Tree: 抽象構文木)の状態を見てみることにしました。ASTはソースコードを構文解析した結果をツリー構造にしたもので、AST Explorerを使うと簡単に見ることができます。 ({}) + "" のAST ({}) + "" のASTをみると、ひとつの ExpressionStatement となっているのがわかります。ExpressionStatement の leftは ObjectExpression 、 operator は + 、rightは Literal となっていて、たしかに Object と String の足し算になっています。これなら確かに"[object Object]" が返ってくるでしょう。 {} + ""のAST しかし、{} + "" のASTをみると、Bloc
.app 1 .dev 1 #11WeeksOfAndroid 13 #11WeeksOfAndroid Android TV 1 #Android11 3 #DevFest16 1 #DevFest17 1 #DevFest18 1 #DevFest19 1 #DevFest20 1 #DevFest21 1 #DevFest22 1 #DevFest23 1 #hack4jp 3 11 weeks of Android 2 A MESSAGE FROM OUR CEO 1 A/B Testing 1 A4A 4 Accelerator 6 Accessibility 1 accuracy 1 Actions on Google 16 Activation Atlas 1 address validation API 1 Addy Osmani 1 ADK 2 AdMob 32 Ads
サーバサイドのJavaScriptランタイム「WinterJS」登場。Rustで書かれ、WebAssembyにコンパイル可能なService Workerサーバ WebAssemblyランタイム「Wasmer」の開発元として知られているWasmer社は、新しいサーバサイドのJavaScriptランタイム「WinterJS」を発表しました。 Announcing WinterJS: a blazing-fast Javascript Service Workers server written in Rust powered by SpiderMonkey ❄️https://t.co/kX7jjJj6qv — Wasmer (@wasmerio) October 27, 2023 WinterJSはRustで書かれた高速なService Workerサーバであり、オープンソースとして公開さ
はじめに Scala.jsというプロジェクトがあります。 Scalaで書いたプログラムをJavaScriptに変換する、とてもクールなツールです。 ただ、もちろん言語自体が違うため、完全なマッピングが可能な訳ではありません。ベストエフォートでセマンティクスを維持したままJavaScriptに変換しますが、いくつか対応付けが困難なケースがあります。 その中でも特にScalaの Future をJavaScript上でどのように表現するか? という点に関しては、JavaScriptの深みを知れるとても良い題材だと思ったので、まとめてみようと思います。 ※ 一応Scala.jsをネタに出してますが、Scalaを知らなくても理解できるように書いたつもりです。 ScalaのFuture Scalaには並列処理を行うためのデータ型として Future があります。 Future は、ある時点において利
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