相場英雄(あいば・ひでお)氏のプロフィール 1967年新潟県生まれ。1989年時事通信社入社、経済速報メディアの編集に携わったあと、1995年から日銀金融記者クラブで外為、金利、デリバティブ問題などを担当。その後兜記者クラブで外資系金融機関、株式市況を担当。2005年、『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞、作家デビュー。2006年末に同社退社、執筆活動に。著書に『偽装通貨』(東京書籍)、『偽計 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎』(双葉社)、『震える牛』(小学館)などのほか、漫画原作『フラグマン』(小学館ビッグコミックオリジナル増刊)連載。ブログ:「相場英雄の酩酊日記」、Twitterアカウント:@aibahideo 今月初旬、新作漫画の取材のため、私は北海道を自家用車で走り回った。ウマい食べ物や広大な自然を満喫する中、1つだけ強烈な違和感にとらわれた
今から10年前、「メアド教えて」といったら、ドコモのiモードやauのezwebといった携帯電話会社(キャリア)のメールアドレスを尋ねることだった。これら通信キャリアが提供するメールサービス、キャリアメールはケータイメールとも呼ばれ、“ケータイ”の普及とともに急速に広がった。日本ではPCよりも先にケータイが1人1台のネット端末になったことや、海外に比べてショートメッセージサービス(SMS)の使い勝手が悪かったこともあり、キャリアメールは人々の生活に欠かせないコミュニケーションインフラになったのだ。 そのキャリアメールが、衰退し、死につつある。 若年層を中心にキャリアメールの利用頻度は下がりつつあり、パーソナルコミュニケーションツールの「王座」から追い落とされかけている。キャリアメールの存在感がなくなりつつあるのだ。 「あけおめメール」はどこへ行った? 「わざわざメールサーバーを増強したのに、
先日、某海外端末メーカー幹部と立ち話をする機会があった。 春から夏商戦の展望について質問したところ、「うちには金がない。金があるところがうらやましい」と、ぼやき始めた。 日本市場に参入し、ある程度の成功を収めているメーカであるが、本国からのプレッシャーは相当厳しい。日本で海外メーカーと言えば、アップルとサムスン電子が強いが、彼らに追いつき、追い越さなければ後がない。しかし、現状は苦しい立場に置かれている。 日本でシェアを伸ばす海外メーカーのスマホ ここ数年、日本市場でも海外メーカーのシェアが上がってきた。IDCの調査では、既に国内市場においても、アップルがシェア第1位になったというし、NTTドコモのバックアップを受けて、サムスン電子「GALAXYシリーズ」のシェアも上がっている。かつて、サムスン電子は、ボーダフォンやソフトバンクを主力に端末提供をしていたが、iPhoneを前に散々な扱いを受
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