今年のお盆休みは友人と旅行に行ったり、ボルダリングの体験をさせてもらったりしていて、ブログの更新が疎かになっていました。...
大学時代の知り合いが死んだ。自ら命を…らしい。冷たい言い方になるが、死にたい奴は死んでしまえばいいと俺は思う。皆、お前に同情しているように見えるかもしれないが、いい大人の俺たちはポーズをとってお互いの顔色とスタンスを伺うことだけはうまくなっていて、今だってお騒がせで馬鹿なお前とどう対峙すれば楽か考えているだけだ。皆明日になったらお前のことなんて忘れて保育園に子供預けて仕事して普通に生活するよ。だからお前も俺らのことなんて忘れて勝手に死にやがれ。 何に絶望した?自分の未来か、思うようにならない現実に対してか?絶望するほど希望が溢れているように見えたか?お前の周りのものは。世の中は、人生はクソゲーだって言ったよな。クソに絶望して死んだお前はクソ以下だ。自ら死んだってだけで、お前との記憶が「なんだかいいフィルター」を透かして見えてしまう。自分だけを殺したと思っていないよな。こうやって俺の記憶も壊
87歳という高齢になるまで例えば糸井重里氏との対話など、批評家として時代を見つめていた活力もこの方らしかったように思いますが、その一方で、静かな亡くなり方にも吉本さんらしさを感じます。エネルギッシュな言葉の奔流が暖かな余韻を残す一方で、ふっと立ち去るような訃報が不思議にバランスしているように思うのです。 バランスという意味では、60年近い間、厳しい発言を続けると同時に、言葉への責任感を忘れない方でした。吉本さんの言葉はこれからも日本の「戦後」の記録として古びることはないと思いますが、その説得力も責任感ゆえだと思います。 古びないということでは、私は吉本さんの再評価というのは必要だと思います。漠然と学生運動や左翼運動の理論的支柱だったというようなイメージで、冷戦型の対立が消えたのと同じように、吉本さんの思想も時代遅れになっていったと社会的には思われています。批評家の吉本隆明というより「よしも
俺が公園に着いた時には、もう慎重派の人々が集まってきていた。 俺は神さんを探した。神さんは、慎重派の代表者の人と喋っている。俺はあたりを見回して、黒さんと前さんを探したが見当たらない。黒さんがいないのは分かるが、前さんはこの前のデモの時にもいなかった。少し気になったが、いつものように酒でも飲んでいるのだろうと思った。 そのとき、代表者がそろそろ出かけようと言った。しかし全員で行っても仕方がないということで、この集まった中から代表者と数人が都庁に行くことになった。神さんはその一人に選ばれた。その他にはあと四人が選ばれた。 俺は都庁までついて行って良いか聞いてみた。神さんが代表者に何か言っている。OKが出た。俺を含めて、七人が都庁に行くこととなった。 俺は都庁へ行くのは初めてだった。テレビでは何度か見ていたが、実物を見るのは初めてである。俺たちは約束の時間より少し前に都庁に着いた。 代表者が受
元白夜書房の編集者・末井昭さんが、ぐるぐる考えながら書いてきた連載『自殺』が本になりました。これまで連載を読んでくださり、本当にありがとうございました。今回は、書籍版『自殺』のまえがきをお届けします。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください(編集部)。 二〇〇九年に朝日新聞のインタビューを受けました。テーマは「自殺防止」でした。僕の母親が自殺していて、そのことを書いたり喋ったりしているので依頼されたのだと思います。そして、二〇〇九年一〇月八日の朝日新聞に次のような記事が載りました。 今年は、自殺者が過去最悪ペースだそうです。見つかっていない人なんかも含めれば、もっと多いはずです。ゆゆしき問題ですよね。 僕の母親は、僕が小学校に上がったばかりのころ、自殺しました。隣の家の10歳下の青年とダイナマイト心中したんです。僕の故郷は、岡山県のバスも通らない田舎の村で、近くに鉱山があって、ダイナマイトは割
『あの人は英語が喋れて羨ましいなー。』 という言葉が、あまりしっくりこない。 『あの人は英語が喋れて羨ましいなー。自分は日本語しか喋れないからなー。』 という言葉も、やっぱりしっくりこない。 日本語が喋れると思ってる人でも『囂しい』という日本語が読めなかったりする。 この状態を日本語が喋れると呼んでもよいのだろうか? 勿論、ある人が言う『英語が喋れる』という状態が 『英語力のレベルがある一定水準以上の人』を指していることはわかる。 だけど 『あの人は英語が喋れて羨ましいなー。』 というレッテルは、まるでこの世の中に 『英語が喋れる人』と『英語が喋れない人』の 2種類だけが存在するかのような印象を生み出すことがある。 また、こういったレッテルが 『英語が喋れる状態』と『英語が喋れない状態』の 中間に存在する状態を我々の印象から消し去り 英語のCDを聞き流すだけである日突然英語がペラペラになる
18年5ヶ月続いた(日本ペット番組史上最長寿)『ポチたま』(テレビ東京・BSジャパン)で、まさお君&だいすけ君&まさはる君と全国を旅していた《犬の達人》《ドッグトレーナー》《防災士》《2児のパパ》である【松本秀樹】のブログ。 29日の夜中、だいすけの様子が変だったので、救急病院へ駆け込みレントゲンを撮ったところ胃捻転を起こしており、緊急手術をする事になりました。手術は成功したのですが、術後に容体が悪化し、29日・9時10分、だいすけが天使になりました。 先代の父親・まさお君から二代目・旅犬のバトンを受け取ってから早いもので5年半。 偉大な父親「お馬鹿でおもしろいまさお君」のイメージから「キュートで素直なだいすけ君」へ。 「だいすけ君って、まさお君よりいい子だよね」って言われる事が誇らしかった。 食いしん坊で、無邪気で素直、世界中の人と犬は自分の事を好きだと信じているとこ、仔犬に優しく、牛に
京都大学准教授 中野剛志 TPPとは、農業や工業の関税の完全な撤廃のみならず、金融、労働、環境、衛生など広範囲にわたって、外国企業の参入障壁の撤廃を目指す国際協定です。現在、九カ国が参加して交渉中であり、日本はこの交渉への参加を検討しています。 しかし、このTPPの交渉に参加することは、一般に思われているよりもずっと危険なことなのです。 現に、宮崎県の畜産農家の中には、口蹄疫の被害の後、畜産を再開しようとしたけれど、TPPの問題が持ち上がったのでやめてしまったところがあるそうです。 TPPへの参加のみならず、TPP交渉への参加を検討していることだけでも、被災した農家に不安を与え、復興の妨げになっています。野田内閣は復興を最優先課題としていましたが、そうであるなら、TPP交渉参加の検討も中止すべきではないでしょうか。 第二に、TPPは、日本にとって何のメリットもありません。TPPへの参加
時間ねぇーっていうバナー画像を貼っている人にも アニメを観る時間はあるんだよ。 奇跡も、魔法も、あるんだよ。 どうも忙しさというのは 心理的な状況を指し示すことがほとんどのようだ。 僕らはみんな平等に1日24時間与えられる。 大抵の人は2つのことを同時に考えることが出来ないので この24時間の枠に『やること』を パズルのように当てはめていくしかない。 予定がブッキングしてうまく当てはまらない場合には 『やること』の重要度や〆切を考慮して 誰か他の人にお願いしたり 機械にお願いしたり 食事の時間を減らしてみたり 睡眠の時間を減らしてみたり 明日以降に持ち越してみたり 時間枠を1時間単位から30分単位に変えてみたり いろいろやり繰りしてみる。 『忙しい!忙しい!』って言っている人の90%は こういった時間のパズルに取りかかろうにも 頭の中がごちゃごちゃしている! とにかくテンパっている! とい
言葉にしなかった恋は やがて跡形もなく揮発する。 君を好きだった理由なんて 僕はもう半分も憶えていないけど ただ何かの痕跡だけが 火傷のように心臓を焦がし続ける。
水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」Powered by Ameba 水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」Powered by Ameba 今から10年くらい前に、どう生きたら幸せなのかをかなり真剣に考えたことがありまして、 その結果 「面白そうな企画を何の制約もつけずに始めて、お金のことを後から考える」 これが理想の生き方なのではないかと思いました。 そしてこの考え方からたくさんの企画が生まれました。 【バーテンダーお好み焼き屋台】 これは、僕が大学3年のときに思いついた企画なのですが、お好み焼きは具を全部かき混ぜてから作るのを見て、お好み焼きの具をシェーカーに入れてバーテンダーのようにカッコ良く振って、鉄板の上でお好み焼きを焼いたら面白いのではないかと考えたのです。 ただ、「バー」という設定だと分かりづらかったので、「ディスコ」ということにして 焼いているときに「踊る」というパ
コラム 【セルジオ越後コラム】サッカーは数字でするものじゃない Tweet 2011年10月13日10:45 Category:コラムセルジオ越後 日本代表がタジキスタンに8−0で勝利した。率直に言って、とんでもないレベルの相手だった。これほどコメントのしにくい試合もなかなかない。キャプテンの長谷部もこの試合は参考にならない、というような主旨の発言をしていたけど、それがすべてを物語っているんじゃないかな。 未知数とされていた謎の相手が、蓋を開けてみればア然とするほどの弱さだった。シリアの代わりだったわけだが、W杯3次予選のレベルではないね。強い国と弱い国の差が激しいという、アジアの現状を改めて思い知らされた。日本の選手たちは飽きずに最後までよく戦ったよ。あの相手なら、高校サッカーの強豪校でも勝てたのではないかと思ってしまう。 さて、文字通り圧倒した試合の中で、ザッケローニ監督はなぜ懸案事項
北鎌倉にあるお寺へ墓参りに行った。妻と母と一緒に。父が死んで二十年。前日の台風が残していった風にあおられて線香に火をつけるのに苦戦しながら、この煙で燻され、ゾンビ化した父が墓から這い出てきたら…というどうでもいいことに想像力を浪費していると、家族連れだろうか、イーチ、ニー、サーンとどこからか子供たちの声。その声は僕に父との風呂を思い出させた。 父は僕と弟を湯船につからせるとゆっくり百まで数えさせた。父の風呂は本当に、本当にあつかった。僕らは大人の熱さに、数えるのを速めたり、数字を飛ばしたり、胸までお湯から出したりして対抗した。そのあとには恐怖の「10やりなおし」がいつも飛んできて、僕らが湯船から出るときには百をゆうに越える数を数えさせられていてゆでダコのように赤くなっていた。二匹のゆでダコの指先はふやけてしまっていて僕ははやく大人になって一人で風呂にはいる権利がほしいとそのふにゃふにゃの指
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く