私たちの生活をさらに便利にしてくれる「お手伝いロボット」が広まろうとしている。開発したのは世界が注目する日本の人工知能ベンチャー。自ら学習を続けるAIを搭載したロボットで、住空間を一変させようとしている。一方、医療の世界でもAIを活用した前代未聞のプロジェクトが始まった。下半身不随になった患者に特殊な装置を埋め込み、そこに電気信号を送ることで、再び歩けるようにするという。AIがそれぞれの人間に最適化するよう学び続け、よりスムーズな動きを目指す。進化するAIは私たちの生活をどこまで便利に、豊かにできるのか...。 家庭用のAIロボット「カチャカ」。食器や本など家庭内のあらゆるモノを運んでくれる「お手伝いロボット」だ。一見、指示通りに動く電動ワゴンのようだが、実は日本製の高度なAI技術が詰め込まれている。カメラやセンサーで自分が室内のどこにいるのか推定。歩いている人や扉の開閉、床に落ちている物